私立 早稲田大学高等学院 2017年度入試用

私立 早稲田大学高等学院の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

私立 早稲田大学高等学院の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。

英語試験時間: 50

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
読解
■内容
著作権の都合上非公開
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■分野
読解
■内容
エッセイ/アジアと西洋における教育の相違点
■その他(形式)
約730語
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
16年度も読解2題の出題でした。どちらも英文が長いことに加え問題数が多いので、次から次へと問題をこなさなければなりません。記述式の和訳問題・英作文は出題されませんでしたが、空所に1語を入れる空所補充や、記号選択の問題でも内容を正確に把握しないと解答できない問題となっています。
内容については、英文の意味や内容を問う問題、代動詞の示す内容を問う問題、本文の内容に一致する英文を選ぶ問題、語いの知識を問う問題、アクセントの問題など、さまざまです。また、分詞や関係詞,接続詞などを問う文法問題も組み込まれています。2題とも、長文を読んだ人の感想(Aは対話形式,Bは要約文)を別に読み、その内容を問う設問も含みます。
入試問題の対策
英訳・和訳の比重は低く、書く力はそれほど要求されていません。むしろ、長文をすばやく的確に読みこなし、短時間で問題を解く力が要求されます。本文だけでなく、設問中にも英文が含まれるため、読むべき英語の量は相当なものとなります。
また長文中には、高校レベルの文法事項や難しい語い・語句が含まれているので、高校初級用の文法問題集や単語集なども利用しながら読解の練習を積みましょう。語数の多い長文問題に数多くあたり、時間を計ってすばやく読解する訓練をしましょう。問題演習の際は辞書を使わずに、わからない語いについては意味を推測しながら解き、復習時にじっくり辞書で調べて知識を定着させる、といったやり方も効果的でしょう。
入試問題の戦略
読解問題ではわからない表現があっても、前後の文脈から意味を推測しながら読めるかどうかが問われます。『Z Study』には、空所補充問題や並べ換え英作文問題などの比較的易しい文法問題から、和文英訳問題、条件英作文問題などの難しいものまで、幅広い問題を掲載しています。ひとつひとつ着実に理解を進め、ステップアップしていきましょう。基本的な語い力や文法力をつけつつ、毎月の読解問題で長文対策も行っていきましょう。
読解問題の対策には、『入試特訓』を使って効率的に学習を進めるとよいでしょう。入試レベルの問題をたくさん解いて、長文の要旨をすばやくとらえられるように練習していきましょう。

数学試験時間: 50 分 

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
小問集合
■分野・内容
整数問題、平方根
■その他(形式)
すべて記述式
■配点
不明
大問2
■形式
大問
■分野・内容
円、相似、三角形と四角形、三平方の定
■その他(形式)
すべて記述式
■配点
不明
大問3
■形式
大問
■分野・内容
2乗に比例する関数、1次関数、平面図形、三平方の定理
■その他(形式)
すべて記述式
■配点
不明
大問4
■形式
大問
■分野・内容
場合の数
■その他(形式)
すべて記述式
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
計算問題の出題はなく、大問1からやや応用力を必要とする問題が出題される傾向があります。
2016年度の大問1は小問集合で、割る数と余りを題材にした整数問題や平方根の数の大小関係を調べる問題が出題されました。計算力だけでなく、総合的な数学の力を試されているといえるでしょう。
2014年度の大問2と、2016年度の大問3で、2乗に比例する関数のグラフと座標平面上の図形に関する問題が出題されました。関数分野と平面図形分野の融合問題は、必須と言えます。
2014年度の大問3と2016年度の大問2は異なった2つの円を題材にした平面図形の問題が出題されており、円を題材とした問題に対応できるように準備しておいた方が良いと言えるでしょう。
2014年度の大問4で不定方程式の問題、2016年度の大問4で整数を題材にした場合の数の問題が出題されているので、整数問題への対策も必須です。
入試問題の対策
出題分野は幅広く、バランスのとれた構成になっていますので、まずは弱点分野の克服をしておきましょう。とくに、関数分野においては、平面図形との融合問題を中心に、また、平面・空間図形分野については、動点の見方や、円や相似、三平方の定理を中心に練習を積んでおくとよいでしょう。関数分野と平面図形分野の融合問題では、面積を求める問題などで計算力も求められます。
2016年度の大問3など、一見、比例定数を求める問題でも、それを求めるために複雑な計算を根気よく解きぬく必要があります。普段から、複雑な計算問題を、根気よく丁寧に正確に解くことを意識しましょう。
入試問題の戦略
入試では、学校の勉強だけでは解くことが難しい問題、時間が圧倒的にかかりすぎてしまう問題が多く出題されます。そういった特別な問題に対応するためには、当然、特別な演習が必須です。
そこで役に立つのが、Z会の9月以降で登場する『難関対策演習』!!
複雑な線分比を一発で求める「メネラウスの定理」、面倒な確率を数え上げずに求める「順列・組合せ」の考え方などなど、入試への強力な武器となる、特別な知識・手法・定石を学習します。もちろん、武器だけで入試を攻略することはできません。何より重要なのは初見の問題への対応力。そして、対応力を身につけるのは経験です。『難関対策演習』では、効率よく経験を積むために、「新記号問題」、「移動する点」、「形が変わる立体」などなどZ会独自の視点で入試を分類し、それぞれの極意を紹介しながら、実戦の中で対応力を身につけていきます。
こんな、Z会の『難関対策演習』に挑んで、合格へ一歩近づこう!

