
歌人の小島ゆかりさんにご講演いただきました。
小島さんは、作家の丸谷才一さん、歌人の岡野弘彦さん、大岡信さんとともに、連句を巻いていらっしゃいます。
今回は、「言葉と心のリレー」と題して、万葉集から現代までの和歌・短歌にこめられた思いとそれを表現した言葉が、時代を超えて日本人の精神と言葉につながっているということを、さまざまな歌を通してお話しくださいました。
ぬかたのおおきみ額田王の歌「君待つとわが恋ひをればわが屋戸のすだれ簾うごかし秋の風ふく」と斉藤史さんの夏すだれの歌の対比、石川たくぼく啄木の歌「不来方のお城の草に寝ころびて/そらに吸はれし/十五の心」とそれをモチーフにした高校生の歌の紹介を通して、日本人として知らず知らずに培われてきている、ものの感じ方があることを痛感させられました。
現代の高校生のドライでありながら繊細な歌、年齢を重ねて物忘れしてしまう自分を顧みる歌など、五七五七七の調べにのった「言葉」に、笑ったりしんみりとしたり……という楽しい講演会となりました。

| 出演 | 小島ゆかり(歌人) |
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| 開催日時 | 2010年5月16日(日) 14:00〜15:30 |