国立 筑波大学附属駒場高等学校 2017年度入試用

国立 筑波大学附属駒場高等学校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

国立 筑波大学附属駒場高等学校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。

英語試験時間: 45 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
リスニング
■内容
書き取り/英問英答/英問和答
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■分野
読解
■内容
読み物(殺人犯のミス)
■その他(形式)
600語~700語
■配点
不明
大問3
■分野
読解
■内容
読み物(燃やされなかった絵)
■その他(形式)
600語~700語
■配点
不明
大問4
■分野
作文
■内容
テーマ作文
■その他(形式)
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
リスニング1題、長文問題2題、作文1題という出題構成になっています。リスニングは試験開始約10分後に始まります。 放送された英文を書きとるディクテーション形式と、英文の内容についての質問に答える問答形式が出題されています。
長文読解は2題とも読み物の出題です。 長文読解の問題形式は、語句の並び換え、空所に入れる文や語を選ぶもの、下線部の内容や理由を日本語で説明するもの、 本文中の単語を抜き出して空所に入れるものなどの出題で、読解力と日本語の表現力の両方を問う問題となっています。 設問箇所の前後だけでは判断できず、英文全体を理解して初めて答えられる問題も多くなっています。
作文問題は与えられたテーマ・条件での自由英作文となっています。 語数及び盛り込むべき内容がある程度指定されているため、指定の語数内でうまくまとめる力も問われます。
15年度までの語数指定は、40語以上50語以内となっていましたが、16年度は50語~60語と増えています。 14年度のテーマは、将来自分がやりたい仕事とその理由、15年度は帰国するALTの先生へのメール、16年度は留学生に対する手紙でした。
入試問題の対策
リスニングは試験の途中で始まるので、自分なりの時間配分を考えておきましょう。 出題形式は似たものが出題されることが予想されるので、過去問な必ずあたっておきましょう。 全体的に、中学の学習事項を超える文法や語彙はあまり出題されませんが、長文問題に多く含まれる記述問題に対処するため、前もって多くの長文問題で練習をし、 速読力や総合的な読解力を身につけておく必要があります。
例年物語文の出題が中心なので、登場人物の言動や心理に注意を払いながら、また、代名詞や指示語が指すもの、省略語を明らかにし、 日本語で内容を要約しながら読み進めていくとよいでしょう。
英作文は、例年身近なものをテーマに出題されています。 自分の考えを簡潔に、わかりやすく英文にまとめる練習をしておきましょう。 書いた英文は先生などにチェックしてもらうと効果的です。
入試問題の戦略
リスニングについては、日々の積み重ねが肝心です。 Z会の『中学生のためのリスニング徹底演習』を使ってあらゆる形式の問題に触れ、確実に聴き取れるようにしておきましょう。
英作文問題は、まずは基本的な文法事項をしっかり押さえた上で、英文を書く練習を積むことが肝心です。 『Z Study』には、空所補充問題や並べ換え英作文問題などの比較的易しい文法問題から、和文英訳問題、条件英作文問題などの難しいものまで、 幅広い問題を掲載しています。ひとつひとつ着実に理解を進め、ステップアップしていきましょう。
読解問題の対策は、『Z Study 英語』の問題をていねいに解くことで基礎力をつけ、入試対策期に送られる『入試特訓』で入試レベルの問題をたくさん解いて、 速く、正確に読解できるようにしましょう。

数学試験時間: 45 分 配点: 100

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
大問
■分野・内容
2乗に比例する関数
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■形式
大問
■分野・内容
整数問題
■その他(形式)
■配点
不明
大問3
■形式
大問
■分野・内容
円、相似、三平方の定理
■その他(形式)
■配点
不明
大問4
■形式
大問
■分野・内容
空間図形、相似、三平方の定理
■その他(形式)
■配点
不明
【備考】
※大問1・2・3・4・・・大問内共通の計算記入欄あり
 
