●プロフィール
皆さんが所属されている文学部コミュニケーション学域についてお聞かせください。
■先生
立命館大学文学部は8つの学域で構成され、人間研究学域、日本文学研究学域、日本史研究学域、東洋研究学域、国際文化学域、地域研究学域、コミュニケーション学域、心理学域がそれらにあたります。私たちが所属するコミュニケーション学域は「言語コミュニケーション専攻」と「国際コミュニケーション専攻」の2つに分かれており、学生たちは興味を持った専攻で専門的な学びを深めていくことができます。
■卒業生
先生方はすごく明るくて、前向きに支えてくれる、いわば“お父さん”や“お母さん”のような存在の方ばかりなので、親身になって相談に乗ってくれます。
■大学生
自分のやりたいことを何でもバックアップしてくれる先生方がたくさんいますから、大学生活は本当に楽しいですよね。
2つの専攻の違いは何でしょうか?
■先生
「言語コミュニケーション専攻」では、「音声表現」「文章表現」「日本語教育」「言語研究」の4つを学びの柱にしています。一方、「国際コミュニケーション専攻」では、主に英語に関わるコミュニケーションや文化を研究し、言語表現だけではなくアメリカやイギリスの地域研究なども研究対象としています。
■大学生
私は言語コミュニケーション専攻に所属し、現在岡本先生のゼミで音声表現に関する研究に取り組んでいます。
■卒業生
私も在学当時は言語コミュニケーションについて学んでいました。異文化間コミュニケーションを研究されている別の先生のゼミに所属し、主に日本語教育について学んでいました。
岡本先生が研究されている専門分野は何でしょうか?
■先生
私の専門は言語コミュニケーションで、その中でも「認知言語学」と「語用論」について研究しています。「認知言語学」は個々人の世界の捉え方に着目して言語表現を分析する学問で、「語用論」も、“語を用いる”という言葉の通り、言語コミュニケーションに関連した学問です。発話の意味であったり、話者の言いたいことや伝えたいことなどを、実際に人と人との会話ややりとりをベースに分析し、「人間はいかにして世界を認知しているのか?」「いかにして言語を用いたコミュニケーションを行うことができるのか?」をインタラクション(相互行為)の観点を交えて研究しています。
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