キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(定期テスト活用のススメ)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
定期テスト活用のススメ

みなさんは普段、定期テストに向け、どのように計画を立て、勉強をしていますか? また、定期テストの結果がよかったとき、悪かったとき、その結果をどのように受け止め、その後の勉強にどのように生かしていますか? 今回は、先輩たちが、定期テストを上手に活用するための極意を教えます。

高校時代の定期テストの答案。先生も、簡単に生徒に100点を取らせないようにするため、なかなか手強い問題を作っていました。

テスト、やる気ある?

京都大・工学部

高校入学当初の私は、定期テストへのモチベーションが低く、点数が多少悪くても「次がんばれば、なんとかなるやろ」などと、のんきに構えていました。定期テストの勉強も一夜漬けだったので、深く理解できておらず、後で何度も同じ内容を勉強しなければならなかったことを覚えています。そんな私の意識が変化したきっかけは、授業中に世界史の先生に「テストを適当に解くのは失礼やで。こちらは生徒と先生の一対一の勝負やと思ってんねんから、本気でやれや」と言われたことです。この一言に感化され、本気でテスト勉強をして、先生に向き合おうという闘争心が湧いてきました。
定期テストに対するモチベーションが低いという人は、何か気持ちを高められるようなきっかけを探してみてください。気持ちが高まれば、勉強に対するやる気も上がり、結果的に学力向上につながると思います。
3年 ガクトレ

高校3年生のころの、私の定期テスト記録表です。残念な結果のものもちらほら(笑)。

スケジュール管理は紙で可視化

慶應義塾大・法学部

私は定期テストの勉強の計画を立てる際、紙を愛用していました。
①定期テスト2週間前に試験範囲を一覧にして紙に書き、何を勉強するべきかを可視化させます。
②勉強のスケジュールを組み、紙に書きます。
③終わった取り組みには線を引きます。
この3ステップでテスト勉強のリズムができ、とても有効でした。また、答案が返却されたら、直後に見直しをし、さらに受験を意識しながら後日改めて解き直しをしました。先生は間違えやすいところや重要なところを考慮してテストを作っているはずなので、入試対策としても活用できます。
定期テストの結果がよかろうが悪かろうが、終わってしまったことは、しかたがありません。テストまでの過程がよかったか悪かったかを振り返る方がよほど大事だと思います。自分の勉強リズムをつかんで、自信をもって定期テストに臨んでください!
2年 まあるいさといも

返却された定期テストの解き直しに加え、普段からケアレスミスを書き出しておくと、自分のミスのくせがわかってきます。

定期テストで基礎知識を確実に

京都大・薬学部

受験が近づくと、どうしても学校の定期テスト対策が疎かになりがちです。とくに難関大学を目指す人は、進度や難易度が自分に合わないと感じることもあるでしょう。しかし、勉強は「ジェンガ」のようなもので、応用を積み上げようとして、あまり重要ではない(と自分で判断した)分野の基礎知識を抜くと、その不安定な分野を突かれたときに総崩れになってしまいます。総合力を養うため、定期テストをぜひ活用しましょう。
数学を例にとると、まず教科書と問題集をひと通り解き、テスト1週間前に間違えた問題を解き直します。前日には範囲全体から適当に選んだ問題を再度解きます。テスト後に答案が返却されたら、必ず解き直しをしましょう。このとき、毎回同じノートに解き直しをすることで、自分のミスの傾向がつかめるのでおすすめです。
3年 つぐみ

ノートに赤ペンで重要事項を記入し、赤シートで文字を隠しながら、電車の中で勉強していました。

テスト勉強を短時間で行うには

東京藝術大・音楽学部

ピアノの練習に打ち込み、塾に行っていなかった私にとって、今振り返ると定期テストは受験の要になっていた気がします。まず、定期テストの2週間前から、ノートをまとめ始めます。時間を効率よく使うために、基本的には学校で、授業の合間の空き時間に行っていました。1週間前から、問題集や暗記に取りかかります。答案が返ってきたら、もちろん間違えたところを復習します。こうして、一回一回の定期テストに計画を立てて取り組んでいくことで、毎日2~3時間のピアノ練習時間を、テスト期間中も確保できていました。ポイントは、学校での空き時間を生かすところですよ!
定期テストで基礎知識をしっかり身につけておけば、受験勉強は演習や苦手科目の克服に重点を置けるので、有利に進められます。
3年 ゆらりん

