キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意(得意科目の極め方)

Z会OB・OGの大学生による「キャンパスレポーター」が、自身の中高時代を振り返りながら、中高生の学びに役立つ、とっておきの極意をお伝えするコーナーです。
得意科目の極め方

自信をもって入試に挑むためには、「苦手科目」を克服することだけでなく、「得意科目」をより伸ばすことも大切です。
今回は、Z会OB・OGのキャンパスレポーターが、得意科目をより極めるためにどのような勉強法で取り組んでいたか、その極意を教えます!

高校生のときに授業で使っていた教科書です。

苦手な英語が得意科目に!

日本女子大・家政学部

私はもともと英語が苦手でした。しかし、中学生のときに短期間のホームステイをしたことがきっかけで英語に興味をもちました。定期テストで高得点を取ることを目標に、単語の暗記や英文の音読を中心とした勉強を始めたところ、学年上位の成績をキープできるまでになりました。受験前には英語の勉強を楽しむことを意識し、海外のニュースにふれたり、洋書を読んだりしていました。洋書を継続して読んでいたおかげで、入試本番までに英文を読むスピードがかなり上がりましたよ。
受験が終わった今でもそれらの取り組みは続けており、日本語だけではふれられない世界が広がったように感じます。今後は洋画の観賞にも挑戦したいと思っています。これからも資格試験などを目標に、英語の勉強を継続していきたいです。
2年 さくら

通学時の相棒だった音楽プレイヤーは今も愛用中です。

得意科目はとにかく楽しむ

北海道大・理学部

私は中高時代、英語が得意で、なかでもリスニングが好きでした。リスニングは英語の音に慣れるのが重要だと教わったので、通学中や寝る前に、英語の単語帳に付属されているCDや、志望校の過去の入試で使われたリスニング問題の音声を聞き、できるだけ英語にふれるようにしていました。志望校のリスニング問題は難しかったですが、繰り返し聞いているうちに、だんだんと聞き取れるようになってきたのがわかりうれしかったです。
ほかにも、世界中の講演を聞くことができる動画アプリ「TED」を視聴したり、NHKの番組を英語音声に変えて見たりしていました。勉強をしていないときにも英語にふれることで、「よくやっているな」という自信を感じることができ、モチベーションアップにもつながったと思います。勉強は楽しむことが重要だと思うので、得意な科目をより伸ばすためにも、楽しく勉強できる方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
3年 ライル

添削を受け始めたころのものです。初めはボロボロでした…。

要約で精読力をつける!

お茶の水女子大・生活科学部

私は国語が得意科目です。国語の問題の解き方として、「問題文を先に読む」や「文章を読みながら問題を解く」という方法がありますが、私はまず文章を最後まで読み切ってから問題を読むという方法にこだわりました。文章の流れをまずつかみ、内容を把握してからの方が問題に取り組みやすかったからです。みなさんも、模試などで解き方をいろいろ試してみて、自分に合う解き方を早めに見つけるとよいと思います。
また、個別試験の論述文の記述対策として、高2の秋くらいから要約の練習に取り組みました。高3のときには、学校の先生に要約の添削をお願いしていました。自分が重要だと思ったポイントが合っているのかという確認作業を積み重ねることで、精読力が伸び、得点につながったと思います。
2年 ぷっぷる

大学での、文献読解の様子。

大学での学びにも生かせる受験勉強

大阪大・文学部

得意科目は現代文でした。センター試験の失敗を個別試験で挽回できたのは現代文の記述力のおかげです。中学生のときは感覚的に解いていましたが、高校生になると文章の内容が難しくなりました。思想や哲学といった苦手分野に関しては、「新書」を読んで基礎知識を身につけました。演習問題を解くなかで、模範解答の内容に納得できないときには、先生や友人と議論して内容理解に努めました。
大学では数多くの文献を読み、それをもとに調査・分析して、自分の考えをまとめたレポートを書きます。高校時代に難解な説明文を読解し、問われていることに着実に答える訓練をしたことで、短時間で難解な文献の要点をつかみ、スムーズにレポートを書くことができていると思います。
3年 ワニジロー

学校帰りに毎日通っていた図書館の近くで撮った一枚。スッとした姿を見て、私も心機一転がんばろうと思えました。

中高時代の勉強が実を結ぶとき

早稲田大・基幹理工学部

私は数学が“比較的”得意です。“比較的”とつけた理由は、ほかの科目と比べてというだけだからです(笑)。中高時代の私は、コツコツとZ会の添削問題を解き進めては答案を提出することの繰り返しで、「なぜこんなことをやるのか」という疑問はもたないようにしていました。Z会のおかげでよい成績は取れていましたが、その成績に満足することなく、勉強を続けることができたのは、よかったと思います。
当時の勉強が実を結んだと感じることができたのは、つい最近のことです。私は大学で情報系の勉強をしているのですが、そこで出てくる考え方を学んだとき、「中高時代に取り組んできた数学の勉強が生かされている」と感じました。
得意科目だからこそ、目的も考えずにひたすら勉強する。中高時代にそんな経験をしたあなたは、数年後、大学で勉強をする際に、その勉強が生かされていると感じ、感動することでしょう。
3年 たーたん

