若手社員の働き方

学生から社会人へという変化は、人生の中で訪れる変化の中でも大きなもののひとつといえます。
2015年度の新入社員で、ICT事業の企画・開発を統括する部署に配属された中村さんに、学生時代から社会人1年目にかけての変化や成長を聞きました。

このままでは終われない、期待に応えたい

人に影響を与える仕事のひとつとして教師を志していた大学時代、アルバイトで塾講師を経験しました。生徒を指導することへの魅力を知り、最初は「授業」をいかに良くするかを考えていました。しかし、次第に生徒の学習スケジュールを一緒に考えたり、宿題に工夫を加えてみたりするなど、「対面」ではない部分での教育の面白さや重要性も感じはじめました。このことをきっかけに、「教育業界」をより広く捉え、教師に限定しない就職活動を行いました。

そのような中で迎えたZ会の役員面接では、「なぜZ会なのか」ではなく、「なぜ教育なのか」を徹底的に問い詰められました。恥ずかしながら私はその問いに十分に答えることができず、本当に悔しい思いをしました。その時のことは今でも鮮明に覚えています。そのため、内定の連絡をいただいた際は、「本当に自分でよいのか」と戸惑いましたが、あの悔しさがあったからこそ、「このままでは終われない」「期待に応えたい」という想いも他と比べて強く、Z会への入社を決意しました。


 

会社を知らなければ、何も始まらない

入社後、約2週間の導入研修を経て、4月中旬にICT事業の企画・開発を統括する部署に配属されました。新規サービスの企画をしていくこの部署で働くためには、ICTを活用した国内外の教育サービスとそれを取り巻く環境の理解が不可欠です。そこで、情報収集の機会として、WEBや資料だけでなく、社外セミナー等にも積極的に参加させていただきました。このようにしてインプットの機会に恵まれた私は、収集した情報をICT戦略の検討資料として社内へ還元する仕事も任されました。少しでも分かりやすいものをと思い、時間をかけて資料を作成してみましたが、ここで大きな壁にぶつかりました。

「この会社に必要な情報とはいったいなんなのだろう」。いくら多くの情報を持っていても、検討資料として社内に展開する以上、会社のことを知らずして良いものは作れなかったのです。周囲の先輩方の意見を元になんとか形にしましたが、これからどんな業務をするとしても、会社の「中」の理解は欠かすことのできないものだと痛感した出来事でした。


 

お客様には見えない仕事がたくさん

配属後の半年間、月に2~3日のペースで、社内の様々な部署の業務を実践的に学ぶ研修がありました。 その中で最も印象的だったのは、通信教育の答案物流業務を体験する研修でした。デジタル添削システムの導入により紙の答案が減り、物流スタッフの従来の業務が減りつつある一方で、デジタルデータの確認や修正などの新しい業務が生まれていることを目の当たりにしました。

ICTの導入により、通信教育のシステムはこれからも変化を続けていくはずです。この研修をきっかけに、サービス検討の際は、指導面をはじめとするお客様の目に見える機能だけでなく、それらを裏で支えている様々な機能への影響まで考えることのできる、広い視野を持ちたいと思いました。


 

発信し続けることで、周囲を巻き込む

配属からしばらくは教育係の先輩のサブ担当としての業務が中心でしたが、Edmodo社との業務提携を機に、初めて教育係の手を離れた業務を担当することになりました。

Edmodoは学校向けのSNS・学習プラットフォームサービスですので、学校での活用を想定した提案資料の作成業務から着手しました。しかし、検討を重ね知見がどんどん蓄積され、「自分がメイン担当である」という自覚とともに、なんとかこのサービスをもっと大きく発展させたいという想いも強くなり、教室事業や通信教育事業への展開まで視野に入れた説明・提案まで行うようになりました。

検討当初に想定していた枠にとらわれず、より発展させたサービス展開を考えることができるようになったのも、ICTを知るだけでなく、会社を知り、関係部署を知る機会があったからこそ。これからも関連する部署へ積極的に情報発信し、巻き込むことで、より良いサービス提供に繋げていきたいと思います。


※学校における先生・生徒・保護者間のコミュニケーションの促進と、先生の指導および生徒の学習を支援する、学校向けSNS・学習プラットフォームの提供に向け、2015年9月、Edmodo社との業務提携について基本合意しました。

 

変化を振り返って

社会人になって特に気をつけるようになったことは、一つの業務に取り掛かる際の「全体とのバランス」です。 学生の頃は、自分の好きなこと、突き詰めたいことには、とことん時間と労力を割くことができました。社会人になった当初も、業務に取り掛かる際に意識するのは「期日」くらいでした。

しかし、関係部署からとりまとめを任されるなど、業務が増えるにつれて、「見切り発車で業務に取り掛かった結果、ほかの業務を十分にこなせなくなる・・・」といったことが幾度とあり、そのたびに不甲斐なさを感じました。現在は、「いつまでか」という業務の期日だけでなく、自身のスケジュールと状況をふまえ「どれだけの時間を割くことができるか」まで確認するように心がけています。

 

今後の展望

多くの方々とお話をする機会に恵まれ、感謝のお言葉をいただくなど、日々の様々な業務の中にもやりがいを感じています。ただ、本当に心から「やりがい」を感じることができるのは、私の手がけたサービスを活用した子どもの学習に、「変化」が起こったと実感できたときなのではないかと思っています。

今は関係部署とともにサービスを形作る仕事をしていますが、サービスが整った暁には、お客様に提供する立場として、「変化」の現場に少しでも多く立ち会いたいですね。

 

Z会の好きなところ

一日の会社生活の中で、休憩時間の何気ない雑談が大きな楽しみの一つです。

先輩方は各方面での専門性が高く、私もふとしたきっかけで専門的な話に触れる機会があります。普通に聞くだけでは理解が難しい専門的な話ですが、先輩方はなんとか理解できるように、面白い例え話を交えながら上手に伝えてくれます。また、少しでも興味を持ってもらえるよう、関連する話にも寄り道をしながら説明していただけるのですが、それも知識の豊富さゆえ。

業務中の真剣な話だけでなく、何気ない雑談でも、熱心に、そして楽しく伝えようとするのは、教育を生業とする「Z会らしさ」なのかもしれません。