勉強の合間に訪れた、北海道の洞爺湖。とても落ち着いた気持ちになりました。

テスト勉強は勉強法を模索する時間

京都大・教育学部

私は定期テストを、さまざまな勉強法を試す機会にしていました。在学中に何度も行われる定期テストは、自分に合った勉強法を模索するのに最適です。いつも決まったやり方でテスト勉強をしていても、他の方法を試してみると、意外にもそちらの方が自分に合っていたりすることがあります。
たとえば、いつもひたすら問題を解く人は、じっくり解説を読み込むというやり方に変えてみたり、暗記しなければならない内容を書いて覚えている人は、口に出して覚えてみたりと、さまざまな勉強法を試してみてください。勉強法を変えたことで仮にうまくいかなかったとしても、定期テストなので次があるから大丈夫と思えます。返却されたテストを見直しながら、自分に最適な勉強法を見つけてくださいね。
3年 Manyue

テスト勉強は手帳などを用いて計画的に行うと、効率がいいです。

進捗管理のためのテスト勉強

東京大・理学部

私は、普段は部活が忙しく、あまり勉強をする時間を確保できていなかったため、定期テストが近づくたびに、テスト範囲を猛勉強するというやり方で、毎回のテストを乗り切っていました。本当は普段からコツコツと勉強をする方がいいのでしょうが、このようなやり方でも、勉強の進捗管理という観点で見ると意味があるものでしたし、定期テストの勉強は受験にも生きていたなと思います。
定期テストには嫌なイメージをもつ人も多いかもしれませんが、定期的に勉強の進捗を管理でき、さらに自分の実力も測ってくれるツールだと考えると、抵抗がなくなるのではないでしょうか?
3年 甘蔗

高校時代に使っていた教科書です。たくさんありますね。

テスト勉強をまんべんなく行うために

神戸大・医学部保健学科

私が通っていた高校は宿題が多かったので、授業の復習は普段からコツコツと行っていました。なので、定期テスト対策としては、2週間くらい前から教科書や問題集を解き直すなど、テストの全範囲を総復習していました。全範囲をまんべんなく見直すことで、どの範囲が出題されても大丈夫だという自信をもって受けることができ、テスト中に焦って「ど忘れをする」ことが少なくなるような気がします。
答案が返ってきたあとは、間違えたところをやり直し、同じ単元の問題集などを解き直しました。定期テストは自分がわからない問題を教えてくれる役割があるので、模試の前に見直すようにもしていました。
3年 まほじょー

いつでも復習できるように作っていた「復習ノート」。

苦手科目は平均点を目指す

大阪府立大・工学域

部活や趣味に忙しいみなさんのなかには、逃れることのできない定期テストに苦手意識をもっている人もいることでしょう。でも、せっかくテストを受けるのならば、受験に役立つ力をつけられるよう意識したいものですよね。
私は週6日、部活をしていたので、定期テスト対策に取り組み始めるのは2週間くらい前からでした。その際、得意科目や好きな科目よりも、苦手科目に重点を置き、問題集に取り組んだり、復習をしたりしていました。苦手科目だからこそ、受験に向けて基礎を固めるという意味でも、何とか平均点は目指したいという気持ちで取り組んでいました。とくに、苦手意識の強かった化学や物理は、答案返却後に間違えた点をノートにまとめ、いつでも復習できるようにしていました。
3年 コンペ

6年間通い、多くを学んだ母校に向かう道です。

定期テストのその後は

京都大・農学部

みなさんは、定期テストの役割について考えたことがありますか? 学期ごとに行われる定期テストは、その学期に学んだことがきちんと理解できているかを確認する意図があります。ということは、その学期に学んだ重要なポイントが詰まったテストだということです。
私は高校生のころ、定期テストのたびに、間違えた問題を切り取ってノートに貼り、もう一度解き直しをしていました。これを続けることで、自分の弱点だけが詰まった「苦手ノート」が完成します。この「苦手ノート」を模試の前などに解き直せば、効率よく重要なポイントの弱点補強を行うことができます。みなさんも、ぜひ試してみてください。
3年 Aster

使用していた、教科書と参考書。こんなに勉強したんだなあと、懐かしくなります。

科目によって異なる学習計画を

京都大・教育学部

私は、得意科目と苦手科目で、まったく異なる勉強計画を立てていました。英語などの得意科目の勉強は普段の予習をメインにし、復習は定期テストの2週間前から。一方、苦手だった数学は週末に予習をし、平日はひたすら復習するというルーティンを作っていました。
しかし、どんなに勉強をして臨んでも、調子のよいときと悪いときがあるのがテストというものですよね。中高時代の私も点数を見て一喜一憂していたのが正直なところです。ですが、定期テストは最終目的地ではなく、あくまでも通過地点。定期テストで浮き彫りになった「苦手」は絶対にそのまま放置せず、長期休暇などを上手に利用しながら演習を行ない、次の定期テストまでに克服するようにしていました。「苦手」を持ち越さないことが、スムーズに受験勉強を進めるための重要な鍵になると思います。
3年 テオブロマ