2016年度までの入試問題の傾向
ここ数年、大問数は4題、設問数は11~14問となっています。 16年度の出題内容は、大問1が2乗に比例する関数のグラフと三角形の面積に関する問題、大問2が5桁の自然数の各位の数に関する整数の問題、 大問3が直角三角形にちょうどおさまる図形について線分の長さを考える図形問題、大問4が正八面体を題材として、面積や体積を求める問題でした。
例年通り、空間図形は空間把握力が問われる出題となっていて、得点差がつきやすいと大問といえるでしょう。 なお、試験時間が短いわりに難しい問題が多いので、時間内にすべての問題に取り組むのは難しいかもしれません。 できる問題を確実に正答していき、残った時間で自分が得意とする分野の難しい問題に挑戦するとよいでしょう。
入試問題の対策
関数分野は、図形分野と融合した問題が多いので、座標や直線の式を素早く求めることができるようにしておくことはもちろんのこと、 座標平面上の図形で、相似な三角形を見つけたり、等積変形を使ったり、といった図形的な見方が必要となる問題に取り組んでおくとよいでしょう。
図形分野は、基本をしっかり押さえたら、それらを利用した応用問題にたくさん取り組み、問題を様々な角度から見られるよう、思考力をつけましょう。 空間図形は、立体をどんな平面で切ればよいか、どの方向から見ればよいのかを意識しながら演習を積んでいきましょう。
間違えた箇所と間違えた理由を必ず確認し、復習に力を入れることが大切です。 解法のパターンをしっかり身につけるとともに、解答をよく読んで、解法や解答の考え方、別解などを理解するようにしていきましょう。
入試問題の戦略
入試では、学校の勉強だけでは解くことが難しい問題、時間が圧倒的にかかりすぎてしまう問題が多く出題されます。 そういった特別な問題に対応するためには、当然、特別な演習が必須です。 そこで役に立つのが、Z会の9月以降で登場する『難関対策演習』!!
複雑な線分比を一発で求める「メネラウスの定理」、面倒な確率を数え上げずに求める「順列・組合せ」の考え方などなど、入試への強力な武器となる、 特別な知識・手法・定石を学習します。もちろん、武器だけで入試を攻略することはできません。 何より重要なのは初見の問題への対応力。そして、対応力を身につけるのは経験です。『難関対策演習』では、効率よく経験を積むために、 「新記号問題」、「移動する点」、「形が変わる立体」などなどZ会独自の視点で入試を分類し、それぞれの極意を紹介しながら、 実戦の中で対応力を身につけていきます。 こんな、Z会の『難関対策演習』に挑んで、合格へ一歩近づこう!

国語試験時間: 45 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
論説文
■出典
野家啓一『科学哲学への招待』
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■ジャンル
随筆
■出典
内田百閒『正直の徳に就いて』
■その他(形式)
■配点
不明
大問3
■ジャンル
古文
■出典
『無名抄』
■その他(形式)
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
現代文2題と古文1題の大問3題構成です。 現代文は、論説文と文学的文章(随筆または小説)で、2題ともそれほど長くはないものの、やや抽象性の高い文章で、読解には注意を要します。
漢字は書きの問題として現代文に織り込まれており、比較的易しめです。選択式問題もありますが、 記述問題が全体で7~8問と、多いのが特徴です。字数制限がない設問がほとんどで、解答欄の大きさから判断して解答を書かなくてはなりません。 設問意図を把握したうえで、問題文を正確に読解し、解答を簡潔にまとめる記述力が求められます。 古文は、短めで主題のはっきりした文章が選ばれています。
仮名遣いや傍線部の内容説明、主体判別といったオーソドックスな設問ですが、やはり文脈や全体の内容から考えて記述する問題もあります。 全体的には、基本的な問題で取りこぼしをなくし、記述問題では最低でも部分点は確保することが、合格点を取るための鍵となるでしょう。
入試問題の対策
現代文は、文章自体の難易度が高いので、形式段落ごとの要点をおさえ、全体の論理や要旨を把握する訓練が必要です。 それぞれの文章に応じた基本的な読み方にしたがい、重要なところをチェックしながら読むよう心がけましょう。
記述問題では、筆者の提示している考えをとらえたうえで、キーワードについてくわしく説明するような問題が出題されます。 傍線部の前後だけでなく、全体の論理の中で考えることが必要です。ある程度類推して書く問題にも、ヒントになる文や表現はありますから、 そこを参考にして具体的にまとめるようにしてください。 くわしい解説がついた難易度の高い記述問題集を一冊やり通すようにするといいでしょう。
語句の意味を辞書で調べたりして語彙力を養うことも大切です。 古文は、仮名遣い・古語の意味・文法などの基本事項をおさえたうえで、短めの歌論や随筆などを中心に、大意を把握し、 筆者の主張や考え方をとらえる訓練をしましょう。
入試問題の戦略
筑波大学附属駒場高等学校は、記述問題の出題割合が高いのが特徴的です。 記述問題で確実に点をとるには、日ごろから書く訓練をして、第三者に見てもらうことが欠かせません。
Z会の本科教材では、毎月の「記述トレーニング」という練習問題で、記述力を徹底的に鍛えます。 さらに添削問題で、一人ひとりの解答にあわせた、こまやかな指導を行いますので、自分の注意すべき点がよくわかります。

