キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(部活と勉強を両立させるには)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
部活と勉強を両立させるには 

「部活も勉強もがんばりたいのに、疲れて寝てしまう」「部活のある日は勉強時間が足りなくなる」「最後まで部活を続けて受験に間に合うのだろうか」そういった悩みを抱える中高生のために、先輩たちが、部活と勉強を上手に両立するための「極意」を教えます。

予習・復習は休み時間に

東京理科大・基礎工学部

駅伝に捧げたシューズです。

中学時代は駅伝にすべてを捧げる生活を送っており、中3の11月まで部活を続けていました。朝練と放課後の練習で疲れ果てて、22時を過ぎると眠くなってしまい、家での勉強時間を長く取ることができませんでした。そのため、学校の授業や休み時間を利用して、知識を頭に入れるように心がけていました。最も効率のよい方法は、授業前後の休み時間を活用して予習・復習を行うことです。休み時間に教科書や配布プリントにさっと目を通し、前回の授業の振り返り、今日の内容の確認、授業後の復習に取り組むだけで、記憶を定着させることができます。部活と勉強を両立させるためには、短時間に集中力を発揮して勉強に取り組むことが重要です。ぜひ、授業前後の休み時間を活用してみてください。
3年 たんぽぽ

あなたはどちらのタイプ?

大阪府立大・工学域

部活で使用しているラケットです。大学でもまた、部活に打ち込んでいます。

部活と勉強を両立させるのは、本当に大変なことだと思います。私は高校時代、週6日卓球をしていて、帰宅後は宿題を終わらせるだけで精いっぱいでした。難関大を志望していたので、生活の中心を勉強に切り替えるために高2の夏に部活を辞めましたが、辞めたからといって劇的に勉強ができるようになったわけでもなく、今思い返すと、無駄に時間を過ごしてしまったかなという後悔もあります。私は結局、入試直前の冬休みにスイッチが入り、急激に成績が上がりました。大切なのは、自分の性格をよく理解しておくことだと思います。勉強一本に絞った方が効果が出るのか、忙しくしている方が充実感が味わえてより集中できるのか、自分のタイプをしっかりと見極めて戦略を立てて、がんばってください。
3年 コンペ

Z会は長期休みを利用して

京都大・薬学部

オーケストラ部では、バイオリンを弾いていました。部活で仲間とがんばった経験は一生ものだと、大学生になった今、感じています。

部活が忙しく、宿題だけで精いっぱい!Z会を解く時間がない!という後輩のみなさんへ。私もオーケストラ部に所属していたので、朝・昼・放課後すべて練習があり、学校の宿題をこなすので精いっぱいでした。そこでZ会は、ゴールデンウィークや長期休みに、復習感覚で取り組んでいました。私のように、学校の進度に合わせて基礎から固めていくことを重視する人は、もしZ会の範囲をまだ習っていないなら、潔く次の休暇まで取っておくことをおすすめします。答案が返却されるまで何日かかかるので、休暇の前半にZ会をまとめて解いて提出し、返却を待つあいだに学校の宿題に取り組んで、答案が返却されたらすぐ見直しをする、というサイクルを計画に盛り込むとよいです。そうすれば、飽きの来ないメリハリのある学習計画が立てられ、スムーズに勉強が進むでしょう。
3年 つぐみ

苦手分野を効率的に克服

横浜国立大・理工学部

いつも使っていたファイルケース。電車でも荷物が出し入れしやすく、便利です。

部活と勉強を両立するためには、取り組む分野に優先順位をつけて効率よく勉強を進めることと、ちょっとした空き時間を有効活用することが大切です。そのためには、まず自分の苦手分野をしっかり把握する必要があります。私は、洗い出した苦手分野を中心に、大まかな学習計画を立て、苦手分野を一つずつつぶしていくという意識で勉強を進めていました。また、通学のために電車に乗っている時間が長かったので、その時間を有効活用し、単語の暗記などをしていました。部活が忙しい人も、そうでない人も、時間を有効に使って効率よく勉強を進めることで、入試に立ち向かう力をつけてください。応援しています!
2年 はるぼー

