キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(今、キミたちに伝えたいこと)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
今、キミたちに伝えたいこと

休校後の学校生活には、もう慣れましたか?
2019年度のキャンパスレポーターがお届けする「キャンパスレポーターに聞く 大学生活・学びの極意」の記事は今月がラスト! 来月からは2020年度のキャンパスレポーターが登場します。そこで今月は、2019年度のキャンパスレポーターの先輩たちが、一年間お届けしてきたメッセージの集大成として、自分の中高時代を振り返りながら、中高生のみなさんがより充実した生活を送るためのアドバイスを送ります!

大好きなパンとコーヒーで「朝活」してから勉強することで、モチベーションを維持していました。

自分を深く知ろう

京都大・総合人間学部

私は、中高生のうちに自分のことをもっと知ろうとしておけばよかったと思っています。どんな生活リズムだと調子がいいのか、睡眠はどのくらい必要か、自分にとって効果的なストレス解消法は何か、何をしているときが集中できるか、など自分を深く知ることは、受験勉強の際にも役に立ちます。また、大学生になるとさまざまな点で自由の幅が広がるため、自分を見失いがちですが、自分を理解していれば自己管理を上手に行うことができ、充実した大学生活を送れると思います。
そして私自身の経験から、中高時代に行事や部活など、そのときにしかできないことに全力で取り組むことは、自分を豊かに成長させてくれ、確実にその後に生きると断言できますので、みなさんにも、今しかできない経験に全力で取り組むことをおすすめしたいです。
4年 N.

大学受験期、国語の試験に役立ちそうだと思って勉強の合間に読んでいた本です。
左より:
・『舞姫うたかたの記 他三篇』/森 鷗外 作/岩波文庫
・『頼山陽詩選』/揖斐 高 訳注/岩波文庫
・『源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』著:紫式部、編:角川書店
KADOKAWA/角川ソフィア文庫

・『土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』著:紀 貫之、編:西山 秀人
KADOKAWA/角川ソフィア文庫

読書の時間を大切に

京都大・教育学部

私は読書の好きな中学生でしたが、高校に入ってからは勉強と部活が忙しくなり、次第に本を読む時間が減っていきました。最近になって中高生のころに読んだ小説を読み返したりすると、当時と物語の見え方が変わっていて驚くことがあります。10代には10代にしかない感性があるのだと気づき、高校時代にあまり本を読まなかったのはもったいなかったなぁとつくづく思います。
それに、どんな知識がどのような場面で役に立つかはそのときになってみないとわからないものなので、一見学校の勉強には関係がないように見える知識でも、入試問題を解くときに、ふとしたひらめきを与えてくれるかもしれません。ぜひジャンルや作家にこだわらずに、いろいろな本を読んで、自分の世界を豊かにしてほしいと思います。
4年 テオブロマ

数学解法ミニノートの最初のページ。恩師からの言葉「実験は、すべての基本。」は、今でも通用する大切な言葉です。

「数学のセンスがないから」って諦めないで

京都大・薬学部

私は、理系の進路を選びながらも、長らく数学が苦手でした。模試では偏差値43、Z会の答案は0点と、散々だったのです。だから高3の秋ごろまで、数学はセンスとひらめきが大事で、天賦の才がなければ東大・京大レベルの問題には太刀打ちできないと、半ば諦めていました。しかし、基礎問題の解法の知識が蓄積されてくると、実は数学にも「暗記教科」の要素があり、覚えた基本的な定石の連続によって大問が解けること、努力で成績の上がる教科であることに気がつきました。以降は、数学解法ノートに問題文を攻略する武器を整理し、事あるごとに追加と見直しを行いました。本番は112点の最高得点を取り、合格に大きく貢献しました。定石の暗記が大切だともっと早く気づいていれば、大学・学部選択の幅も広がったと少し後悔しています。​
4年 つぐみ

京都で初雪が降った日に見上げた青空です。

限られた時間を意味あるものに

京都大・教育学部

中高時代はあっという間に過ぎていきます。限られた時間を意味のあるものにするには、物事の本質を見る必要があります。先生から言われたこと、塾から言われたことをこなすのは簡単です。ただ自分は何のためにこれをしているのか問うことで、さまざまなことが見えてきます。受験勉強をしなさいと言われてやることも大切です。しかし、受験勉強をすることで自己実現ができる、自分が成長できる、と自分の中で意味づけ、自分のために努力することで、同じ時間が何倍も有意義になります。一度きりしかない人生、どうすれば幸せになれ、最大限に楽しめるのか、一生懸命悩んでみてください。
4年 manyue

部活後に仲間と行ったお祭りで撮った一枚です。

楽しいことをやろう!

