定期テストや入試でも出題されることが多いリスニング問題。
しかし、
「どのような対策をしたらよいかわからない」
「リスニングは後回しになっている」
という人も多く、得点の差がつきやすい分野です。実際、試験におけるリスニング問題の得点の割合は、高校入試で15~20%程度、大学入試では20~25%程度という調査結果も!そこで、リスニング力を伸ばすにはどのような学習をすればよいのか、上達のコツを教えます。
英語のリスニング問題が解けるようになるためには、もちろん単語や熟語の意味を知らないと聞き取れませんが、それだけではリスニング問題で得点することはできません。
<リスニング問題で得点するポイント>
では、上の3つにどのように取り組めばよいかご紹介します。
1.英語の発音とスピードに慣れる
2. 音声に合わせて音読をする。
★音読をするときは、読み方の強弱、句や節の切れ目、発音、間のとり方などもまねをするように意識してください。
リスニングなのに音読!?と思われるかもしれませんが、まずはやってみることが大切です。
音読をすることで発音、強弱、スピードが身につき、「ぜんぜん聞き取れない」と思っていた音声も、そこまではやいと感じなくなりますよ。
2.放送内容を正確に聞き取る
ある程度、英語の音声が聞き取れる人は、リスニング問題の設問に答えるために「放送内容を正確に聞き取る」練習をしていきましょう。
<コツ1>英語の語順のまま聞き取り、メモを取る
英語の文章と日本語とでは語順が異なるため、英文を日本語にするときは、文章を右から左に戻って訳すことが多いと思います。
例)
She is going to Tokyo on September fifth.
訳: 彼女は9月5日に東京に行くつもりだ。
リスニングの場合、このようにきちんと訳していては放送のスピードに間に合わなくなりますので、
前から順に” Tokyo, September 5 …… ”というようにキーワードのみメモを英語のまま残していくことをオススメします。
<コツ2>ポイントを絞って内容を聞く練習をする!
リスニング問題では、英文が2回繰り返して放送されることが多いです。この2回の放送で設問に解答するために必要な情報をすべて聞き取るためには、1回目と2回目でどのような内容を聞くかポイントを絞っておきましょう。
1回目:メインのテーマと5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように)を聞き取る
★数字がキーワードになることも多いです。桁数の多い数字を英語で聞き取ることにも慣れておきましょう。
2回目:設問の答えとなる部分を聞き取る
★英文の放送が始まる前までに、設問の内容に目を通しておくと、どういう内容を聞き取るべきかがわかりますよ。
ポイントはメモを取ることです!
放送内容が長くなればなるほど、聞いた内容を記憶しながら放送される英文を理解するのは大変です。
そのため、放送内容を聞きながらメモを取ることがとっても重要です!メモは殴り書きでもひらがなでもカタカナでも自分でわかればOKです。
グラフを見て答える問題
長文を聞き取り、選択肢から選ぶ問題
英文を聞き取る問題
放送を聞いて英語で答える問題