私立 中央大学高等学校 2016年度入試用

私立 中央大学高等学校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

私立 中央大学高等学校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。

英語

2010年度までの入試問題の傾向
ここ3年読解問題が2題、文法・語法に関する問題3題、作文問題が1題、リスニング問題が1題、合計7題の出題が続いています。
読解問題のうち1題は、例年600語をこえる長文が出題されています。出題形式は、空所に適切な語を入れる、内容について日本語で説明する(語数指定あのあるものもあります)、内容と一致する文を選ぶ、英文のタイトルを考える、和訳など内容を理解する力を問う問題が中心です。
文法・語法に関する問題は、空所補充、英語で説明されている単語を答える、発音の異なる単語を選択肢から選ぶ、書換などの形式で出題されています。これらの問題では、関係副詞や関係代名詞など、高校初級程度の知識を要するものも出題されています。作文問題はここ数年整序形式で出題されています。
リスニング問題は、小問数が15とやや多めの出題となっています。
入試問題の対策
読解問題では例年非常に長い英文が出題されています。設問も内容を理解する力を問うものがほとんどですから、読解力をしっかり身につけておく必要があります。まず比較的短いものから読み始め、慣れてきたら600語前後の英文を読むようにするとよいでしょう。
英文を読むときには、代名詞や指示語の指す内容を明らかにしながら、各文の内容、文と文とのつながり、段落の内容などをきちんと把握することが大切です。また、長い文章では、読みながら登場人物や各段落の内容などついてメモを取っておくと、問題を解くときに役立ちます。文法・語法については、教科書で学習する内容を確実に理解したうえで、問題集や参考書などで高校初級程度の内容まで押さえておくとよいでしょう。ここ数年同じような形式で出題されていますから、過去問にも必ず当たっておきましょう。

国語

2010年度までの入試問題の傾向
例年、大問6~7題の構成で、論説文・小説・古文・漢文の他、漢字の読み書き、口語文法、文学史などの知識問題という、幅広いジャンルからの出題となっています。論理的文章は論旨のはっきりした文章が、小説は長めですが、内容は標準的な文章が選ばれています。
設問は選択問題と抜き出し問題が多めになっていますが、記述問題も出題されていますので、記述対策も怠らないようにしなければなりません。
論説文では接続語・文意説明・要旨に関する問題、小説では心情問題がよく問われています。
古典では、仮名遣い、文法、書き下し文、返り点といった知識問題のほか、空所補充、主語判別、会話部分の抜き出し、内容把握問題が出題されており、大半が抜き出し問題か単答問題です。全体的には基本的な語彙力があるか、国語全般の基本事項が身についているか、読解の基礎ができているかをみる問題となっていますので、取りこぼしの無いよう確実に得点しくことが大切です。
●推薦
大問4題の構成で、論説文・古文・漢文の他、漢字の読み書き、口語文法、文学史といった知識問題など、幅広いジャンルからの出題となっています。
現代文の長さは標準的で、古文・漢文は短めです。設問は選択問題が多いのが特徴ですが、試験時間が社会と併せて50分ですので、ある程度の処理能力が必要です。10年度の論説文は論旨のはっきりした文章が選ばれ、知識問題・内容把握に関する選択問題・記述問題・抜き出し問題等バランスの取れた問題構成でした。
古文は古典落語の笑い話で、内容把握の問題は1題のみで、それ以外は文法問題でした。漢文では問題文として1文の漢文とその書き下し文が提示され、設問は返り点と内容把握の問題が1題ずつ出題されました。全体的には基本的な語彙力があるか、国語全般の基本事項が身についているか、読解の基礎ができているかをみる問題ですから、取るべきところできちんと取れないと合格はおぼつかないでしょう。
入試問題の対策
知識問題の出題も少なくはないので、得点に結びつけたいところです。漢字は頻度順の問題集を1冊仕上げましょう。語句、文法、文学史、古文・漢詩・漢文等の基礎事項は、教科書、授業ノート、国語便覧等を参考にして整理し、入試問題を集めた問題集を使って力をつけるようにしましょう。問題量が多く小説は字数も多いので時間配分に注意が必要ですが、現代文は基本の読み方にしたがい、論理的文章では話題・要点・要旨をおさえながら、小説では粗筋や心情を考えながら読む訓練が必要です。
選択式問題は、安易に選択肢だけで判断してはいけません。設問で問われていることを正確に把握して、根拠になる文を問題文から探し、その内容と選択肢を照らし合わせながら答えを絞り込むようにしましょう。記述問題も、論拠になる文(基にする文)を探してからまとめるようにします。古典では、基礎知識を確認するとともに、動作主や指示語をとらえ、正確に文脈・大意を把握できるようにしましょう。
●推薦
漢字は頻度順の問題集を1冊仕上げましょう。その他の語句、文法、文学史、漢詩・漢文等の基礎事項は、教科書、授業ノート、国語便覧等を参考にして基本事項を整理し、入試問題を集めた標準レベルの問題集を使って力をつけるようにしましょう。
現代文は基本の読み方に即して、論理的文章では話題・要点・要旨をおさえながら読むことを心がけましょう。文学的文章が出題された場合は「心情の直接的な表現」に傍線を引きながら読むようにしてください。
選択式問題では、安易に解答するのではなく、設問で問われていることを正確に把握し、解答の根拠になる文を問題文から探したうえで、答を絞り込むようにしましょう。記述問題も、論拠になる文(解答の基にする文)を探してからまとめるようにします。古文では、基本単語や文法を身につけると同時に、問題集で大意を捉える訓練をしてください。

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