キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(在学生から見た「私の大学」)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
在学生から見た「私の大学」

キャンパスの雰囲気や、そこに通う学生の雰囲気は、 大学案内のパンフレットからは伝わってきにくいものですね。そこで、キャンパスレポーターの先輩たちが、実際に通っているからこそわかる、自分の大学の姿をお伝えします!

お茶大には猫がたくさんいて、「お茶猫」と呼ばれています。それぞれの猫に名前がついています。

「ゆったり、のんびり、マイペース」なお茶大生たち

お茶の水女子大・生活科学部

大学にはそれぞれ、その大学特有の雰囲気がありますね。そういった雰囲気は、大学案内のパンフレットだけを見ていても、わからないことかもしれません。
私は入学前、お茶大生にはまじめで、勉強に対してガツガツした人たちが多いイメージがありました。ですが、実際のお茶大生は、キャンパスで、非常にゆったりとした時間を過ごしています。休み時間にベンチでアイスを食べる人、「お茶猫」と戯れる人、友達どうしで時間を忘れておしゃべりする人、空き教室でウトウトする人…。マイペースなのんびり屋さんがとても多いのです。
中高生のみなさんも、行きたい大学を決めるときには、知名度や設置学科だけを見て決めるのではなく、オープンキャンパスに出向いて実際に学生たちの様子を見て、大学の雰囲気を肌で感じとることが大事だと思います。
3年 moonlight

四角いポールの奥が吉田食堂。大勢の人が向かっていますね。

「自由気ままな変人」ではない京大生

京都大・薬学部

私は入学前、メディア等を通じて、京大には「自由気ままな変人が多い」というイメージがありました。しかし、入学してみたところ、奔放な生活を送っている人は私のまわりにはあまりおらず、イメージとの違いに驚きました。昔から京大で教鞭(きょうべん)をとっている教授が、「かつてはゴールデンウィークが過ぎれば自主休講(授業をサボって欠席すること)する学生が増え、食堂に並ぶ人の列も短くなっていたものだ」とおっしゃっていましたが、今は、一般教養科目の講義が行われる校舎に近い吉田食堂の外には、休み明けでも100人以上の行列ができます。中高生のみなさんも、もし京大に入学された暁には、並ぶことになるかもしれませんね。
このように、驚くほどの「変人」はあまり見かけませんが、一方で、オタク気質で、ある事柄に非常に詳しい人は多い印象です。自分の興味のある分野に関しては、専攻に関係なくても知識をため込んでいるようですよ。
3年 つぐみ

神戸大の最寄り駅にある商業施設まで買い物にいくことも…。

神戸大の施設は「コンパクト」

神戸大・医学部保健学科

私が初めて神戸大に行ったのは、入試の当日です。そのとき、私が抱いていた一般的な大学のキャンパスのイメージとの差に、驚愕(きょうがく)しました。
私は、大学生は大きな教室で授業を受け、授業のない時間はキャンパス内の売店やカフェなどで過ごすものだと思っていました。しかし神戸大にある教室の多くは、中学校や高校の教室と同じくらいのサイズ感で、見慣れた木の机と椅子が並んでいます。売店も小さく、きちんと買い物をしたいときには、徒歩20分のところにある商業施設を利用しなければなりません。
なぜかキャンパス全体が寒く、正直に言うと、入学当初は通うのが少し憂鬱でした。でも、今ではコンパクトで使い勝手がいいキャンパスは、私のお気に入り。図書館も充実しており、食堂や売店の職員さんがとても優しくて、過ごしやすいと感じます。トイレの便座が冷たいのは、いまだに慣れませんが…。
中高生のみなさんには、受験前に大学に行く機会を設け、トイレや食堂といった毎日使う施設を事前にチェックしておくことをおすすめします。
3年 まほじょー

私が暮らす、女子寮の共同スペースです。ここで、助け合いの精神がはぐくまれました。

「助け合える」雰囲気がある東京理科大

東京理科大・基礎工学部

東京理科大は「実力主義」をうたっており、成績が基準に届かずに留年をしてしまう学生が多いことで有名です。私も入学前は、「勉強漬けの日々を送ることになるのでは…」とおびえていました。でも実際は、レポートや試験勉強に追われることはありますが、思っていたよりも充実した日々を送っています。サークル活動やアルバイトも十分できますし、勉強だけの日々ではありません。
私が通う基礎工学部は少し特殊で、大学1年生の間は北海道にあるキャンパスで過ごします。寮生活のおかげで複数人で勉強することに慣れ、まさに「三人寄れば文殊の知恵」状態で、試験期間は集まって勉強しています。助け合いながら、レポートも試験勉強も行うので、そこまで苦ではありません。「試験が辛い」「レポートが辛い」と言ってはいますが、共有する仲間がいれば、乗り越えられるということを実感しています。
3年 たんぽぽ

