公立 都立大泉高等学校 2017年度入試用(中高一貫校共通作成問題)

公立 都立大泉高等学校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

公立 都立大泉高等学校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。
このページに記載されている科目以外については下記より「都共通問題のページをご覧ください。
グループ作成問題については「グループ作成問題のページ」をご覧ください。

英語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
リスニング
■内容
■その他(形式)
■配点
20
大問2
■分野
読解
■内容
会話文/身の回りの製品の設計について
■その他(形式)
約930語
■配点
40
大問3
■分野
読解/作文
■内容
エッセイ/入学後の出来事について
■その他(形式)
約1020語
■配点
40
 
2016年度までの入試問題の傾向
大泉高校は、都立共通問題と同じリスニング問題が1問と、併設型中高一貫教育校のグループ内で共通の読解問題が2問の、大問3問構成でした。
読解問題は、身の回りの製品の安全設計についての会話文と、高校入学後の出来事を書いた英文でした。 どちらの英文も1000語程度とかなり長めです。
形式としては選択式、もしくは単語を記述する設問がほとんどです。 細かい部分までの内容理解を問うものが多く、発言の意図を問う問題、発言に合う図を選ぶ問題、会話文完成、書き換え問題、並べ替え問題、 内容一致問題など多岐に渡って出題されています。
また、読解の設問の中で、15年度は自然環境について、16年度は留学中に実現したいことについて、 30語以上40語以内の英文で書く自由英作文問題が出題されています。
入試問題の対策
読解問題の設問はほとんどが内容理解を問うものとなっていますから、英文の内容を細部まで理解していなければなりません。
読解問題に取り組む際には、ただ設問に答えるだけでなく、その根拠をきちんと考え、全訳も確認する習慣をつけましょう。 私立の過去問など、やや難易度の高い問題にも取り組み、限られた時間内で長文を読みこなす練習をしておくとよいでしょう。
長めの自由英作問題に対応するため、身近なテーマについて簡潔な英文にまとめる練習も必要です。 書いた英文は学校の先生などに見せ、添削を受けるようにすると、効率的に実力をつけることができます。

数学試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
小問集合
■分野・内容
正負の数、平方根、連立方程式、2次方程式、確率、平面
■その他(形式)
作図あり
■配点
不明
大問2
■形式
大問
■分野・内容
2乗に比例する関数、平面図形
■その他(形式)
記述問題あり
■配点
不明
大問3
■形式
大問
■分野・内容
平面図形、円、相似
■その他(形式)
証明あり
■配点
不明
大問4
■形式
大問
■分野・内容
空間図形
■その他(形式)
記述問題あり
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
16年度問題数は、15年度同様に大問4題でした。答えだけでなく、解き方などの途中式を示す問題が2問、証明問題が1問、作図が1問あり、これも例年通りです。
大問1は、正負の数、平方根、連立方程式、2次方程式、確率、平面図形などの6問の小問集合、大問2は2乗に比例する関数のグラフと平面図形の融合問題、 大問3は証明問題を含む平面図形分野の問題、大問4は空間図形分野の問題となっており、例年通りの問題構成です。
途中式を示す記述の問題では、筋道を立てて考え、それを答案に示す問題となっており、 計算力だけでなく、解法における着眼点や論証力も試されてる問題といえるでしょう。
全体的に計算量が多いため、1つの問題に時間をかけ過ぎると全ての問題に取り組めなくなるので、時間配分には特に注意が必要です。
入試問題の対策
各分野において標準レベルからやや難レベルの問題がまんべんなく出題されます。苦手分野を作らないことはもちろん、 教科書の章末問題レベルは確実にできるようにしておくことが大切です。
関数分野では、2乗に比例する関数、平面図形の融合問題が記述式で出題されています。
対策として、図形の知識を身につけたうえで、それぞれの図形の性質によって、座標平面上でどのようなことが言えるのか考える練習をしましょう。
図形分野では合同や相似、円の性質や三平方の定理などの基本的な定理を利用し、証明問題のほかに、線分の長さや面積、 体積を求める問題が途中式を示す形で1題出題されています。
毎年、同じような問題が出題されているので、過去問の類題をたくさん練習するとよいでしょう。

