私立 国際基督教大学高等学校 2017年度入試用

私立 国際基督教大学高等学校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
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私立 国際基督教大学高等学校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。

英語試験時間: 70 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
■内容
補充―語句(会話文中)
■その他(形式)
文法・語法
■配点
20
大問2
■分野
■内容
和訳・英訳(英文中)
■その他(形式)
文法・語法
■配点
20
大問3
■分野
読解
■内容
物語(3頭の牛と熊)
■その他(形式)
■配点
20
大問4
■分野
読解
■内容
エッセイ(Januaryについて)
■その他(形式)
■配点
20
大問5
■分野
作文
■内容
整序/テーマ作文/和文英訳
■その他(形式)
■配点
20
 
2016年度までの入試問題の傾向
ICUでは、例年、他の高校とはやや異なった形式の問題が出題されています。
全体の構成は、ここ数年、読解問題が2題、文法・語法に関する問題が2題、作文が1題の大問5題構成となっています。 文法・語法に関する問題は、6年連続で会話文の空所を選択肢の中から選んで補充する形式の問題が1題と、英文中の語句の意味に合う、 和訳・英訳で説明している選択肢を選ぶ問題が1題出題されています。
読解問題では、ここ4年間語句選択は少なく、2題とも英文内容の理解度を重視した、総合的な形式の問題が出題されました。 語句の意味を問う問題では長文の文脈にあった意味を選択させる形式、空所補充問題の会話文では4ページに及ぶなど、 全体的に文法・語いの知識だけでなく、英文を読みこなす力も求められているのが特徴です。
解答形式は記号選択か短答式ですが、英文の量や設問数がかなり多いため、英文からすばやく情報を読み取り、処理する力も必要です。 作文は、いくつかの絵と説明文が示され、その内容に沿って整序形式・和文英訳・テーマ作文形式で答えるものとなっています。
入試問題の対策
長文だけでなく選択肢も英語で提示されることが多いため、短時間で正確に英文を読みこなす読解力が必要です。 200語レベルで書かれた物語などからはじめて、大意を把握する練習を繰り返し行いましょう。
例年、700語をこえる長文が2題出題されているので、最終的には700語程度の長文をスムーズに読めるようにしておきましょう。 わからない語句の意味も文脈などから推測し、最後まで文章を読み通すことが大切です。
文法・英文の難易度は標準的ですが、政治に関する単語など、難しい単語も出題されているので、日ごろから意識的に語いを増やしていきましょう。 読解問題については、先に設問に目を通すなどの工夫をすることも重要です。
テーマ作文の対策としては、無理に難しい表現を使う必要はないので、身近なことについて英文で書く習慣をつけておくとよいでしょう。 文法・語法・表現の問題については、過去問を解いて、出題形式に慣れておきましょう。

