東大・京大目次 > 15東大目次 > 英語 解答例・採点のめやす

大問1(A)
解答例
例1 人間は理性的とは言えない。なぜなら、従来的な目に見える危険に対応し進化した直感的な判断が理性的な判断に勝り、今日的な危険を正確に認識できていないからである。(78字)

例2 人間が危険に直面すると、理性よりも本能が勝る。そのため、理性を働かせて認識する必要がある危険には恐怖を感じず、正確に判断することができない。(70字)

採点のめやす
●配点
10点
●採点のポイント
含めるべきポイントは(1)〜(3)の3点。
(1)人間は論理的〔理性的〕ではない。 3点
 ○「理性」と「本能」の対比関係をとらえた説明があればこの1文は省略可。

(2)危険認識力(risk perception)がその証拠(の一例)である。 3点
 ○(1)の主張の具体例として risk perception の内容を含めていれば可。

(3)(従来の危険にあわせて進化した)直感的判断が理性的判断に勝っている。 4点
 ○「従来の危険(=直感的判断で危険と認識できるもの)にあわせて進化した」(第2パラグラフ第1文)は省略可。
  「直感的に危険と感じないものに対しては、頭では理解していても、危険だと感じにくい」など具体的に説明したものも可。

<全体>
 ※「進化と結びつく明白な危機」、「目に見えない認識上の危機」、「煙草など現代の危険」など、具体例を含めてもよい。
 ※具体例を盛り込んでも解答が可能なので、上記の3つのポイントのキーワードを正確に全部含んでいないものでも、本文の内容を取り違えずに、要旨をまとめていることが伝わるものは○。
 ※逆に、キーワードがそれなりに盛り込まれていたとしても、述部でまったく見当違いなことを書いているものや、話の力点が置かれていないことを並べ立てているものは減点。
 ※つながりの不自然さも減点。

<補足>
 ×(1)〜B(3)要素が不足している場合はそれぞれ配点分減点。
 △単語レベルの誤り。 -1点〜-2点
 △内容の誤読。 -1〜配点分減点。
 △文章のつなぎ方が不自然なもの。 -1点〜-2点
 △字数制限を守っていないもの。 -3点

大問1(B)
解答
(1) h  (2) c  (3) b  (4) e  (5) g  (ア)eat〔snack〕

採点のめやす
●配点
12点(各2点)


大問2(A)
解答例
例1 The person who just came home from work is looking into the mirror. He is shocked to see the face in the mirror is winking and sticking his tongue out. He then realizes he is dreaming because he is exhausted from work. Though the situation is unrealistic, I think the face in the mirror describes his suppressed emotions. He should express his emotions more to others in daily life so that he won't be stressed and see illusions like this.(80 語)

例2 When the man sees himself in a mirror, he finds someone quite like him in it. “You should laugh more. Take it easy!” The person in the mirror says, poking out his tongue cheerfully. Perhaps the mirror encourages him because he seems depressed. In a new situation, for example at university for me, I will feel nervous and my smile might fade away. I'm going to look myself in a mirror every morning to check my physical and mental condition.(80 語)


採点のめやす
●配点
12点

●採点のポイント
(1)イラストの状況説明がされている。
  鏡に異なる顔が映っている → それを見て驚いている/怖がっている など。

(2)状況説明をしたうえで、それについて思ったことが述べられている。
 △英文のつながりにおいて論理性に欠けるもの -3点〜6点
 △設問指示違反(上記@かAのどちらか一方のことしか述べていない)-6点

<補足>
 △60〜80語の範囲を超えているもの 全体から-5点
 ※上記ポイント(内容面)に関して減点した結果から、文法・語彙のミスを減点。



大問2(B)
解答例
例1 The two proverbs contradict each other in that the former advises you to be well prepared before doing something, and the latter tells you to act first instead of hesitating and missing an opportunity. For me, the former is the best advice. I often try something without thinking about it, and later feel at a loss as to how to deal with accidents or problems. More preparation for the possible problems would let me feel relaxed and handle them calmly.(80 語)

例2 The first proverb says that we should do something after thinking carefully about it. The second one says that we shouldn't hesitate to do something but take a chance. That is to say, the first advises us to be cautious but the second to be bold. In my view, it is good to follow the second one because I lack confidence in myself and always take too much time to start something.(72 語)

採点のめやす
●配点
12点

●採点のポイント
(1)2つのことわざの相反する点が説明できている。 6点
 ○ことわざの意味として方向性が正しければ、自分なりの解釈であっても許容。
 △一方のことわざの説明のみに終始したもの 配点分減点。
 △ことわざの解釈が的外れなもの 程度に応じて減点(最大配点分減点)。

