東京大学 工学部(教養学部理科I類) 推薦入試 合格

須田隆太朗さん 広尾学園高校出身

プレアデスの本科受講生として通塾していただき、見事に東大推薦入試の合格を勝ち取った須田隆太朗さん(写真左)と、須田さんの授業を担当した関口雅子講師(写真右)に、プレアデスでの学習や受験を終えた現時点での心境などについて、思ったこと、感じたことを率直に伺いました。
2017年度東大推薦入試合格者の喜びの声をお届けしたいと思います。
 

東大生による効率的な入試対策で不安を払拭できた!

――合格時の心境はどうでしたか?

須田さん やはり安心しましたね。特にセンター試験直後の時期は、推薦入試の面接が自分の感触としてはうまくいったので、「受かったかも」という思いがある中で、不合格になっている前提で前期日程の対策をするのが精神的に大変でした。「模試でA判定を取った時よりも、センター試験後の方が自分の実力が多少落ちているのでは」という不安を抱えたまま2月に入ってしまったので、推薦入試で合格したとわかって安心しました。

 

――逆に言うと、推薦入試は相当手ごたえがあったのですね?

須田さん 書類選考の時はまだ何とも言えなかったんですけどね。募集要項を見ると、特に理学部は科学オリンピックに出場してないと厳しい雰囲気があったので、僕が志望していた工学部もそれなりのものが求められると感じましたし。
 

プレアデス渋谷のラーニングラボ

――須田さんご自身も数学コンテストに出場されていたそうですが?

須田さん 確かに出場したことがありますが、どちらかというとマイナーなんですよ。世界大会などもなかったので、その点では、募集人数を考えると国際数学オリンピックなどの方が計算能力といった面で実力のある人がいると思います。だから、自分の実績的に見劣りしている分、「何とか頑張って書類を通して面接まで行かなくては。でも、行ければきっと大丈夫だ」と思っていました。担任の先生にも「(須田さんは)面接の方が強いから」と言われていて、「面接勝負なんだな」と思っていました。面接で、思った以上に教授と話せたし、教授も自分の研究をほめてくれたように思ったので、面接が終わった時は「これは合格できるかも」と思いました。

――東大の推薦入試を受験しようと思った理由を教えていただけますか?

須田さん もともと推薦入試の存在は、1年以上前に知っていましたが、実際に学校の先生に相談したのは高3の5月の進路相談の時でした。自分のクラスでは研究活動に力を入れている人も多く、東工大などを推薦入試で受験する人が多かったのですが、先生から「推薦入試の受験希望があるなら頑張って推すから」と言ってもらえたので、「じゃあ推薦もやろうかな」と思ったのがきっかけでした。

――実際に面接を受けた感想はどうでしたか?

須田さん センター試験が終わった後も、面接の良かった記憶がよみがえったのですが、一方で、「でもこれは駄目だったかも」という記憶もよみがえってきて、「ここで駄目だととられたら落とされるかも」とか、「一般入試でも合格しそうだと思われたら落とされるかな」とか、良いイメージと悪いイメージが交互に来て、つらかったです。

――実際に面接ではどのような話をしましたか?

須田さん 初めに、「志望理由を改めて聞かせてください」と言われて、短めに話しました。でも、あとは、基本的には先に質問していただいて、研究のこととか、あとは留学に行ったこととか、その留学のプログラムの中身とか、英語の話とかをしました。

――推薦入試では具体的にどのような高校時代の活動を東大へ伝えましたか?

須田さん 高1・高2でやっていた研究を中心に話しました。当時は推薦入試を特に意識していなかったですね。国際フォーラムなどにも応募したりしていました。それは「推薦入試に使える」というのは3番目くらいの理由で、いちばんの理由は、海外に行けたり、海外でいろんな人たちと交流して、その成果を発表できたりするという点でした。「推薦でも使えるかもね」という感覚です。
 

――研究の内容についてもう少し詳しく教えていただけますか?

須田さん 数学の解析系の研究なのですが、具体的に言うと、日本での携帯電話の普及に関して、1995年くらいから今に至るまでのデータを数理モデルで表して将来を予測しよう、というテーマです。SIRモデルという感染症の拡大を予測する古典的なモデルがあるのですが、それを使いました。その微分方程式を解くときに、大学レベルの知識をうまく使いながらやったりしたところが評価されたっていう感じですかね。そもそも普通は高校で微分方程式までいかないので。教授にも「どこで学んだの?」と聞かれました。

――高校で大学レベルの内容を学ぶのは大変だったのではないですか?

