Z会で学んだ臨床心理学の多義性・多面性、そして批判的思考の重要性は、今後臨床心理学を学ぶ上での大きな糧になると確信している。

Z会で学んだ臨床心理学の多義性・多面性、そして批判的思考の重要性は、今後臨床心理学を学ぶ上での大きな糧になると確信している。

【合格】
放送大学大学院 文化科学研究科 臨床心理学プログラム(2018年春)

ヘルさん

中央大学経済学部経済学科卒業 電機メーカーで人事、定年退職

「臨床心理士専門科目」を受講(2016.8〜)

第2の人生、そのスタート地点としての大学院進学

定年退職を迎える3年程前から、第2の人生について考えていました。私は幼少の頃より両下肢に障害がありましたが、特段その事を意識することなく普通の小中高から大学へ進み企業へと就職し、今まで何でも自分でやってきたように思っていました。しかし、今あらためて振り返ってみると、沢山の人に支えられてきた事を身にしみて感じました。そうした想いもあり、第2の人生は、以前から関心のあった臨床心理学を本格的に学び、障害を持たれている方々のために、自分の時間の全てを費やそうと思い大学院進学を決意しました。行く行くは、医療・福祉分野に進みたいと思っています。

働きながらの受験となるため、3年計画を立て、最初の2年間は放送大学大学院の聴講生(修士選科生、修士科目生)として、院生以外の者も受講できる大学院臨床心理学プログラムの必須科目と選択科目全ての単位取得に使い、次の1年間は大学院受験対策にあてるようにしました。

働きながらの受験は、1日のめりはりをきちんとつける事が重要だと思います。
自分自身に喝を入れ、良い意味で緊張感を持つため、家庭や職場、周囲へ、早々に大学院進学を宣言しました。ですので、それまで以上に家の事や仕事もてきぱきとこなしました。受験対策で仕事等が疎かになっては本末転倒ですし、逆に家の事や仕事がきちんとやれていないと、勉強への切り換えもうまくいかないからです。

最後の1年間の大学院受験対策として、2社の臨床心理士資格認定指定大学院・通信教育教材を見比べ検討し、Z会を選択しました。理由は後でも触れていますが、Z会の教材が臨床心理学という学問を様々な視点からアプローチされていたからです。

テキストはハンディタイプで、どこに行くにもバッグの中にあったので、今はもうボロボロになってしまいました。この1冊を多くの方々が手にされ頑張っているのだと思うと、自分も頑張ろうと思え、この1冊を通して添削者の方からの添削指導や質問、コメントが受けられるのだと思うと、勇気づけられました。

小さな1冊ですが、頼りになる1冊でした。

時間をかけて研究計画書を作成したことが、“何としても院試を突破する”という強いモチベーションに。

院試までの1年間を4期に区切り、前年10月〜12月を研究計画書作成、1月〜3月を基礎心理学、4月〜6月を臨床心理学、7月〜9月を直前対策として学習を始めました。

ところが、最初の研究計画書作成が予定を大幅にずれ込んでしまい、開始から5カ月半、2月の中旬まで掛かってしまいました。構想はある程度あったのですが、先行論文を国会図書館やAPA(American Psychological Association)から数多く取り寄せ、読み込んだり、和訳したり、まとめたり、検証したりと時間を取られてしまいました。ただ、この作業は大変でしたが、研究計画書作成自体は、とても興味深く楽しいものでした。大学院進学後も是非この研究テーマを続けたいと強く思えるようになり、時間は掛かってしまいましたが、自分にとっては“何としても、院試を突破する”という強いモチベーションの材料にもなってくれました。

計画の遅れを取り戻すべく、基礎心理学を1カ月半でまとめ、4月から臨床心理学へ。Z会「臨床心理士専門科目」テキストと専門書3冊で対応しました。ですので、Z会の添削課題は6月の2週間程度で集中して取り組み、その時点での自分の理解度を確認する事が出来、またZ会添削者の方から毎回返信される、真っ赤になった添削指導と暖かいコメントには、大変勇気づけられました。

Z会テキストは、合格された他の方々が述べられているように素晴らしいものですが、その内容もさることながら、私にとって何より有り難かったのは、臨床心理学の多義性・多面性を教えて頂いた事です。それは、Z会テキストの第1章から第3章の構成である「 点」から「線」、「線」から「立体」という考え方です。

さらに解答例も、ただ模範例だけがポツンと記述されているのではなく、複数の解答例であったり、その解答例の修正すべき点を解説されたりと、様々な視点からアプローチする事の重要性、良い意味で批判的思考の重要性を学ばせて頂きました。この体験は今 回の受験対策だけに限らず、今後臨床心理学を学問として、また実践として学んでいく上で大きな糧となると確信しています。

原稿用紙での論述を繰り返すことで、考えがまとまり、次第に全体が体系付けられていった。

7月〜9月の直前対策では、原稿用紙での論述を繰り返しました。
志望校の1次試験の形式は、論述5問(各600字、計3,000字)、120分。Z会テキストの問題や、専門書3冊から自分でオリジナルの問題を作り、ひらすら600字でまとめ上げていくという事を繰り返しました。臨床心理学は裾野が広く、隣接領域も多く、また奥が深いため、知識として解っているつもりでも、なかなか論述する事は出来ないものです。私も最初は300字〜400字位で行き詰まり、その先が全く出てこない事もしょっちゅうでした。

ただ、書く事で自分の考えもまとまり、次第に全体が体系づけられていきました。また、書く事を繰り返している中、2つ3つの問題が1つにまとまったり、逆に1つの問題が2つに分かれたりと、内容もより精緻なものになっていきました。同じ問題でも、さらにより良いものとなるよう気をつけました。それは、Z会テキストで言う『総合論述:領域横断的で、あまり同一次元上に並べて論じられることがないような複数の概念を自分なりの視点でつなげる』もので、『知識レベルを「線」から「立体」へ組み立てる作業』です。

充分身についた問題は外し、また新しい問題を作成し、常時100問位に取り組んでいました。院試直前はその中からランダムに選んだ問題を、本番と同じ5問、120分で論述する練習をしていました。

書く事の利点はもう一つあり、それは、1問での時間とボリューム、5問での時間とボリュームを、頭と体に覚えさせる事ができるという事です。自分の論述ペースが感覚的に身につきましたので、実際の本番でも慌てる事がありませんでした。

私にとっての合格の決め手は、何と言っても研究計画書を早期にじっくり取り組んだ事だと思います。研究計画書に手応えを覚えましたので、その後はじっくりと1次試験対策に集中する事が出来ました。どの大学院でも、二次試験で問われるのは研究計画書の内容です。研究計画書は、受験者の知識もさることながら、大学院への思い入れそのものだと思います。如何にオリジナリティがあり、如何に説得力があるか。研究計画書作成は前述のとおり、やれば楽しいものです。また研究計画書をどう取り組むかで、実際自分が大学院で何がしたいのかが自分でも明確になります。それは即ち大学院への志望理由そのものでした。

最後に、ご指導頂いた添削者の方々、本当にありがとうございました。

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