国語試験時間: 50 分 

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
論説文
■出典
岸政彦『断片的なものの社会学』
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■ジャンル
論説文
■出典
M.ファクラー「『本当のこと』を伝えない日本の新聞」
■その他(形式)
■配点
不明
大問3
■ジャンル
古文
■出典
『発心集』
■その他(形式)
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
例年、現代文2題と古文1題の大問3題構成です。漢字の読み書きは、現代文の各大問でそれぞれ3問程度出題されています。
現代文2題には、論説文または論理的随筆文が選ばれる傾向があり、いずれも文章は長めです。取り上げられるテーマは、哲学のあり方を通して他者の存在について考察する内容、社会学、貨幣のあり方、ジャーナリズムのあり方、といった観念的なもので、抽象的な表現が多用されています。日頃から、こういったテーマを扱った文章に慣れておく必要があるでしょう。設問の形式は、漢字を除いて、選択式問題と抜き出し問題です。特に、「傍線部の内容に関して、指定字数内で抜き出して答えよ」という形の設問が多く出題されています。
古文は、文章は短めですが、ていねいに読み取らないと大意がつかみづらいかもしれません。人物関係に注目し、全体の内容をつかむように、慎重に読み進めましょう。
入試問題の対策
現代文に関しては、過去問で課題文の長さやレベルを確かめ、同等の問題集にあたって抽象度の高い文章に慣れておくようにしましょう。 問題を解く際は「傍線部を含めた文全体」「近くの文や段落」「設問の話題と同じ話題を持った文や段落」というふうに見ていきます。 テーマに対する筆者独自のとらえ方を、なぜそう言えるのか、これはどういうことか、と常に意識しながら読むようにしましょう。
古文は短めですが、込み入った内容の場合もあるので、自分で全訳できる力をつけましょう。同レベルの問題集を見つけて、大意をつかむ練習を繰り返してください。注釈があまり多くないので、設問の選択肢が読み取りのヒントになる場合があります。言葉を置き換えても文脈が不自然にならないものを解答候補にしましょう。主語判定や語意、係り結びの訳し方など、典型的な出題についても学習しておきましょう。
入試問題の戦略
早稲田大学高等学院は、長めで難易度の高い問題文が出題されるのが特徴的です。
限られた時間内で長い文章を読み、設問に正確に答えるためには、日ごろからの問題演習が欠かせません。
Z会の本科教材では、毎月の「速読トレーニング」という練習問題で、長文を読み、時間内に設問に解答する力を徹底的に鍛えます。
さらに添削問題で、一人ひとりの解答にあわせた、こまやかな指導を行いますので、自分の注意すべき点がよくわかります。

作文試験時間: 90分  

出題構成

大問No. 課題パターン 字数 出典
大問1
■課題パターン
文章型
■字数
901字~1200字
■出典
平野啓一郎『私とは何か──「個人」から「分人」へ』
 
2016年度までの入試問題の傾向
小論文として、課題文の内容をふまえて自分の考えを述べる文章型の出題が続いています。年度により、論理的文章と文学的文章の出題がありますから、どの文章にも対応できる力が必要です。
2016年度は、筆者の述べる自分の中にある「分人」に関して、特にギャップのある「分人」を二つ挙げ、それらがどのように形作られたかに触れながら、他者と関わることがどのような意味を持つかについて、自分の考えを述べる問題が、2015年度は、二つの文章(文学的文章)─「だれかが『見た』と思っても、別の人は『見ていない』という事例」が書かれた文章─について、そのようなことがおこる理由を述べ、さらに、もし自分が「見た」方の立場になったとき、まわりの人にそのことをどのように理解してもらおうとするかを論じる、という問題でした。何について書くのかが明示されており、解答に必要な要素がわかりやすく、構成の面では書きやすい問題だと思われます。
入試問題の対策
課題文を読む場合、論理的文章では「話題・要点・要旨」、小説では「登場人物の性格や気持ちを直接的に述べているところ」、随筆では「作者の気持ちや理解したことが書かれているところ」に傍線を引きながら読むようにします。そして、どういう順番で、何を書くかがわかっている時は別ですが、一般的には次の形で書くとうまくいきます。
①筆者の考えを、要点や要旨を基にして説明する(問題点があれば指摘する)。→②それに対する自分の立場をはっきりさせる。→③具体的な事実(または体験)を示し、最後に結論へと結びつける。
小論文は自分の主張の証明ですから、曖昧な表現や抽象的な言葉は避け、単なる感想文にならないように注意しなければなりません。具体的な事例を示し、自分の主張に説得力を持たせましょう。書く前に、文章の構成やポイントをメモしてから始めるとすっきりとした読みやすい文章になります。
入試問題の戦略
早稲田大学高等学院では、作文の試験が国語とは別に単独で行われるのが特徴的です。作文の対策をとらないで入試に臨むことはリスクが高いので、早い段階から取り組むことが大切です。
Z会の作文コースでは、毎月添削問題の前に、「アプローチ」に取り組み、主題の絞り込みから材料の集め方、段落の構成などを考えて、段階的に作文を仕上げていくので、一から作文の書き方がわかります。

高校合格体験記

Z会中学コースの卒業生たちが、志望高校に合格するまでの体験記を掲載しています。
部活や行事と勉強の両立の方法や、効果的なZ会教材の使い方、入試直前期の過ごし方など、さまざまな体験があります。
これから高校受験を行うみなさんの参考としてください。

早稲田大学高等学院 に合格した先輩の体験記
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高校生活レポート

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早稲田大学高等学院 に通う先輩のレポート
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