キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(キャンパスライフを彩る部活・サークル)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
キャンパスライフを彩る部活・サークル

大学生の部活やサークル活動は、キャンパスライフを彩る大きな要素の一つ。その種類はバラエティに富み、マイペースに活動をする団体から、学校の枠を超えて大々的に活動する団体まで、さまざまです。そこで今回は、中高生のみなさんに大学の部活やサークル活動をイメージしてもらえるよう、キャンパスレポーターが自分たちの所属している団体の活動の様子を紹介しながら、大学生活をより楽しむ極意を教えます!

団体戦に出たときに着ていたウェアです。

学年によって関わり方を変える!

大阪大・医学部保健学科

大阪大にはいろいろな部活やサークルがあり、私はスカッシュというスポーツのサークルに所属しています。スカッシュとは、四方を壁で囲まれたコートで、ボールをラケットで交互に打ち返す屋内競技で、見た目はテニスの壁打ちに似ていると思います。しかし、消費カロリーはテニスの2倍にもなると言われている、激しいスポーツです。
私は2回生までは個人戦、団体戦に出ていましたが、3回生になってからは授業などで忙しくなったため、週に3日の練習のうち、予定が合うときだけ顔を出し、少し打つというかたちでサークルに参加をしています。全国大会を目指して本気で練習している人から、ゆるっと健康的にスポーツをしたいという人まで、その人に合った活動ができるのが、私のサークルの魅力だと感じています。
4年 ゆりりん

弓には、個人のこだわりが現れます。

運営・企画も自分たちの力で!

静岡大・理学部

アーチェリーは、弓と矢を用いて的をねらい、点数を競う競技です。私は高校生のころからアーチェリーをやっており、大学でもアーチェリー部に所属しています。高校ではめずらしかったアーチェリー部も、大学になるとその数が増え、アーチェリー部を保有している大学はそれなりに存在します。
静岡大は大学構内に活動場所があり、自然いっぱいの中、のびのびと練習しています。高校時代は週に6日活動してましたが、大学は週に2日の活動で、勉強やアルバイトとの両立もしやすく、よい息抜きになっています。運営や合宿の企画、試合の申し込みなど、今まで顧問の先生にやっていただいていたことをすべて自分たちでやらなければならないので、大変なことも多いですが、違う学部の人、違う大学の人と知り合える、よい機会です!
4年 わぃん

赤い線の方が女子、茶色が男子のボールです。

やったことのないスポーツに挑戦!

東京工業大・工学院

私のサークルで行なっているセパタクローは、東南アジア発祥の球技で、簡単に言うと「足でやるバレーボール」「平安時代の蹴鞠(けまり)」のようなスポーツです。プレーヤーは1チーム3人。それぞれ、サーバー、トサー、アタッカーのポジションに分かれています。ネットを挟んだ相手コートに、ボールを足で返すというシンプルなルールですが、見るのもやるのもとってもおもしろいのです! 男子はオーバーヘッドのようなアタック、スピード感のあるサーブなど、アクロバティックさが魅力ですし、女子は一球一球を大切にするチームプレーが光ります。まだまだマイナーなセパタクローですが、意外にも大学生の競技人口は多いです。あなたの進みたい大学にも、セパタクローの団体があるかも? 新しいことを始めたいスポーツ男女、必見です☆
4年 なれれ

夏の合宿では、浴衣を着てアンサンブルをします。

一生付き合える仲間と出会える!

東京農工大・工学部

私は、管弦楽団のサークルに所属しています。私がサークルに入って感じたメリットは、3つあります。まず、趣味を突き詰められること。私のサークルでは、年に2回ある演奏会に向けて、一生懸命練習するので、趣味を極めるにはよい環境だと感じます(なかには勉強を犠牲にして練習に打ち込む人も…)。二つ目は、大学生活がとても充実すること。勉強、週に3日のサークル活動、遊びをうまくこなしていかなければならないので、漫然と時間が過ぎるということがありません。三つ目は、一生ものの人間関係が築けること。受験勉強に追われる必要のない大学生は、比較的時間が豊富にあるので、サークルの仲間と一緒にご飯を食べに行く機会が多くあり、ときには深い話をすることもあります。「一度きりの人生で、この人に出会えてよかった!」と感じられる、すばらしい経験ができますよ。
4年 はる

私が使っているアルトサックスです。

学年や世代を超えた交流ができる!

千葉大・工学部

私は「モダンジャズ研究会」という、その名のとおりジャズを演奏するサークルに入っています。楽器初心者も歓迎のサークルです。年間の活動内容は、9月に合宿、11月に大学祭での演奏、3月に定期演奏会があるほか、有志のバンドや部員が、ライブハウスやイベントなどで不定期に演奏しています。普段の練習時間は個人や各バンドにゆだねられており、それぞれの予定に合わせて活動するという方針で、イベントや演奏会も参加必須ではありません。そのため、各自の都合に合わせた活動がしやすく、学科の勉強で忙しい私も、自分のペースで活動を続けられています。また、OB・OGの方々も演奏会などに参加してくださるので、学年や世代を超えた交流もできます。
みなさんも、千葉大に入学した暁(あかつき)には、気軽にジャズに親しんでみませんか?
4年 レレレの大学生

茶道に用いる道具です。これだけあれば、すぐに作動を始めることができます。

キャンパス内で和の心を育む!

