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<ことばのチカラで自立しよう>

21世紀を生きぬいていくチカラを!

日常生活のなかでできる子どものことばのチカラの育て方や、子どもを自立に導く親の視点・心がまえをお伝えします!

【2015年3月26日】


 

21世紀を生きぬいていくチカラを!

 
「タイムマシーンがあったらいいな」と言ったママがいました。

20年後、子どもたちが大人になる時代はどんな社会になっているのか、見にいきたいというのです。

たしかに今、わたしたちは先の見えない時代に入っています。これまでは、成功のしくみの見通しがついて、その方向に進んでいけばある程度の豊かで幸せな生活がイメージできたのに、これからの時代はどうなるのか。親はいつまでも子どもを守ってあげられませんから、子どもたちが生きぬいていくために親として何を残してあげればいいのか、考えてしまうと思うのです。

子どもたちに必要な、これからの時代を生きぬいていける力とはなんでしょうか?

それは、自分の頭で深く考えることができ、それを伝えるコミュニケーション力をもち、へこたれない心をもつことです。それらがあれば、たとえ不幸な状況になったとしても、子どもは周囲の人の助けを借りながらたくましく生きぬいていけるはずです。これは、生涯にわたり使い減りしない、子どもの資産になります。

わたしは、子どもの「自立」をテーマに、本を書いたり、親や教師の皆さんにお話ししてきました。人や状況のせいにしない「幸せになる力」のある子どもを、ひとりでもたくさん育てたいと、子育て支援活動や子どもたちの自尊感情をはぐくむコミュニケーショントレーニング「ことばキャンプ」を仲間と実施しています。ことばキャンプで、人とのかかわり方を学んだ子どもたちは、自信がついて学校で発言が多くなったり、相手を気づかう言葉を考えて伝えられたり、他人に惑わされずに自分の行動がとれるようになるなど、ちょっぴり逞しくなっていきます。

このコラムで、日常生活の中でできる子どものことばのチカラの育て方や、子どもを自立に導く親の視点・心がまえ、ことばかけの工夫などについて実例とともに書いていこうと思っています。

21世紀を生きぬいていける、たくましく幸せになれる力をもった子どもたちを一緒に育てていきましょう!
高取しづか
高取 しづか (たかとり・しづか)

NPO法人JAMネットワーク代表・「ことばキャンプ」主宰
消費者問題・子育て雑誌の記者として活躍後、1998年渡米。アメリカで出会った仲間や日本の友人とJAMネットワークを立ち上げた。「子どもの自立トレーニング」をテーマに新聞・雑誌・本の執筆や、各地で講演活動を行っている。神奈川県の子育て支援の委員をつとめ、子育てや教育の現場で支援にあたっている。また、東京都と神奈川県の児童養護施設で社会貢献活動を行っている。おもな著書に『子どもが本当に待っているお母さんのほめ言葉』(PHP研究所)、「子どもに英語を習わせる親が知っておきたいこと』(アルク)、『実用絵本 ことばキャンプ』1〜5(合同出版)、『イラスト版気持ちの伝え方』(合同出版)、 『コミュニケーション力を育てる 実践ことばキャンプ』(主婦の友社)など多数。


 

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