国語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
知識問題
■出典
■その他(形式)
■配点
10
大問2
■ジャンル
知識問題
■出典
■その他(形式)
■配点
10
大問3
■ジャンル
小説
■出典
川端康成「バッタと鈴虫」
■その他(形式)
■配点
25
大問4
■ジャンル
論説文
■出典
内山節「森にかよう道」
■その他(形式)
作文あり
■配点
31
大問5
■ジャンル
融合文(現代文+和歌+短歌)
■出典
永田和宏「作歌のヒント」
■その他(形式)
■配点
24
 
2016年度までの入試問題の傾向
漢字の読み・漢字の書き・小説・論説文・融合文の大問5題構成です。
小説は心情や全体像がつかみやすい文章が選ばれ、論説文は論旨のはっきりした文章が選ばれています。 融合文は、2015年度は現代文+漢詩、2016年度は現代文+和歌+短歌という形でした。設問の内容は、小説では心情把握に関する読解が、 論説文では傍線部の内容説明や理由説明の問題が、主となっています。
選択式問題が中心ですが、抜き出しや記述問題も出題され、論説文の小問として200字以内の作文が出題されます。 融合文の漢詩や和歌には訳がついおり、内容の説明も書かれていますから、文意を把握するのはそれほど難しくはありません。
全体的にバランスのとれた出題で、語意力、読解力、論理的に考える力、表現力など、総合的な国語力が試されています。 基本的な問題はしっかりとおさえ、記述問題や作文では、最低でも部分点を確保することがポイントです。
入試問題の対策
漢字は頻度順の問題集に取り組み、文脈にあった漢字が書けるようにしましょう。 小説は、登場人物の心情や心の中を解説しているところに傍線を引きながら読むようにします。 論説文では形式段落ごとの要旨をおさえて、筆者の主張を正確に把握しましょう。
融合文は、基本となる散文(普通の文章)が論説文なのか随筆なのかによって、論説文の場合は「話題・要点・要旨」に注目し、 随筆の場合は、作者の感想や理解したことが書かれているところに注目しながら読んでいきます。
問題を解く際は、設問で何が問われているのかをしっかりと理解し、それと対応する文や段落を基にして答えを考えるようにします。 融合文は、基本的な古文・漢文の知識を身につけたうえで、出題傾向の似た他校の入試問題などに取り組んでみるとよいでしょう。 作文との関連もありますから、実際に50分で過去問を解いて試験の感覚をつかんでおくようにしましょう。

作文試験時間: 国語の試験時間内  配点: 10点(国語全体では100点)

出題構成

大問No. 課題パターン 字数 出典
大問1
■課題パターン
■字数
■出典
大問2
■課題パターン
■字数
■出典
大問3
■課題パターン
■字数
■出典
大問4
■課題パターン
文章型
■字数
200字以内
■出典
内山節 「森にかよう道」
【備考】
※大問1・・・内容
※大問2・・・内容
 
2016年度までの入試問題の傾向
論説文の小問として200字以内で書く作文が出題されています。
例年、論説文の内容について、自分の見聞や体験といった具体例を挙げて、自分の考えを述べる、という文章型の問題です。 このような場合は、まずは、課題文の論旨と作文に関連する傍線部がどのような内容なのかを正しく読み取らなければなりません。 そのうえで、設問に沿った適切な具体例を挙げながら、説得力をもたせて自分の意見を提示する必要があります。
2015年度のように「文中の指定した語句を適切に用いること」といった指示がある場合は、指示が守られているかを必ず確認するようにし、 制限字数の9割以上の字数でまとめるようにしましょう。
作文の配点は100点中10点と高く、全く書かないと大きな失点となります。 国語の試験内の作文なので、作文にだけ多くの時間を費やすことはできません。10分程度で書けるよう練習を重ねましょう。
入試問題の対策
論説文の記述に対して自分の考えを述べる問題なので、論旨を読み取る力が不可欠です。 文章を読むときには、必ず、「話題・要点・要旨」にチェックしながら読むようにします。 そこが作文を書くときのポイントになるからです。
また、文章を読む前に、予め設問を読み、問題文のどこに注目して読んでいけばいいのか、 ということを意識して読み始めるというのも一つのやり方です。
字数が短いため、構成はシンプルにします。 たとえば、2016年度では「自分の考える『新しい人間の交流』についての具体例(自分が体験した、 または見聞した人との交流)」→「まとめ」という形で書くとよいでしょう。
書いたものはなるべく国語の先生などに添削をお願いし、客観的な意見をもらうようにしてください。
それによって、自分の考え方や表現の長所・短所が見えてきます。 過去問や似たような公立高校の問題を使って、短時間でまとめられるように訓練しましょう。

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