東京大・工学部

私は大学1~2年生の間、茶道サークルに所属していました。活動は授業の空きコマを使い、夕方には部室を閉めるので、授業後の時間や休日はしっかりと遊びや勉強に打ち込むことができます。活動内容は、普段はお茶会の形式にのっとってお客さんにお抹茶を出す作法を学び、ときどき他大学のお茶会に参加したり、実際にお茶会を開催したりと、多岐にわたります。
そして、私が何より強調してお伝えしたいのが、その活動場所です。部室は駒場キャンパスの一二郎池のほとりにある本格的な和室で、授業などで使われる建物からは少し離れた、まさに異世界といった感じです。こんな優美な空間で、授業の合間に落ち着いて一服なんて、すてきなキャンパスライフだと思いませんか?
4年 ピーナッツ

完成した『夢の花束』が、本拠地「ムラ」(宝塚市)の書店に並んでいるのを見ると本当にうれしいです!読者の方にいただくお手紙も励みになります。

「好き」を極める!

早稲田大・教育学部

私の趣味は、宝塚観劇。そしてサークルは、宝塚が好きな学生が集まった会に所属しています。サークルの活動は、ただ観劇したり、わいわいと会話に花を咲かせるだけではありません。年に数冊発刊する、雑誌『夢の花束』の制作に励んでいます。
『夢の花束』の公演評では、作品を公平な視点で分析する必要があるため、観劇するときも贔屓(ひいき)を追いかけるだけでない見方が求められます。毎回組まれる特集(たとえばラインダンス特集など)のためにも、作品はなるべく多く知っている必要があると感じ、自然と観劇やDVD鑑賞が増えることはうれしいポイントです。たくさんの公演評や特集の原稿を執筆したり、編集作業をするには時間がかかりますが、好きなことなので他サークルの活動やバイトとの両立も自然とできています。
4年 あーさ

メンバーどうし、仲がよく、みんなで「別府地獄めぐり」をしたことも。

ボランティアを通してさまざまな人と関わる!

九州大・農学部

私はボランティアサークルに所属しています。これまでに、地域の運動会やお餅つきの手伝い、お祭りの準備や子供向けイベントの手伝いといった活動をしてきました。活動は土・日や祝日に行うことが多いので、授業の終了時間を気にする必要はなく、活動頻度も多くないので学業と両立しやすいサークルだと思います。
私がボランティアに興味をもったきっかけは、高校生のときにボランティアに参加した先生のお話を聞き、「そういえば私はボランティアをしたことがなかったな、一度経験してみたいな」と思ったことです。ボランティアを通してさまざまな年齢層の人と関わり、これまでにしたことのない経験をしたいと思い、このサークルへの入会を決めました。
ボランティアというと、かしこまったイメージがあるかもしれませんが、楽しく取り組めるサークルですよ!
4年 おまめ

「交流会」のパンフレットです。

進路を見すえた活動ができる!

東京大・教養学部

僕が所属しているサークルは「東大ドリームネット」と言います。怪しい名前ですが、活動内容はまじめです。東大の卒業生約200名と学生約400名を集め、体育館のような会場で6人ずつの輪になり、キャリアに関する話をしてもらうという、交流会の運営をしています。
卒業生も学生も真剣なので、会場はとても熱い空間となります。ファシリテーターとして参加者の本音を引き出す役割は、難しいけれどやりがいもあります。半年に一度の会が近づくと、サークル活動が忙しくなりますが、会を通して多くの卒業生と仲良くなれるので、とても魅力的なサークルです。進路を見すえて早めに布石を打ちたい方には、とくにオススメです。
4年 TRYD

地方の高校まで足を運び、講演をすることもあります。

後輩たちを応援!

東京大・法学部

大学のサークルというと、スポーツや音楽が注目されがちですが、社会の役に立とうと活動する学生団体もあります。私は、地方高校生の大学進学を応援する学生団体に入っています。みなさんは、東大に占める東北出身の学生の割合はどれくらいだと思いますか? 答えは、3%くらいです。ちなみに、日本の人口に占める東北の人口の割合は7%くらいです。
この記事を読んでくれている高校生のなかにも、地方の高校に通っている人がいると思いますが、「志望の大学に行った先輩がいない」「学習相談できる相手がいない」「東京に行ったことがない」など、大学進学において壁を感じることがありませんか? 私の入っている学生団体では、その壁を破るべく、進路選択に関するワークショップや講演会を開催しています。何かを成し遂げるために、仲間と議論する時間はとても楽しいですよ。
4年 はせしゅん