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大学生
水野沙洸さん

先生
後藤一成先生

卒業生
伊地智敏晃さん
 

CONTENTS

●プロフィール    ●大学生活について     ●就職活動、仕事について
●5年後に向けて    ●高校生へのアドバイス



●プロフィール




スポーツ健康科学部と他大学のスポーツ系学部の違いは何でしょうか?


先生
スポーツや体育を勉強できる学部は他の大学にもありますが、2010年に誕生した立命館大学のスポーツ健康科学部はその名の通り、「健康」と「科学」の側面からスポーツを学ぶことができます。選手のトレーニング方法はもちろん、アスリートを食事の面から支える栄養学、さらに文系領域の教育学や心理学、経営学などの幅広い分野を網羅しているところは本学部ならではの特長と言えます。


専門の勉強は入学当初から始まるのでしょうか?


大学生
2年生までは基礎科目の授業を受けますので、自分が学びたい専門コースに進むのは3年生からです。

先生
そうですね。1・2年生では文系・理系を横断してスポーツ健康科学を学ぶ上での基盤となる各科目を学び、3年生から「スポーツ科学コース」「健康運動科学コース」「スポーツ教育学コース」「スポーツマネジメントコース」のいずれかを選択し、ゼミに所属しながら専門的な研究に携わります。

皆さんの専門分野について教えていただけますか?


先生
主にトレーニング科学と運動生理学が私の専門です。身近な例でわかりやすく説明しますと、スポーツクラブやフィットネスクラブでトレーニングをする際、施設内にあるどのマシーンを先に使用するほうがより効果的に脂肪を燃焼させることができるのか、そういったことを実験で検証していく学問です。糖・脂質濃度などの体内の変化をもとに各種トレーニングがもたらす効果を医科学的な観点から分析し、より合理的なトレーニング方法とは何かを追究しています。

大学生
私はアスリートの競技力向上に興味があり、スポーツ科学コースに進みました。後藤先生のゼミに所属し、低酸素環境下で行うトレーニング方法の研究に取り組んでいます。

卒業生
僕は他大学の体育学部の出身ですが、ぜひ後藤先生のもとでトレーニング科学を学びたいと思い、立命館大学の大学院に進学しました。


先生
水野さんと伊地智君はゼミ生と大学院生という立場の違いはありますが、私の研究室では学生たちを分け隔てせず、専門であるトレーニング科学を共に学んでいます。

大学生
研究室は和気あいあいとしていますし、学生間のコミュニケーションはとても活発ですね。

卒業生
大学院の研究に学部生の皆さんがスタッフとして参加してくれることもよくあります。

先生
学部生が大学院生から教わることも多いですし、逆に大学院生が学部生から刺激を受けることもあるでしょう。お互いが切磋琢磨し、刺激を受けながらよい関係を築けていると思います。


  

 

  

●インタビューに答えてくれた方々


 


先生
後藤一成先生  

立命館大学スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科准教授
滋賀県立石山高等学校出身。京都教育大学教育学部卒業。筑波大学大学院体育科学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員として筑波大学・東京大学・Bispebjerg Hospital(デンマーク)でトレーニング科学の研究に取り組む。その後、早稲田大学スポーツ科学学術院助教授を経て現職。

   


卒業生
伊地智敏晃さん

立命館大学スポーツ健康科学研究科修士課程2年生(2013年度取材当時)
私立京都成章高等学校出身。天理大学体育学部体育学科卒業後、立命館大学スポーツ健康科学研究科に進学。無酸素運動下でのトレーニング効果の研究に取り組み、その成果を海外の国際学会で発表。大学院修了後は大手生命保険会社に就職予定。

   


大学生
水野沙洸さん

立命館大学スポーツ健康科学部スポーツ科学コース4年生(2013年度取材当時)
愛媛県立松山東高等学校出身。立命館大学スポーツ健康科学部入学後、3年生よりスポーツ科学コースに進み、低酸素環境下で行うトレーニング方法の効果を研究。学部卒業後は同大学スポーツ健康科学研究科に進学予定。

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