数学試験時間: 70 分 配点: 100

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
小問
■分野・内容
1次関数
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■形式
小問
■分野・内容
1次関数、三平方の定理
■その他(形式)
■配点
不明
大問3
■形式
小問
■分野・内容
■その他(形式)
■配点
不明
大問4
■形式
小問
■分野・内容
円、1次関数
■その他(形式)
■配点
不明
大問5
■形式
小問
■分野・内容
■その他(形式)
記述問題あり
■配点
不明
大問6
■形式
小問
■分野・内容
円、連立方程式、平方根
■その他(形式)
■配点
不明
大問7
■形式
小問
■分野・内容
■その他(形式)
すべて記述式
■配点
不明
大問8
■形式
小問
■分野・内容
円、相似
■その他(形式)
■配点
不明
大問9
■形式
小問
■分野・内容
■その他(形式)
■配点
不明
大問10
■形式
小問
■分野・内容
■その他(形式)
■配点
不明
大問11
■形式
小問
■分野・内容
円、1次関数
■その他(形式)
■配点
不明
大問12
■形式
小問
■分野・内容
円、1次関数
■その他(形式)
■配点
不明
大問13
■形式
小問
■分野・内容
1次関数、連立方程式
■その他(形式)
■配点
不明
大問14
■形式
小問
■分野・内容
式の計算
■その他(形式)
■配点
不明
大問15
■形式
小問
■分野・内容
■その他(形式)
■配点
不明
大問16
■形式
小問
■分野・内容
円、1次関数、式の計算
■その他(形式)
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
出題形式、内容ともに例年、独自の特徴ある問題となっています。
2016年度は、直線の方程式の話から発展して、通常は高校で学ぶ、円や放物線や双曲線の方程式などまでテーマになっています。 この題材について考察する、16ページにも及ぶ資料文を読み進めながら、対応する16問もの設問に答える形式でした。 例年、このような形式で作られていて、今後もこの形式は続くと見てよいでしょう。
設問の数は、2015年度が15問、2014年度が11問でした。2015年度の資料分は25ページもありましたが、 どの年も、資料文に沿ってていねいに答えていけば、70分という時間内に、すべての問題に取り組むことは可能な分量と思われます。
しかし、扱っている題材が高校で学習する内容のもので、解き切るには、かなりの集中力と読解力が必要です。 論理的な分析力に加えて、柔軟な思考力が要求されることも間違いなく、今後もこの傾向は続くと思われます。
入試問題の対策
出題形式が特殊なため、難しいレベルの問題に取り組み解法パターンを身につけるような学習方法は、あまり有効ではありません。 教科書で標準的な内容をまんべんなく学習した上で、早い時期に過去の入試問題を入手し、出題形式に慣れておきましょう。
また、日頃から、参考書などを利用して、定理や公式などの基本事項について、解説部分をよく読み理解を深めておくとよいでしょう。 教科書や参考書などに、数学の発展的な内容を扱っているコーナーがあれば、積極的に取り組んでみましょう。
また、長文に対する読解力が要求されるので、日頃から読書の習慣を身につけておきましょう。 ただし、単に読むことに慣れるだけでなく、少し難しい解説文などで、「考えながら読む」、「内容を正確に理解しながら読み進める」といった練習もしておきましょう。
それにより、論理的な思考能力や、一つのテーマを掘り下げて考察する技術が養われます。数学的な読み物を探し、自分で問題を作ってみるといったことも有効です。

国語試験時間: 70 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
随筆
■出典
岸政彦『断片的なものの社会学』
■その他(形式)
■配点
不明
大問2
■ジャンル
論説文
■出典
今福龍太『津波の後の第一講』「なゐふる思想―震える群島の起源」
■その他(形式)
■配点
不明
 
2016年度までの入試問題の傾向
現代文のみの大問2題構成です。2016年度は、随筆と論説文からの出題でした。
随筆の課題文は長めですが、文章は平易なので、読解はそれほど難しくはないでしょう。 設問は、10問中9問が五択の選択式問題で、大意を問うというより、随所で傍線部の内容理解を求める形になっています。 その他、制限字数80字の記述問題が1題出題されています。
論説文は、ラフカディオ・ハーン(日本名:小泉八雲)についての大学での講話をまとめた文章から出題されています。 冒頭にハーンが著した物語の一部(英文と日本語訳)を引用した特徴的な課題文で、日本の地震を題材に、日本文化をどのように外国人が捉え表現したかという、 国際理解に関連した文章でした。
文中には、日本の民俗信仰に関わる語彙も取り上げられていて、やや難解なテーマといえるでしょう。 設問は、読解問題のほか、漢字の出題もあります。
入試問題の対策
日頃から時事問題や日本文化、国際社会に関心を持ち、新聞のコラムや新書レベルの本を読んで、視野を広げておきましょう。 引用される課題文はいずれも長く、小問数が多いのが特徴です。
限られた時間内で長い文章を読み、設問に正確に答えるためには、問題演習の積み重ねが欠かせません。 問題集を利用して長文を読み、時間内で解答する力を鍛えておきましょう。
選択式問題では、全体的に選択肢の文章が長めなので、じっくり読んで、それぞれの内容を正しく理解することが大切です。
2016年度は、論説文の最後の小問で、本文を読んだ生徒と先生の対話という形の文章を完成させる空欄補充問題もありました。 文章のどこにどのような話題があるかを確認しながら読み、文章全体から広く解答のヒントを探せるようにしましょう。
漢字については、問題集などを利用して語彙力をつけておきましょう。

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