答案講評 7月の回答選と解説

中2
総合|答案講評 中2 7月

今回の課題

今回の答案講評では、以下の課題について取り上げます。

(i)で説明したような状況である理由(あなたの仮説)と,あなたの仮説が正しいことを説明するためにどのような調査や考察を行えばよいかを120字以内で説明しなさい。

東京都と滋賀県を比べてみると,「同じようなところ」と「違うところ」があることがわかる。同じ日本人なのだから「同じようなところ」があるのは当然として,問題は「違うところ」があることだ。この「違うところ」がある原因は何なのだろうか?ということを考えてもらうのがこの問題のねらいだ。

答案拝見

先生

今回取り上げた答案は,表現は違うもののどれも「図書館への行きやすさ」に着目している。
21-17255-3さんは,利便性という言葉で表現している。東京と滋賀のどちらが利便性が悪いのか,図書館の数や位置がどうだったら利便性が悪いのか,といったところまで踏み込んでかけるとさらによい解答になるだろう。
48-02306-1さんは,多くの調査方法を挙げてくれた。このような調査によって東京と滋賀にどのような違いが生じるだろうか?そういった点も答案にあるとベストだ。
07-17915-4さんは図書館周辺の人口について着目してくれた。残念ながら東京と滋賀について,この数値がどのように変わると予想できるかといったことが書かれていないので得点にはつながらなかったが,着眼点としてはとてもよい。

21-17255-3さん

滋賀県の図書館の帯出者数が少なく,それとくらべて貸出冊数が多いのは,図書館の利便性が原因だと思う。図書館の位置や県の面積に対する個数などを調べ,東京と滋賀でデータを比べてみる。個数,位置的にも不便だった場合,(2)(i)のような状態になるのではないか。

48-02306-1さん

同じ面積でも都市では図書館の数が多く,地方では都市よりも少ないと思う。なので面積に対する図書館の数,家から図書館までかかる時間,図書館への行き方を東京と滋賀のそれぞれで調べればよいと思う。

07-17915-4さん

その県の人口が集中しているところに図書館が多くあればすぐに図書館に行くことができるが,そうでないと車や電車を使わなければ簡単に行くことができない。そのため,図書館のある場所と周辺の人口について調査する必要があると思う。