都立グループ作成入試問題 数学の対策編

今回は、数学の対策編ということで、皆さんにアドバイスをしたいと思います。

以前にご紹介した珠玉の1題(数学編)はご覧いただけましたか?
http://www.zkai.co.jp/home/jareainfo/tokyo_b/20160725.html

前回の記事では、西高校が出題した「正四面体上動く点の問題」を取り上げて、解くポイントについてお話ししました。
そして、このようなタイプの問題が、西高校以外でも日比谷・国立・立川高校の大問4で、立体図形の問題として出題されていることも言いましたね!

そのような図形の問題を「どうしたら解けるようになるのか、得点源にできるのか」は次の3つのポイントができるかどうかがカギとなります。

1.平面図形や立体図形に関する性質や定理をきちんと覚える

三角形や四角形の性質、合同条件や相似条件、円の性質などきちんと覚えていますか?「あれ?なんだっけ?」と思った方は、
もう一度、復習することをおすすめします。言うまでもありませんが、図形の問題を解く上で、習った性質や定理をきちんと覚えておくことは必須です

2.基本問題を性質や定理を使いこなしてきちんと解ける
まず、基本問題とは教科書や教科書レベル問題集にのっているような問題を想像してくださいね。1で性質や定理を覚えることが大事と言いましたが、それを使いこなして解けるようにならなければ意味がありませんよね。
だからこそ、性質や定理を覚えたうえで、きちんと問題が解けるようになることがとても大事です。

3.入試問題レベルの問題で、性質や定理が使える場面を発見できる
問題を見たとき、「どこから手をつければいいかわからない」という場面はありませんでしたか。
一方,「三平方の定理が使えそうだ」、「これとこれは相似っぽいぞ」とわかった場面はありませんでしたか。
後者の場面が多いほど、ぐんと図形の問題が解きやすくなります。

しかし、1と2は教科書を読み返したり,問題集に取り組むことで,対策ができるかもしれませんが,3の「発見できる力」はすぐに対策できるものでもありません。
しかし、Z会の「入試特訓 図形の発見」や「入試特訓 視点の変更」では、そのような発見できる力を勉強できるような教材になっていて、効率的に勉強することができます。
「入試特訓 図形の発見」では、平面図形において、与えられた条件に注目して,二等辺三角形などの特別な図形を発見したり,合同や相似の図形を発見する訓練ができます。
また,「入試特訓 視点の変更」では、立体図形を別の視点から見ることによって,底面や高さを適切に定め,簡単に問題が解けるようになることや,視点を変えることによって,よく知っている形で考えることについても学べます。
これらを勉強するだけでも、図形の問題に対して十分に力を発揮できるようになります。

いかがでしたか?今回は、グループ作成問題の数学の対策編ということで、図形の問題を解けるようになり,得点源にする方法についてお話ししました。
まずは、性質や定理を覚えて、基本問題を解けるようになること。そして、Z会の教材に取り組むことで、力をつけてましょう!!

次は、グループ作成問題 国語の対策編をお届けします。お楽しみに!



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