須田さん 高校の現象数理学チームでは顧問の先生がつくのですが、そもそも高1の段階で微積を知らない状態でやるので、いろいろな現象に対して微分方程式を当てはめていくという、専門書に近い感じの本をチームで読みながら、「なんでここ定数分離してるんだろう?」みたいな話をしていました。そもそも「x分の1を積分するとlogになる」みたいなのも知らない状態でやるから、「logが出てきた!」「eの何乗が出てきた!」みたいなことを、行間を先生と一緒に埋めながらやっていました。

――プレアデスに通おうと思ったきっかけを教えていただけますか?

須田さん プレアデスの存在は知っていましたが、実は高3になるまでは「受験について考えないぞ」と決めていました。考える余裕もなかったし、悩んでもどうにもならなかったので。そして、高3の4月になって「いろいろ考えよう」という時期に「東大入試徹底解剖」というイベントがあったことがきっかけでした。ちょうどタイミングもいいから「とりあえずこれに行ってみよう」と思って行ったら、内容が良かったんです。
 
関口講師 戦略面談では、『集団授業だと自分のペースでできなくていやだ』とか言っていました。懐かしいですね。

須田さん たぶん「個別指導がもともと自分の体質に合っていた」というのが一つの決め手だと思います。
 
 

――プレアデスに期待していたことは、やはり個別に相談ができるところでしょうか。

須田さん そうですね。それにプレアデスの持ち味の、大学につながっていった先の勉強を垣間見せてくれるところは楽しそうだなと思いました。関口先生は化学で、最初から「電子を考えるよ」とか「電子の反応のしやすさで反応は進んでいくよ」みたいな話をしてくれました。
 

――実際にプレアデスの指導は自分に合っていましたか?

須田さん 国立の前期入試を受けていないので、判断がちょっと微妙かもしれないですけど、半々ですかね。たとえば国語とかは、問題作成者と同じ目線で、超ベテランの先生の講義で教えてくれる内容と、添削指導込みの1対1の個別指導だと、少し内容が違うと思います。プロの予備校講師は読み方とか論理とかを雑談を交えながら話してくれましたが、添削指導はあまりやってもらえず、自分で解答を見て添削することが多かったです。でも、関口先生の場合は、「ここをこうした方が良いのでは?」など、改善点も含めて全部学べたのが良かったです。だから、僕の場合は夏休みとかは別の塾でも受けていました。そのバランスがよかったと思います。

関口講師 上手く良いところ取りしてくれて良かったです。もっと全体的な現代文の理論を講義してほしいという要望なども言ってくれれば、準備してきたのですが。一般論としては傍線部を解析しましょうとか、それくらいのことは教えましたが、問題文全体の読み方は、私の授業以外で勉強してくれていましたね。

――推薦入試で合格した決め手は何だと思いますか?

須田さん いくつかあるのですが、1つは、研究内容について、レポートに書いてあることはちゃんと自分の力でやっていて、その式の意味とかも理解していること。もう1つは、なぜ東京大学なのか、そして、僕の場合は、東京大学に入ることがゴールじゃなくて、そこから研究者になるっていうルートを想定しているので、目標とか、どうやって大学生活1年間過ごしていきたいかが固まっていたところ。そういったところをちゃんと伝えられたと思いますし、逆に、ちゃんと見てくれたからではないかと思います。

関口講師 やっぱり『東大からの人』を育てたいですからね、東大も。
 

――ありがとうございます。大学に入ってからやりたいことはありますか?

須田さん 工学的な研究を通して、世界の貧困問題や差別や格差などの解決に貢献していきたいです。特に情報工学はいま、社会に研究成果が還元されつつあるところなので、そういうところで自分が関わっていたいと思います。大学での研究領域は情報工学系というのは決まっているのですけど、研究室とかはまだ決まっていない状態です。

――普段の授業でお互いどんな印象を持っていましたか?

関口講師 勉強に対して積極的でしたね。教えられるのを待っているだけじゃなくて、『これはこういうことですよね?』と理解して確かめたり、戦略面談で話していても『これをやるつもりなのですが、どうですか?』と自分で戦略を立てたりしていました。質問も的を射ていましたし。自分からわからないところを的確に聞いてくれるので(講師の立場からすると)嬉しいですね。

須田さん 色々な授業を受けましたが、いい感じにスパルタなところが良かったです。特に問題を解く時間設定はお互いに厳しく「10分でいけるでしょう」という感じでした。今まで受験勉強というのはあまりしたことがなくて、特に試験で点数をとれる勉強の仕方とか時間配分とかは、今までの校内の試験では前から順に解いていけば解き終わることが多かったので、「ここから解いて、ここまで解いたら次に行く」というような受験勉強ならではのテクニック的な戦略を教えていただきました。学校の先生からも言われてはいましたけど、実戦的なものは初めてでした。特に理系科目については時間配分について教えていただき、国語や英語は中身の部分を丁寧に添削指導してもらいました。学校に比べても質という面で良かったと思いますし、添削指導の内容もなぜそうなるのかをその場で一緒に考えられました。
 

