Z会の通信教育 小学生コース
小学1・2年生Eコース
小学3・4・5・6年生Nコース
Eコースお楽しみコンテンツ
Nコースお楽しみコンテンツ
会費について
サイトマップ
TOP 小学生に必要なことって? 小学生を勉強好きにする7つの方法 子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
小学生を勉強好きにする7つの方法
Q1 子供はどうしたら、学ぶことに興味をもつのでしょうか?
Q2 コツコツ取り組む力をつけるには?
Q3 子供にとっての知的好奇心とは?
Q4 親子の会話で、親が求められる力とは?
Q5 子供のつまずきに気づいたら?
Q6 子供に進んで勉強させるには?
Q7 学校のテストの結果を今後に生かすには?
Q1 子供はどうしたら、学ぶことに興味をもつのでしょうか?
A1
人間は本来、知的な探求心をいっぱい持っていて、知りたがりやなんです。胎児のときからそうだと言われています。遺伝子がそうなっているのです。しかし遺伝子にはあっても、開発されなければせっかくの探求心も宝の持ち腐れです。学校は本来、子どものそうした探求心そのものに火をつけるところなのですが、集団で学ぶ場ですから一人一人の細かな関心には応えられない。家庭の役割はまさにそこにあると思うのです。
探求心というのは、単に「できる」だけでは満足しないということを表しているわけで、理由だとか、背景だとかがわかるとどんどん開拓されていくものです。つまり自分の中にあった「不思議だな?」とか、「どうしてだろうな?」という気持ちが自分で体験しておもしろかった、わかったとか、それがある形で再現されたり深められたりすると、勉強はおもしろくて仕方がなくなるということです。例えば、家族でメキシコ旅行に行った生徒がいたのですが、小学6年生の社会で外国のことを勉強したとき、アステカ文明やインカ文明をその生徒が目を輝かせて「先生、僕知っている!」となった。良い機会だからと、その体験談をクラス全員で聞くことにすると、他の友達からいろいろな質問が出てくる。話す方も聞く方も目がキラキラしているわけです。その結果、わからないものは「じゃあ、今度調べてくる!」となり、さらに学習意欲が高められたということがありました。子供の心に残る体験を豊かにしてあげること、これが遠回りに見えて、実は一番学びの興味を引き出すきっかけになるのです。
Q2 コツコツ取り組む力をつけるには?
A2
昔に比べて生活が随分楽になり、自分の欲求を満たすために長く準備してコツコツやらなければいけないということが、生活の中から減ってきています。一般的に「今の子供は昔の子供に比べて集中力がない」とよく言われますが、それはそういう社会になってしまったのだから、ある程度は仕方がないことです。ただ、そうした社会でも自分がおもしろいなと思ったものに対しては、どんな子供であっても集中力を発揮します。好きなことを集中して長い時間やっているようであれば、親はそれでひとまずは安心してよいと思うのです。
他方で、子どもは好きなことを熱中してやっているうちに、工夫するという力を身につけていきます。これが大事なのです。工夫する力が身に付いていくと、やがて自分がやりたいわけでは必ずしもないけれど、やらなければいけないことに出会ったとき、それを工夫してやり、乗り切っていくことができるようになります。だから幼いうちは好きなことに熱中させることが大事なのです。
親の望むことばかりを長い時間させないで、子供が集中できないことに関しては、「それはできるだけ要領よくやってみようね」とか、「やりたくないなら、なるべく短い時間でできるように考えてみたら?」とアドバイスをしてもよいと思います。そして子供がやりたい世界には「一生懸命熱中しなさい」と言った方がまちがいなく後で生きてきます。
Q3 子供にとっての知的好奇心とは?
A3
知的好奇心というのは、単に何かに関心や疑問をもつだけでは十分には育ちません。関心や疑問をもったことをベースに、それにかかわる何かを体験し、その関心や疑問をもっと深め発展させたときに発達するものです。私は昔、子供に学校を休ませて家族ぐるみでアジアに行ったことがあります。いろいろと歩き回って見てきたことは子供にとって驚くことも多かったと思います。歴史や地理を理解させるなどの学習に直接結びつけなくとも、まず感じる世界を豊かに耕してあげればいいと思ったのです。ただし、帰ってから、その体験を放っておいてはだめでしょう。テレビの場面でその国が出てきたらあれこれ語り合うとか、写真を見て「もう一度図鑑で調べてみようか」と言ってあれこれ議論するなどして子供達が貯えてきた知識を無理なく発展させてあげることは、家庭の大事な仕事だと思います。そういうことを一切しないで、ただ「これは重要だから覚えておくのよ」と言っても、「させられている」という意識から自由になれないために、子供はだんだん勉強嫌いになっていく可能性が高くなります。
知的好奇心を高めるもうひとつのきっかけは、たくさんの本を読むことです。当然のことですが、子どもが興味をもったものやことについて、本でどんどん読んでみる体験はまちがいなく知的好奇心を育てます。そのために親もいっしょに図書館に出かけるのもいいですね。
Z会HOME 中学コースTOP 高校コースTOP キャリア開発コース Z会会員数 大学合格実績 個人情報保護への取り組みについて
Copyright (C) 2005 ZOSHINKAI PUBLISHERS, INC. All rights reserved.