新歓の時期には、私たちの合格を祝うように桜が満開に咲き誇ります。

「悔しさを糧にできる」大阪府立大

大阪府立大・工学域

私の通っている大阪府立大の工学域は、入試が中期日程しかないため、通っている人は、前期入試で不合格になった人がほとんどです。現に私も、前期入試に落ちてしまったため、大学に入学する喜びは少し弱かったかもしれません。入学してからも前期の入試で落ちたことを悔やみ続け、受験生のころに戻って勉強をやり直したいと何度も思いました。
しかし、大阪府立大の工学域は浪人生が多数を占めるため、自分よりも長期間・長時間の勉強をしてきた勤勉な人ばかりで、よい意味で圧倒されます。そのおかげで、私は彼らに追いつくために、大学生だからと気を抜くことなく勉強に勤しむことができています。また、校舎もきれいで研究室の設備もそろっているので、自分が想像していたよりも、はるかによい大学で、結果的に私にとって一番ぴったりな進学先だったのではないかと感じています。
3年 コンペ

最近、大学のグラウンドが人口芝生になりました!

「自己管理」が求められる南山大学

南山大・人文学部

大学というと、「自由な雰囲気」というイメージがあると思います。実際、私が通う南山大学も、中高時代までと比べると、自由な雰囲気があります。それは、アルバイトなどの生活面だけに限りません。授業への取り組み方も、個人の意思に任せられています。
たとえば、授業の欠席、遅刻、早退、スマホ、居眠り…。中高時代であれば、授業中のこういった行いに対し、先生から何かしらの指導を受けたと思います。しかし大学では、これらの行いをしかってくれる人は、どこにもいません。せっかくの貴重な学びの機会を無駄にするのか、しっかりと授業に取り組み、知識を身につけるのかは、すべて自分次第。つまり、「自己管理」が求められるのです。
そう考えると、入学後に高いモチベーションで授業に参加するためには、自分の興味にあった学部を選択することはとても重要です。興味のある大学・学部のHPを見て学びの内容をイメージしたり、大学に通っている人が身近にいれば、実際に授業の様子を聞いてみることで、非常に有益な情報が得られると思います。中高生のみなさんは、これからの努力次第で、どんな大学・学部でも目指すことができます。自分にあった大学・学部に入学し、充実したキャンパスライフを送れるよう応援しています。
2年 ぼっこ

入学時にもらう部活・サークルのビラ。数え切れないほどの数があるので、きっとあなたにピッタリの団体が見つかるはず!

東大はさまざまな「色」にあふれた場所

東京大・文科一類

中高生のみなさんもそうかもしれませんが、僕も入学前は、東大には勉強一筋という人がたくさんいるのだろうと想像していました。しかし、現実はだいぶ違っていました。
「東大」と一口に言っても、さまざまな「色」をもった人たちであふれています。サークル活動やアルバイトに打ち込む人、キャンパスの中をおしゃれな姿でさっそうと歩いていく人、授業に出ずしてテストでは高得点をちゃっかり取ってしまう人、周りにいる友人と学問について議論することを楽しんでいる人…。実際には、僕を含め、もっとある意味「普通」に大学生活を送っている人もたくさんいますが、それでもこうした刺激にあふれるキャンパスに身を置けることは幸せなことです。
2年 葵のまち

日吉キャンパスの学生食堂で、初めて食べたメニューです。

「キッラキラだけど気さく」な慶大生

慶應義塾大・法学部

私は入学前、慶應義塾大に格式高いイメージをもっていました。大学名のブランド力が強いですし、キラキラした人たちが多そうで、私は浮いてしまうだろうと思っていたのです。実際、入学して初めてキャンパスに行く日は、緊張しましたね。
私の予想どおり、キャンパスにはおしゃれでキラキラした人がたくさんいました。しかし、話してみると気さくな人ばかり。おしゃれをして行かなくても、とやかく言われません(笑)。また、慶大生にはセレブなイメージがあり、お金に余裕があるからアルバイトをしない人が多いのではないかと思っていましたが、私の周りのほとんどの人は、アルバイトをして自分でがんばって稼いでいます。学生食堂も、そんな大学生を応援すべく、安いです。慶應義塾大は、私が思うよりはるかに居心地がいい学校でした。入学してみないと、わからないものですね!
2年 さとのいもこ

キャンパス内の農場。農場だけでも、写真に収まりきらない広さです。

「広すぎる」北海道大札幌キャンパス

北海道大・農学部

北海道大の札幌キャンパスに来て、まずとても驚いたことは、その広さです。キャンパス内には立派な農場があり、かわいい羊や牛の姿を見ることもできます。キャンパスを南北に走るメインストリートの長さは1.2kmで、私が通う農学部棟からサークルで利用するサークル会館まではなんと約2.0km。構内の移動は基本的には自転車なので、正直、自転車がないと暮らしていけません(笑)。
また、驚くことに、北大祭の際にはメインストリートの両側が端から端まで出店で埋まってしまいます。北大祭の盛り上がりはすごいですよ。
夏と冬ではキャンパスの雰囲気が様変わりします。ただでさえ広いのに、冬は雪のせいで道がわかりづらくなるので、受験時には遭難しないよう、くれぐれも気をつけてくださいね!
2年 かわうそ