キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(充実した夏休みの過ごし方)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
充実した夏休みの過ごし方

みなさんに平等に訪れる、夏休み。でも、意識一つ、工夫一つで、その充実度合いは大きく変わってきます。
そこで先輩たちが、夏休みを有意義に過ごすための「極意」を教えます。

高校時代に使っていた宿題考査勉強用のノートです。

事前に計画を立てる

京都大・教育学部

私は、夏休みは早起きをして涼しいうちに勉強をし、昼間は遊んで、夜にまた勉強すると決めていました。朝は学校の宿題、夜はそれ以外の予習復習を行うことが多かったです。高校時代は夏休み明けに宿題範囲の試験があったので、最後の1週間はそのテスト勉強に集中していました。充実した夏休みを過ごすために大切なポイントは、休みが始まる前に、夏休み全体の勉強計画を立てておくことだと思います。私は休み前にざっくりとした計画を立てておき、休みが始まったら状況に応じ、1週間単位で計画を修正するようにしていました。さらに、「苦手な数学の図形分野を克服する」「漢字の力を伸ばす」など、休みの終わりに自分がどんな成長をしていたいのか、具体的な目標をもっておくと、モチベーションが上がりますよ。
3年 テオブロマ

私の早起きを支えてくれていた目覚まし時計。

早起きをして午前から活動

東京理科大・基礎工学部

夏休みを有意義に過ごすためには、「朝、きちんと起きること」が大切だと思います。私は中高時代、午前に部活があったので、自然と早起きをする習慣がつきました。そのおかげで、部活を引退した後も午前から勉強に打ち込めました。午前の活動が充実していると、その日は一日中、モチベーションを保って勉強に取り組めました。逆に、だらだらと午前を過ごしてしまうと、やる気をなくし、午前も無駄に過ごしてしまいがちでした。自分が思う以上に、あっという間に一日は過ぎていきます。気づいたときには夜になり、日付が変わり、すぐに夏休みが終わってしまいます。夏休みという自由に使える期間を最大限に生かすためにも、早起きをして「充実した一日」を過ごしてほしいです。
3年 たんぽぽ

東京医科歯科大の近くにある、お気に入りのイチョウ並木です!

志望校を訪れてモチベーションを高める

東京医科歯科大・医学部

住んでいる場所から離れたところにある大学を志望しているという人は、たくさんいると思います。そんなみなさんには、夏休みを使って、ぜひ実際に大学を見に行ってもらいたいです。私も当時は地方に住んでいましたが、東京か関西の大学に行きたいと考えていました。そこで、高1の夏休みにいくつかの大学に行き、キャンパスを歩いてみたり、街の様子を見たりしました。「見るだけで、何が変わるの?」と思うかもしれませんが、実際に見ることで大学生活をしっかりとイメージでき、モチベーションが高まります。また、実際に大学に行ってみると想像していたイメージと違うことがわかり、それがきっかけで志望校を変更する人も少なからずいるので、受験勉強が本格化する前に、一度は足を運んでみることをおすすめしますよ!
3年 かにかま

高3の夏休みに立てた、私の勉強計画表です。

仲間とともに「受験の天王山」を乗り越える

東京大・経済学部

高3の夏休みは勉強漬けの毎日でした。友達には「つらくなかった?」と聞かれるのですが、私はまったくつらくありませんでした。なぜなら、仲間がいたからです。夏休みは、当時通っていたZ会東大進学教室の自習室で勉強していました。勉強は集中してやり、昼飯や夕飯の時間には自習仲間の友達とファミリーレストランなどに行っておしゃべりしながら息抜きをしていました。「勉強の進捗状況はどう?」といったまじめな話題のときは士気が高まり、くだらない話のときは勉強のことはいっさい忘れて大笑い。仲間と一緒に、「がんばるときはがんばり、楽しく過ごすときは楽しく過ごす。」これが「受験の天王山」とも言われる夏休みを乗り切れた力の源です。
3年 あまね

朝日を浴びる、カリフォルニア大学バークレー校の時計台。

海外研修で自分を高める

京都大・農学部

私は高2の夏休み、「トップリーダー研修」という高校のプログラムに参加しました。このプログラムでは、事前に専門の先生方の指導のもと、自分の意見を積極的に伝えられるようになるためのトレーニングを積み、その後、カリフォルニア大学バークレー校で行われる約2週間の研修に臨みました。研修では、さまざまな人に将来の夢に関するインタビューをしたり、自分の将来について意見をいただくことができました。また、グループごとに発想力や論理的思考力をつけるための活動をするなど、多くの貴重な経験をしました。私にとって、これらの経験は、単に英会話の力を向上させることができただけでなく、集団をまとめる力が身につき、自分を見つめ直し、これからどのような人間になりたいのかを考える、よい機会となりました。
3年 Aster

夏のコンクールの練習の様子です。

部活に打ち込み集中力を養う

京都大・総合人間学部

私は中高時代、吹奏楽部に所属しており、中1から高2までの夏休みは、ほぼ毎日朝から晩までひたすら部活に打ち込んでいました。その部活漬けの5年間で、「一つのことを長時間やること」に慣れていたので、翌年の受験生の夏休みという大切な時間を有意義なものにできたように思います。朝から夕方まで、個人練習や合奏でずっと楽器を吹き続けることで、自分の集中力をうまくコントロールする方法を知らず知らずのうちに学んでいました。練習前のルーティンを決め自分の気持ちにスイッチを入れたり、集中力が切れたらうまくリフレッシュしたりと、勉強と部活で相通じるものが多くあったと、受験を終えた今、思います。ハードな部活をしていない人も、夏休みは何かに長時間、そして長期間向き合う機会をつくることをおすすめします。
3年 N.

今読んでいる小説です。なかなか読み応えがあります!
左から、『星を継ぐもの』 ジェイムズ・P・ホーガン 著 池央耿 訳 加藤直之 装画 創元SF文庫/『金閣寺』 三島由紀夫 著 新潮文庫刊/『点と線』 松本清張 著 新潮文庫刊

読書をして自分の世界を広げる

東京大・理学部

勉強はもちろん大切ですが、せっかくの長い夏休み、自分が本当にやりたいことに没頭するのもよいのではないかと思います。私は本を読むことが好きですが、学校があるときにはなかなか読書の時間がとれないため、夏休みのような長期休みのときに大量の本を読んでいました。名作と呼ばれる小説を、片っ端から読んでいましたよ。最近は知識の幅を広げるために、積極的に新書も読んでいます。読書は、自分の見える世界を手軽に広げてくれますし、自分とあまり関わりがなさそうな分野の本を読んでみると、見識が広がって楽しいですよ。
3年 Aria

公園で友達と水風船を投げあったのも、いい思い出です。

大切な友達との思い出をつくる

南山大・人文学部

夏休みといって課題に追われ、部活もあり、ゆっくりできる日は少ないものです。私もたくさんの課題に加え、ほぼ毎日部活がありました。そのなかでも、これはしておいてよかったなと思えるのは、友達と遊ぶことです。夏休みに友達と遊ぶことは、学校帰りや週末に遊ぶのとは一味違った気分になります。そのぶん、特別な思い出になり、より一層絆(きずな)が深まると思います。また、今は違う学校や地域にいる友達と遊ぶいい機会にもなります。これを機に、途絶えていた交流が再開することもあるでしょう。私は大学に入った今でも、違う進路を選んだ友達から、よい刺激やアドバイスをもらうことが少なからずあります。人脈は、きっと何かの助けになります。この夏休みに、大切な友達との交流を深めてみてはいかがでしょうか。
2年 ぼっこ