(2)自分にとってどちらがよい助言であるかを理由とともに述べられている。 6点
 ○自分にとってどちらがよい助言であるかを明文化していなくても、内容からどちらを選んだかを判断できれば許容。
 △「Aは、○○という点で重要だし、Bは□□という点で重要だと思う。」のように、両者のポイントをまとめただけで、自分にとってどちらがよい助言であるかを選んでいないもの。 -6点
  ※ただし、「どちらも自分には必要だ」と明確に述べていて、論旨が一貫していれば許容。
 △「理由」の部分が述べられていないもの。 -6点
 △「理由」が論理的でないもの(ことわざの意味をふまえていないなど、「理由」として説明が成立していないもの) 程度に応じて減点(最大配点分減点)。
 △(理由の説明として具体例を用いている場合)具体例を述べたのみで、意見のまとめのような内容がないもの。 -3点



大問3(A)
解答
(6) c  (7) c  (8) c  (9) c  (10) c

採点のめやす
●配点
10点(各2点)


大問3(B)
解答
(11) a  (12) b  (13) d  (14) a  (15) c

採点のめやす
●配点
10点(各2点)


大問3(C)
解答
(16) a  (17) b  (18) b  (19) d  (20) c

採点のめやす
●配点
10点(各2点)


大問4(A)
解答
(ア)(21) c  (22) d
(イ)(23) h  (24) f
(ウ)(25) f  (26) d
 

採点のめやす
●配点
9点(各3点)(両方正解で与点)


大問4(B)
解答例
(ア) ナバホ語を話しているのが見つかった時、先生たちに口をすすぐようにと無理やり使わされた、不快な茶色い石けんの味を彼はありありと思い出すことができた。

(イ) 彼らは、いついかなる場合であっても、許可なしで、もしくは単独では建物から出てはいけなかった。

(ウ) 母国語(ナバホ語)を話したことで過去に彼らを罰していた政府が、いまや戦争に勝つ手助けをするために、彼らにこの言葉を使うように頼んでいたのである。

採点のめやす
●配点15点 
(ア) 6点 (イ) 4点 (ウ) 5点

●採点のポイント
(ア)@He could almost taste the harsh brown soap 3点
   △ could almost taste を「ほぼ〜の味を感じることができた」のように直訳しているもの。 -1点
  Athe teachers had forced him to use to wash his mouth out 2点
   ○ wash one's mouth out は「口をすすぐ」の他「言葉遣いを改めさせる」でも可。
   △ the teachers had forced … 以下が the harsh brown soap にかかっていることを理解できていないもの。 -2点
  Bwhen he was caught speaking Navajo  1点
   △ he was caught speaking を「(ナバホ語を話しているところを)捕まえた」としたもの。 -1点

(イ)@At no time under any circumstances 1点
   △@全体で「どんな時でも」もしくは「どんな場合でも」のように「いつ・いかなる場合」の訳としては不十分なもの。 -1点
  Awere they to leave the building 2点
   ○ theyを具体的に「ナバホ族の若い兵士」としたものも可。
   △ were to leave を「可能」の意味ではなく「出るつもりはなかった」(予定)、「出ることはなかった」(運命)のように訳したもの。 -2点
  Bwithout permission or alone 1点
   △ or の意味を含めずに「許可なしで単独で…」のようにしたもの。 -1点

(ウ)@Now this government 1点
   △ now(いまや)を訳出していないもの。 -1点
  Athat had punished them in the past for speaking their own language 2点
   ○ their own language を「彼ら独自の語」「自分たち自身の語」としたものも可。
   △ this government にかかる関係詞であることを理解していないもの。 -2点
  Bwas asking them to use it to help win the war 2点
   △ ask を「尋ねる」と訳したもの。 -1点
   △ was asking(過去進行形)を「頼んだ」と過去形で訳したもの。 -1点
   △「勝利のために助ける」のように目的語である the war を訳していないもの。 -1点


大問5
解答
(A) そういうわけで、ハリエットにナプキンをつけさせようとする看護師とナプキンは不要だとするレベッカとのやりとりは、レベッカがハリエットのために勝利すべき、1つの小さな戦いであった。レベッカがいなかったとしても、ハリエットは自分で見事にその戦いに勝利することができていただろう。

(B) 愛し合っていない2人の人間はそのように繰り返しケンカすることはもちろんないだろう。

(C) (27) a  (28) e  (29) i  (30) d  (31) d  (32) b  (33) c

採点のめやす
●配点
20点  (A)5点、(B)5点、(C)(27)〜(30)1点、(31)〜(33)2点

●採点のポイント
記号選択式問題はすべて正解以外0点。
記述式問題は次の通り。

(A) 5点
  @ that の内容 2点
   ○「ハリエットにナプキンをつけさせようとする看護師とナプキンは不要だとするレベッカとのやりとり」
   △「ハリエットの看護師とレベッカとのやりとり」 -1点
  A one small battle that Rebecca was there to win for Harriet 1点
  B Without Rebecca, Harriet could have won it 〜 2点
   ○ could have won は仮定法過去完了で「勝利することができただろう」の意。
   △ Without Rebecca「レベッカがいなかったとしたら」 -1点

(B) 5点
  @ certainly 1点
  A two people who didn't love each other 2点
   △ didn't love each other を「愛し合っていなかった」と過去で訳したもの。 -1点
  B not repeatedly = couldn't fight repeatedly like that 2点
   △ couldn't … を「…できなかった」という意味にとったもの。 -1点



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