理科試験時間: 45 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
化学
■内容
酸化、質量保存の法則
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
大問2
■分野
化学
■内容
気体の性質
■その他(形式)
論述問題あり
■配点
不明
大問3
■分野
地学
■内容
太陽系の惑星(太陽系外縁天体)
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
大問4
■分野
地学
■内容
日本の天気
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
大問5
■分野
物理・地学
■内容
化石、化学技術と人間
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
大問6
■分野
物理
■内容
身近な運動、2つの力
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
大問7
■分野
物理
■内容
電力と発熱、
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
大問8
■分野
生物
■内容
食物連鎖、物質の循環と自然環境、自然界のつながり、水中の小さな生物
■その他(形式)
論述問題あり
■配点
不明
大問9
■分野
生物
■内容
感覚器官、刺激と反応
■その他(形式)
小問集合
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
大問数は例年9題ですが、14年度は6題の大問が出題されました。 16年度は、物理、化学、生物、地学から各2題と総合問題が1題の出題でした。
記述問題と記号選択問題がバランスよく出題されています。 近年の出題はありませんが、過去にはやや複雑な作図を扱った問題が出題されたこともあります。 最近起こったできごとを取り上げたり、身近なものを利用した実験を題材としたりする問題の出題が多いことが特徴です。 中学の学習範囲全般からまんべんなく出題されています。 とくに詳しい知識を必要とするものではありませんが、教科書にはない題材による問題が多く出題されています。
基本事項についての根本的で正確な理解をもとに、応用力や思考力を要求されています。 また、単元を超えた総合問題の出題も多く見られます。
入試問題の対策
記号選択問題は、選択肢が多く、また選択する数が与えられていない場合もあり、正確な知識と科学的思考が求められます。 教科書にのっている事象がどのように起こるか、図などと結びつけて、その原理や知識を正確に把握するようにしましょう。
身のまわりの自然現象や災害などにも目を向け、それらが学習する内容とどのように結びついているのかを考える習慣をつけておくとよいでしょう。 そのうえで、標準的な問題集を使って演習を重ね、理解を確実なものにしていきましょう。
記述問題は必ず実際に書いて、表現する力を養うことが必要です。 実験についての問題は、設定を正しく読み取り、結果から何が言えるのかを考えることを繰り返し、思考力を身につけておきましょう。
入試問題の戦略
まず、iPadスタイルの人は「映像授業」、テキストスタイルの人は「要点」を活用して、基本的知識を身につけましょう。 「整理ノート」や「書いて確認ワーク」も基本的知識の確認に有効です。 続いて、「確認問題」や「一問一答道場」を解いて基本的知識の定着を図りましょう。
「問題演習」では身につけた知識を活用して問題を解く練習をします。そして、「添削問題」を解いて提出しましょう。 時間を計りながら取り組むことで時間配分の練習ができますし、自分の書いた解答で点数が取れるかどうかを第三者に添削してもらうのが、 記述・論述問題対策には有効です。
また、入試特訓を各分野の総仕上げに有効活用しましょう。 特に、進学クラスは17年1月、特進クラスは16年10月と11月にお届けする計算対策、記述・作図対策で集中的に演習をすることで、 計算問題や記述問題に対応する力をより一層、高めていきましょう。