年号を印刷したものを防水加工し、お風呂でシャンプーをする合間などに見て、洗い流すときに心の中で復唱していました。

疲れたときは勉強らしくない勉強でリフレッシュ

京都大・文学部

私の得意科目は日本史でした。なぜなら、腰を据えて勉強したくないときや、移動中やお風呂といったすきま時間でも勉強しやすい科目だからです。そのような時間を活用して日本史の勉強に取り組むことで、センター試験と京大の個別試験で高得点を取ることができました。そんな私の日本史のおすすめの勉強法を三つ紹介します。
一つ目は、勉強に疲れたときに、日本史に関係する漫画を読むことです。それぞれの時代の流れがつかみやすくなるし、息抜きにもなるので、一石二鳥です!
二つ目は、覚えにくい年号は、語呂合わせで覚えることです。私は、お風呂の時間などを利用して年号を覚えていました。
三つ目は、難しそうだと感じる時代や出来事を勉強するときは、語呂合わせや替え歌を積極的に使うことです。自由に発想したり、好きな歌のメロディに合わせて暗記内容を唱えることで、勉強で疲れていた頭も心もすっきりします。
みなさんも、すきま時間でできる勉強方法や、リフレッシュにもなる勉強方法を見つけることで、日本史を得意科目にしてくださいね!
3年 熱帯魚

世界史の論述問題をまとめたルーズリーフの写真です。

得意科目の存在を安心感に変える

東京大・文科三類

私が世界史の学びをより極めるために取り組んでいた勉強法を、二つ紹介します。
一つ目は、「自信をもてる」分野をつくることです。私は、資料集を参考に、フランス史の年表を自分で作成しました。フランス史という一本の軸を中心に学ぶことで、効率よく学習を進められたと思います。
二つ目は、入試本番を想定した対策です。東大の記述式問題に対応するために、Z会の添削問題などをルーズリーフにまとめ、今まで取り組んだ論述問題を簡単に見返せるようにしていました。この勉強法は、実践力を養うためにとても効果的だと思います。
入試本番では、得意科目の存在が安心感を与えてくれて、落ち着いて試験に臨むことができました。みなさんもぜひ、自分に合った勉強法で得意科目をさらに極めていってください!
2年 一興の翁

愛用していた物理の参考書です。

的を絞って、確実に!

千葉大・医学部

みなさんはどの科目が好きですか? 私は大の物理好きでした。物理が本当に好きだったので、学部を変えようか迷ったくらいです。好きな科目は主体的に勉強しますし、何より自然と時間をかけて勉強しているので、必ず成績が伸びます。ですが、入試に挑むためには、すべての科目を効率よく伸ばさなければなりません。つい得意科目に偏って、いろいろな参考書や問題集に手を出してしまいがちですが、ほかの科目の勉強を圧迫しないためにも、 「この問題集をやり込む! 」ときちんと意志を固めて、効率よく伸ばしていきましょう。
私の場合、受験期は写真の4冊だけを徹底的にやり込みました。好きな科目は、嫌いな科目から逃げるためにあるわけではないです。全体のバランスを考えて、戦略的に取り組みましょう!
3年 らっぱ

大学の地質学の実習で、阿蘇山へ調査に行ったときの様子。

地球は生きている

京都大・総合人間学部

私が地学を好きになったきっかけは、高校時代の課外実習で岩石の調査をしたことです。近所の河原へ石を拾いに行き、それを博物館へ持って行って石の種類を分類していくという内容でした。学芸員の方は、石の特徴をもとに分類するポイントを丁寧に教えてくださいました。「玄武岩」や「安山岩」といったたくさんの石の名前は、私にとってはそれまで暗記するだけのものでしたが、実物を見ながらその意味を理解していく経験はとても新鮮でした。それまで私は石に対して地味なものという印象をもっていたのですが、身近な石を通じて地球の環境や歴史を読み解くことができることを体験し、とてもわくわくしました。実際にフィールドへ行き実物に触れる経験は、何よりも勉強になり、おもしろいものだと思います。
2年 スコリア

文系で入学しましたが、大学の授業では、積極的に理系の授業にも参加しています。
写真は、森林について学ぶ授業で、フィールドワークを行ったとき撮影したものです。

「苦手ではない状態」を目指してみる

東京大・文科三類

私には得意科目がありません。科目別の成績は数学が常に一番悪かったのですが、数学以外の科目はほぼ同じ成績だったので、私にも得意科目があり、苦手な数学をカバーできたらと思うことがありました。けれど、あるとき、ふと見方を変えて、数学以外の科目を「苦手科目ではない状態」にできないかな、と思ったのです。どの科目も同じ成績なら、全科目をまんべんなく同じように勉強して「どれも苦手科目ではない状態」を保てたなら、得意科目がなくても自信がもてるかもしれないと思いました。
この発想の転換によって、前向きに勉強できるようになり、苦手だった数学にも落ち着いて取り組めるようになりました。この勉強方法は幅広い分野への関心につながり、今、大学で文系理系問わずさまざまなことを学んでいます。
2年 かれん