キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(モチベーションの保ち方)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
モチベーションの保ち方

中高一貫校に通うみなさんにとって、大学入試に向けた6年間は、少し助長に感じられるものです。一方で、高校受験をしたみなさんのなかには、休む間もなく始まる大学入試への新たな道をキツく感じている人もいることでしょう。
そこで今回は、キャンパスレポーターの先輩たちが、モチベーションを保ちながら目標に向かうためのコツを教えます。

大学生になってからは友人と旅行に行くのが長期休みの楽しみになりました。写真は夏休みに岩手県に旅行した際に見たイルミネーションです。

仲間との励まし合い

京都大・教育学部

高校受験をやっと終えたのに、高校に入学した途端、大学受験の話題。「また受験か」と気持ちがだれてしまうのも当然だと思います。そんなとき、私の気持ちを支えてくれたのは、同じ高校の仲間でした。一生懸命に努力している友人を見て、自分もがんばらなければと思いましたし、同じ目標をもつ友人同士でオープンキャンパスに行って意識を高め合うこともありました。進路について相談し合った昼休みも、今の私にとってはかけがえのない青春の時間だったように思います。
受験は自分との戦いではあるけれど、一人で戦い続けるのは苦しいものですよね。だからこそ一緒に戦う仲間の存在が大きいのです。常に気持ちが張り詰めていると疲れてしまうので、友人と思いきり楽しむ時間も大切にしてくださいね。
4年 テオブロマ

高1の3学期に書いた計画表です。これを書いて、さらにモチベーションが上がりました。

スタートダッシュを大事に!

慶應義塾大・法学部

「新入生は全員が同じスタートライン」。私が高校生になり、しばらくして思ったことです。難なく入学をした人が成績不振になったり、一方で苦労して入学した人が成績優秀だったりしました。私は、模試で合格の可能性が25%ほどしかなかった高校に、入学しました。それはうれしかったのですが、一方で、A判定を取り続けた高校に落ちてしまったため、その悔しさをばねに、入学した直後から真剣に勉強しました。その結果、私よりずっと高い成績で入学した友人たちを、追い越すことができました。
受験時の成績は、入学後は関係ありません。言い換えれば、入学した後のがんばりが、次の受験に直結するということです。それを知っていれば、同じスタートラインでも、ライバルたちより上手にスタートダッシュを切ることができますよ。
3年 まあるいさといも

定期テスト前に自分でまとめた世界史のノートです。受験のときも持っていき、休み時間に見返していました。

「受験勉強」は特別な勉強ではない

東京大・文科一類

僕は中学受験、高校受験、そして大学受験を経験してきました。すなわち、3年ごとの受験です。こう振り返ると受験が頻繁にやってきたように感じますが、3年という期間は常に受験を意識するには長すぎ、ずっと勉強をほったらかしにした後に巻き返すには短すぎるという微妙な期間です。
そんなとき、学校はよい伴走者になってくれます。まずは次にあるテストの対策をどうするか。これなら明確な目標が立ちやすいです。学校の中でライバルを見つければ勉強のモチベーションも保てるでしょう。この積み重ねが、受験に立ち向かう確かな素地となるはずです。受験には「受験勉強」という特別な勉強が必要なわけではなく、日々の勉強の積み重ねこそが実を結ぶのだと思います。
3年 葵のまち

塾で主催していた学校説明会の際に配布された京大グッズを、受験当日もリュックサックに入れてお守りにしていました。

中だるみ対策には模試の受験と学校説明会への参加を

京都大・薬学部

中高一貫校の人は、中3のあたりで中だるみをしてしまいがち。しかし他校に通う大学受験のライバルたちは、高校受験に向けてめきめき力をつけています。
そこで、中だるみをしてしまったときは、模試や学校説明会を積極的に活用しましょう。大学入試は全国のライバルたちと競い合うことになるので、定期テストで校内順位を知るだけでなく、全国模試で自分がどの位置に今いるのかをひしひしと感じることが大切です。偏差値や合否判定に一喜一憂せず、同じ大学を目指す仲間と比べて自分に何が足りないのかを冷静に捉える目を、中学生の早いうちに養いましょう。具体的な弱点がわかると、克服への意欲が高まるのではないでしょうか。また、息抜きがてら、学校説明会へ足を運ぶとよいです。志望校での生活に関する情報を耳にすると、合格したいという思いが一段とつのることでしょう。
4年 つぐみ

趣味のマンガは定期テスト期間中は読むのをがまんし、テスト後にご褒美としてめっちゃ読みました!

目の前の課題に向き合って!

神戸大・医学部

私は中学受験をしたので、大学入試まで6年間ありました。私が通っていた学校は、高2までに高校範囲の単元を習い終えてしまうので、授業の進度が早く、定期テストの勉強をするだけで手いっぱいでした。そのため、大学入試のことなど頭にないまま、勉強に追われていました。
しかし、定期テストの範囲は当然入試の範囲でもあるので、定期テストの勉強は大学入試の勉強に直結します。目の前の課題やテストに向き合って、テストごとに着実に知識を身につけていくことが大事だと思います。モチベーションが下がりそうなときは、胸をはって部活に参加するために勉強をがんばるというように、自分なりにモチベーションを保つ工夫をしながら、継続してがんばってほしいです!
4年 まほじょー

定期テスト前には学習管理表を作っていました。

一歩先を行く

東京大・経済学部

私は小中高一貫校に通っており、小学校に入学した時点で次の受験は大学受験でした。中学から入学してくる人たちが受験後の中だるみに悩まされるなか、中学受験をしていない私は、かえって中学入学時からほかの人より勉強に打ち込むことができました。
しかしそうすると、6年間もの長い時間、成績を維持し続けることによって、モチベーションを保っていました。一度しっかりと勉強して、よい成績が取れると、自然と次の試験もがんばろうと思えるものです。みなさんも、次の定期テストに向けて、一度、大きく努力をしてみましょう。よい結果が、次へのモチベーションにつながります。
4年 あまね

最近の私のご褒美は抹茶パフェでした。

鼻先ににんじんをぶら下げる

京都大・農学部

受験生として受験勉強をがんばる1年間、高いモチベーションを保ち続けるのは、なかなか難しいと思います。そこで、私はモチベーションを保つため、「馬の鼻先ににんじんをぶら下げる」方式で、こまめにご褒美を用意していました。私は食べることが大好きなので、たとえば模試の後は近くのおいしいお店を調べて食べに行ったり、放課後に甘いおやつを用意しておくなどして、自分にご褒美を与えていました。
こまめに小さなご褒美があれば、それに向かってがんばることができますし、また次もがんばろうと思うことができます。みなさんも、目の前に何かご褒美を用意してみてはいかがでしょうか。
4年 Aster

オープンキャンパスで訪れた自治医科大学。勉強のモチベーションが大きく高まりました。

受験直前期に気持ちを保つ方法

京都大・薬学部

私は公立の中高一貫校に通っていました。中2生〜中3生のころは、まわりも自分も中だるみの時期で、勉強のやる気が出ませんでしたが、部活を全力でできるよい時期だったとも思います。モチベーションを維持する工夫としては、中3生のうちからオープンキャンパスや大学の説明会に参加するようにしていました。興味のある大学に実際に足を運び、大学の雰囲気にふれた経験は、私のモチベーションを大きく向上させてくれました。
また、私は受験の雰囲気に飲まれてしまうかもしれないという不安があったので、複数の大学を受験することで、自然体で面接や試験に挑めるよう工夫をしました。おかげで、緊張することなく受験を終えることができたと思います。
4年 M