切り替え上手になろう

お茶の水女子大・生活科学部

サイクリング部の合宿では、霞ケ浦(写真)や房総半島など、いろいろな場所を走りました。

私は高校時代、サイクリング部に所属していました。月1回の活動だったため、毎日忙しいわけではありませんでしたが、ミーティングや合宿などで忙しくなるときもありました。そんなときに私が意識していたのは頭の切り替えです。部活のときは勉強のことはいっさい考えず、とにかく楽しみながらストレスを発散します。その分、勉強するときは集中して、頭を使っていました。毎日部活があるまわりの友人たちも、やはりテスト前には頭を切り替えて、勉強に集中していましたし、受験生になり部活を引退したあとは、それまでやってきた部活と同じくらい一生懸命に勉強に取り組んでいました。このように、勉強モードと部活モードを上手に切り替えて生活すると、メリハリがつき、充実した毎日を過ごせるはずです!
3年 moonlight

後悔のない決断を

神戸大・医学部

部活で使用していた、なぎなたです。

私は高3の11月に部活を引退しました。大事な試合に出場したかったからです。学校の先生には、受験に間に合うのか心配されましたが、試合を諦めて部活を引退し、勉強を始めても、やりきれない気持ちが残って勉強に身が入らないと思い、部活を続けました。考え方は人それぞれですが、何回か挑戦できる可能性がある受験と違い、高校の部活はその時しかチャンスがありません。諦めた後悔も、やりきった達成感も、心に残ります。だから、部活をしたい気持ちと受験にかける気持ちはどちらが強いか、今、自分が本当にやりたいことは何かを考えて、引退時期を決めるべきだと思います。そして、その決断をしっかりとまわりに伝えて、まわりの人たちの手を借りながら、後悔のないように全力でがんばってほしいです。
3年 まほじょー

朝勉強のすすめ

東京大・文科一類

毎朝、母にいれてもらう緑茶で目を覚ましていました。実家にいるときの私のルーティーンです。

中高時代の部活は勉強と並んで大切な「学び」の一つです。だからこそ、時間・体力の面で、勉強との両立を難しく感じる気持ちもわかります。私は水泳部に所属していたため、部活から帰るとヘトヘトという日もありました。正直に言えば、そんなときは無理をせずに休憩することが一番だと思います。「疲れたー」と思いながらダラダラと勉強机に向かうより、少し休憩してスッキリしてから取り組んだほうがずっと効率的です。私の場合、どうしても疲れてやる気が出ないときは、思い切って早めに寝て、次の日にいつもより1時間ほど早く起きて勉強していました。まさに早起きは三文の徳で、今まで全然手をつけられなかった問題も、朝に見ると不思議とすいすい進められるということもありました。
2年 葵のまち

時間を可視化して無駄を省こう

南山大・人文学部

提出を思いとどまった退部届けと、大変だった練習の予定表です。

部活と勉強を両立させるためには、時間をできる限り有効に使うことが求められます。そのために、私は学校の授業のように固定された時間と、自由にカスタマイズできる時間をそれぞれ紙に書き出し、可視化しました。さらに、カスタマイズできる時間を、予習の時間・息抜きのための時間、と細分化していきました。そうすることで、今、自分は何をするべき時間なのかが目に見えてわかるようになり、時間の無駄遣いが劇的に減りました。私は中高時代は強豪のバレーボール部に所属しており、月に部活のない日がたった一日しかないということがほとんどでした。勉強との両立がうまくいかずに辞めたくなることもありました。しかし、諦めずに最後まで部活を続けた経験は、将来、必ず自分の支えになります。私は今でも、当時の仲間や先生、思い出に支えられて、毎日がんばることができています。両立は大変ですが、得られるものも大きいので、諦めずに挑戦してほしいです。
2年 ぼっこ