「なんでこんな簡単な問題もできないの?」
―小学生のお子さんを持つ保護者の皆さんが一度は思ったり、口にしたりしたことのあるセリフではないでしょうか。

小学校の高学年から中学校入学時にかけて、子供たちがものごとを、「一般化」したり「抽象化」したりしながら捉える能力は飛躍的に発達してきます。それに伴い、各教科の学習内容で扱われるものも、実は「一理ある」内容になっていたりするのです。

算数と英語を例にとってみてみたいと思います。

算数の例

6年生で扱う「図形の拡大・縮小」。「一辺の長さが3cmの正三角形を2倍に拡大する」という操作を考えてみましょう。一辺の長さが6cmの正三角形が得られますね。次に「一辺の長さが5cmの正三角形を2倍に拡大する」という操作をします。

A君のノートには「一辺の長さが8cmの正三角形」が書かれています。A君曰く「拡大って3cm足すんでしょ?だから8cm。」

たまたま最初の操作で「3cmの2倍の長さ」を扱ったために、誤った方向で「一般化」をしようとしてしまった例と言えそうです。

英語の例

一方、小学校で英語が扱われるようになってきましたが、中学で習う内容を単純に「前倒し」しているわけではありません。端的に言うと、小学校では表現を丸ごと与え、丸ごと使わせます。

例えば、What time do you get up? ― I get up at 7. というやりとりはできるようになりますが、それを応用してWhat time does your mother get up? ― She gets up at 6. というやりとりができるようになることは期待できません。

その一歩手前の「get upの部分を、leave homeやgo to bedに変えて練習してみよう」という活動でも、「What time do youまでは同じで、後ろを変えればよいのだな」と、すぐには気が付けなかったり、「何時に寝るか聞いてみましょう」という問いかけに対し「『何時に起きるの?』しか習ってないもん」とつまずいたりする子は出てきます。

お子様が自立して学習を進めていくために

中学校では、算数が数学になり、より抽象的な概念を扱うことが増えていきますし、英語でも、それぞれの表現を一般化するのに有用な「文法」の概念が導入されます。
小学入学時には顕著だった生まれ月による差もほぼ気にならなくなり、中学入学時にはある程度それらを学ぶのに足るだけの能力が備わってくるからこそのカリキュラムとも言えます。

もうすぐ中学生になる今は、たくさんの経験を重ねて少しずつ一般化や抽象化の力を培っていく時期。お子さんが苦労していても、「自立」して学習を進め、多くの具体例を通して一般化や抽象化ができるようになっていくように、一歩引いて励ましながら見守ることも大切です。

お子様が自立して学習を進めていくための学びがここにあります

Z会Asteriaは、学年の枠にとらわれず、達成度にあわせ次々に学習を進めることができます。
意欲次第でどんどん進んでいけるZ会Asteriaで学び続けることにより、自立的に学習できるようになります。
新大学入試でも用いられる語学力の国際指標「CEFR(セファール)」基準で、4技能をバランスよく伸ばせる「英語4技能講座」。
自分に合ったレベルで、自分に必要な量だけ演習できる。自分専用にカスタマイズされた学習が可能な「数学新系統講座」。
オンラインで他の受講生と主体的・対話的で深い学び(いわゆる、アクティブ・ラーニング)を実現した「総合探究講座」。
Z会Asteriaなら、知識に加え、社会で必要とされる力を育めます。
※受講にはiPadが必要です。

公開日:2018/10/01