――添削指導などを通して、思考の過程をくみ取って的確なフォローをされたのですね。

関口講師 須田さんは自分で戦略を立てて進んでいけたので、その進んでいる道に先回りしていました。おせっかいな感じですが、ミスが多かったのでミスしないようにと100回くらい言ったり、ここの戦略は大丈夫かな、というように穴を埋めていって全体的な戦略を考えてあげたりしていましたね
 

――プレアデスの授業を受けるうえで意識していたことは何ですか?

須田さん 科目によって結構違うのですが・・・
関口講師 予習はちゃんとやってきていたし、質問したいことも明確でしたね。授業前にもちゃんとやっていましたよね。
 

――できるところとできないところを明確にし、その上で自分が何をすべきかを自分で考えた上で授業に臨んでいたのですね。

須田さん 特に国語・数学はそうでしたが、それはたぶん、高3の終わりの方です。最初は、化学でまだあまりやっていないところは予習して、授業のはじめに確認テストがあったので、そのために必死に覚えていたりはしました。有機化学は特に。

関口講師 暗記チェックとかもしましたね。
須田さん あれを1学期にやれたのも良かったです。有機も得意になったので。
 

――関口講師の授業で特に面白かった点はありますか?

須田さん これを面白いと感じるかは人それぞれだと思うのですけど、僕の場合は、関口先生が自分の苦手なところを的確に指摘してくるところですね。英語の添削指導とかも如実にダメなところを指摘してくれたので。

関口講師 勉強面ではあまりたたかれる経験のない生徒さんだったので、そのように指導しました。もうちょっと自信がない生徒さんだったら優しく言いますけど(笑)

須田さん 先生のさじ加減が良かったのかなと思います。
 

――戦略面談はどのように進めていきましたか?

須田さん 学習計画は中学生の頃から試験直前に作ったりはしていたので、それが1年単位に延びただけ、というイメージでした。初めは延ばすのが難しかったので、最初の戦略面談とかは何もわからない状態で、先生にどういうところから勉強していくのか、参考書もどのくらいのものをどの時期からやるかなどを教えていただきました。

関口講師 課題とかは須田さん自身で洗い出せていたので、私は参考書とかを提案しただけですね。
 
須田さん 東大のアドミッションポリシーにはどんな人材がほしいのかが書いてあるので、それと照らし合わせていくのですが、アドミッションポリシーに自分を合わせるのではなく、自分の「核」を考えたときに、それに近いと感じたら受けると良いのではないかと思います。そもそもアドミッションポリシーと少し考え方が違った時に、東大というネームバリューに引き寄せられて自分のやりたいことを東大に寄せてしまうと、仮に受かったとしても大学に入ってからあまり楽しくないと思うので。東大が最難関だからというのでは選ばずに、アドミッションポリシーを熟読したうえで受験してほしいなと思います。

――関口講師からこれからの受験生に伝えたいことはありますか。

関口講師 まずは基礎を大事にしようということですね。英語や国語はできれば高2の時期に、高3の夏までにはすべての科目をきっちり暗記して基本的な問題を解けるようになっておかないと後々辛い、ということです。そのあとは問題演習や提出物を粘り強くやってください。あとは、自分の興味あることは勉強以外でもやっておいた方が良いのではないかと思います。本を読むなり、生徒会とかスポーツとか研究とかをやるなり。点数を取るだけではなく、教養を深めるという一歩引いた目線でやると勉強が面白くなったり、大学からの勉強にすんなり入っていけたりするのではないでしょうか。

――東大で今後やってみたいことはありますか?

須田さん 自分と同じ分野に興味を持っている人と仲良くなりたいのと同時に、自分とは全く違う分野に興味を持っている人と出会える環境にも飛び込んでいきたいと思います。実際に、東北の復興に関するイベントを中高でやっていたのですが、大学に入ってからも参加することにしました。そういったところで話を聞けるのも大切にしたいです。

――最後になりますが、後輩に一言お願いします。

須田さん 入試は自分が成長するきっかけにもなるので、そんなに悲観する必要はないです。自分が成長する1つの機会として楽しんでもらえたらと思います。入試にとらわれすぎずに勉強してほしいですね。

須田さん、関口講師、ありがとうございました。

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