社会試験時間: 45 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
歴史
■内容
女性と歴史
■その他(形式)
リード文提示型
■配点
不明
大問2
■分野
歴史
■内容
紅茶と歴史
■その他(形式)
リード文提示型
■配点
不明
大問3
■分野
地理
■内容
エネルギー資源と環境
■その他(形式)
リード文提示型/論述問題あり
■配点
不明
大問4
■分野
公民
■内容
ヨーロッパ経済
■その他(形式)
リード文提示型
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
大問数は,かつては例年5~6題程度でしたが、15年度は3題、16年度は4題となっています。 地理・歴史・公民の各分野の出題割合は、14・15年度は地理的分野と歴史的分野の出題割合がほぼ同じでしたが、 16年度は歴史的分野の出題割合が5割以上を占めていました。長いリード文を読ませた上の出題は、用語の丸暗記で対処できる問題は少なく、 また、知識量だけではなく高度な思考力・応用力が要求されます。
正誤問題の比重が高い上に、選択肢の文がやや長めであることから、読解力やスピードも必要となります。 例年、記述問題よりも記号選択問題の方が多く出題されています。 論述問題(文で答える問題)は、12~16年度は1問のみの出題でした。
正誤問題は判断に迷うものも見られる上に、「2つ選べ」「すべて選べ」といった形式や、空欄にあてはまる語句を考えた上で正誤文を選択する形式など、 さまざまなパターンがあり、解答のさいには注意が必要です。
入試問題の対策
表面的な知識では太刀打ちできない手応えのある問題が多いので、基本事項を押さえた上で幅広い知識を身につけるとともに、 問題演習を数多くこなすことによってさらなる実力を養成していくことが求められます。
記号選択問題の大半を占める正誤問題では、かなり細かい内容まで問われるので、とくに正確な読解力と判断力を養成することが必要です。 そのためには、出来事の背景やその影響、関連事項などを多角的に掘り下げて学習を進めなくてはなりません。
資料問題はそれほど多くないものの、地理的分野では地図や統計から必要事項をすばやく読み取ること、 歴史的分野では時代ごとの特色や出来事の原因・結果といった歴史の縦の流れ、同時代の異なる地域の出来事といった横のつながりを整理すること、 公民的分野では基本事項を確実に押さえた上で、国内外の時事問題にも対処できるように新聞やテレビのニュースにも関心をもつことが大切です。
長文の問題文や問題量の多さにあわててしまうことのないように、過去問に取り組んで慣れておくことも必要です。 本番ではできる問題から落ち着いて取り組みましょう。
入試問題の戦略
筑波大学付属駒場高校では、応用度の高い出題が多いため、入試特訓を各分野の総仕上げに有効活用しましょう。 入試特訓歴の「テーマ別演習」「テーマ別演習」では、さまざまな切り口から歴史を復習します。 テーマ別演習にしっかり取り組み、応用度の高い問題に対応するための広い視点を養いましょう。
また、入試特訓の「苦手克服1」では時事問題に対応するため、近年の出来事のまとめや、時事的な話題に関連して押さえておきたい地理・歴史・公民の知識もまとめて掲載しています。日ごろから新聞やテレビのニュースにも関心をもつことも欠かせませんが、入試特訓で効率よく時事問題の対策をしましょう。

高校合格体験記

Z会中学コースの卒業生たちが、志望高校に合格するまでの体験記を掲載しています。
部活や行事と勉強の両立の方法や、効果的なZ会教材の使い方、入試直前期の過ごし方など、さまざまな体験があります。
これから高校受験を行うみなさんの参考としてください。

国立筑波大学附属駒場高等学校 に合格した先輩の体験記

高校生活レポート

全国にいるZ会の高校コースの先輩たちが、通っている高校を直筆で紹介します。
普段の授業の様子から、どんな部活があるのか、文化祭などの行事がどんな感じで行われているのか、などがわかります。
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国立筑波大学附属駒場高等学校 に通う先輩のレポート
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