神戸大・医学部

大学生になったときに痛感したのは、高校での経験の違いです。私は部活一筋だったため、文化祭やほかの青春イベントに力を入れていませんでした。それでも、部活で満足のいく結果を残せたので、高校卒業時には後悔はしていなかったのですが、大学に入学してできた友達の高校時代の思い出などを聞くと、自分が経験してこなかったようなことをしていて、とてもうらやましく感じました。
学校ごとにいろいろな行事がありますが、自分が少しでも楽しそう、やりたいと思ったことは、多少面倒くさくてもやっておいた方がいいです。大学に入ってからでもできることは多いですが、中高生のうちにやるからこそ意味のあるものもたくさんあるので、勇気をもって、いろいろな経験をしておいてほしいです!
4年 まほじょー

高校生のときに勉強に使っていたノートです。今では使わないような知識もありますが、それはそれでいいと思います。

「後悔」しない学生生活

東京大・理学部

私が中高時代を振り返ってみて、やっておけばよかったと思うことは、基本的にないです。なぜなら、その時その時に与えられたもの、やりたかったことと真剣に向き合った(と自分では思っている)からです。もちろん、ああすれば今ごろ苦労せずにすんだ、と過去の選択を後悔することはあります。しかし、それは未来になってみないとわからないことで、結局今できることは、今見えている視野の中で最大限の力を出し切ることしかないのだと思います。
とくに中高生のころは、周りの世界がよく見えておらず、自分がやりたいことが「正しい」のかわからないでしょう。でも、それでいいのです。全力を出し切ることができれば、後になっても「よりよい選択肢はあったが、間違いではなかった!」と思えてくるはずです。
4年 ほんのり

修学旅行で行った沖縄で撮った写真です。

青春を謳歌(おうか)せよ!

東京藝術大・音楽学部

個人的には、人間関係が「広く」ではなく「深く」なのが、とくに中高時代だった。思春期の人間関係に、ときにもまれながら過ごしたのは、振り返ってみると、ほかにない濃い体験だ。たとえば、私には親友ができた。片思いをした。見た目を気にしだした。友達がいじめのようなことに手を出して困ったこともあった。演劇に夢中になった。習い事でうまくいかずもがいた。いろんな人がいると思う。部活に夢中な人、勉強に励む人、はたまた毎日が憂鬱な人…。月並みな言葉だが、いいこと悪いこと関係なく、君たちの今の時間は、人生の中でかけがえのない宝物になると思う。長い人生、あせらず、自分のやりたいことに正直になって、今を楽しんでほしい。
4年 ゆらりん

起き上がり小法師のようにファイト!応援しています!

リーダーになる経験

東京大・法学部

僕が中高生のみなさんに伝えたいこと、それは「今のうちにリーダーになる経験をたくさん積んでおこう」ということです。大学生になると集団の規模が大きくなることが多く、なかなかそうした機会が巡ってきません。一方、中学校や高校では大なり小なりたくさんのリーダーが必要とされます。生まれつきのリーダーはいません。リーダーシップは才能ではなく、経験の賜物であり、誰でも最初は失敗します。そんなとき、今なら先生や親、周りの友人など、誰かが助けてくれます。だから臆せず、とにかく経験を積み、失敗から学びましょう。僕もまだ大学生の身分なので偉そうなことは言えませんが、それが大人になる準備なのではないかなと思います。チャンスは、平等にみんなの前にあります。
3年 葵のまち

南山大では、空き時間を利用して、自主的に外国語の能力を高めることもできます。

自分を磨こう

南山大・人文学部

以前の私は、大学の偏差値や知名度をとても重要なものだと考えていました。しかし、実際に大学生になって感じているのは、これまで何を学び、その学びから何を得てきたかということのほうがより大切で、評価の対象となるということです。
私は、南山大での学びも含めて、これまでの学びで得てきたものはとても多かったと思います。今、このキャンパスレポーターの仕事ができているのも、Z会の通信教育で身につけた記述力など、私自身の力が評価されているからだと思います。
中高生のみなさんには、これから受験などたくさんの試練が待ち受けています。ときには失敗することもあるでしょう。しかし、それで終わりではありません。肩書きなどにとらわれず、経験を力にして、自分自身を高めていってほしいです。
3年 ぼっこ

勉強机には、たくさんあるミニカーのうち、お気に入りを1台だけ置いていました。自分が熱中できるものがあると、がんばるときの励みにもなりますね。

いろいろなことに目を向けよう

横浜国立大・理工学部

私が中高生のときにやっておけばよかったと思うのは、いろいろなものに目を向けておくということです。私は自動車が好きで、自動車関係の仕事に就くことしか考えていなかったのですが、大学に入ってから自分の将来を考えると、ほかの仕事にも興味が湧くようになりました。大学でも視野は広げられますが、進学した先の学部によって、集中的に学べる内容はある程度決まっているため、途中で変えたいと思っても限界があると思います。
好きなものに熱中するのももちろんいいことですが、後から後悔することのないように、自分が何に興味があるのか知っておくとよいと思います。さまざまな経験をするなかで、やりたいことは変わっていくものかもしれませんが、自分の理想に少しでも近づけたらいいですよね。一緒にがんばりましょう!
3年 はるぼー