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親子の会話で、親が求められる力とは? |
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モノとの会話(ふれあい)と同時に、人との会話というものも大事になるのが小学生時代です。日常の親子の会話の中で、子供が一生懸命考えるように会話を持っていくことが大切です。例えば子供との会話でついつい「何バカなこと言ってるのよ」と言ってしまうこともあるけれど、それでは会話は続きません。親の期待と違う発言をしたり、親が言うことに嫌だと言ったりした時に、「どうして?」と聞いてあげることが大事なのです。そしてできたら「へぇそんなふうに思っていたんだ、おもしろいことを考えるね」と言ってあげる。子供が言ったことを頭ごなしに否定したり却下してしまうと、それ以上を子供は考えなくなってしまいます。子供が「学校なんてつまらない、勉強なんてしたくない」と言ったときに「何言ってるの、宿題しなきゃ駄目じゃない!」などと言ってしまったら、もう子供は反応しなくなってしまいます。「どうしてやりたくないの?あぁ、そうか、これお母さんもやりたくなかったんだよね」などと言いながら、できるだけ子供自身にもっと考える機会を与えたり発言させるようにする。つまり、子供に言って聞かせようとするのではなく、できるだけ子供の言い分を聞いてあげるようにする、これがポイントです。
今、親に問われているのは子供を頭ごなしに説得する能力ではなく、何よりも子供の言うことを真剣に聞いてあげる能力だと思います。子供のプライドを大事にしながら、子供がもっと自分の意見を言いたくなるように誘導する。親子の楽しい会話が、子供が知的になっていく一つのきっかけになるのです。 |
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