若手社員の働き方

学生から社会人へという変化は、人生の中で訪れる変化の中でも大きなもののひとつといえます。
2019年度の新入社員で、システム開発を担う部署に配属された渡邉さんに、学生時代から現在にかけての変化や成長を聞きました。

学習者一人ひとりにあった教育の追求を

大学時代、塾講師として多くの生徒と接する中で、一人ひとり苦手な箇所は違うのに、1つの教材を使って教えなければならないことに矛盾を感じ、生徒に合わせて教材を自作して教えていました。このような経験から、就職活動では学習者一人ひとりに寄り添った教育サービスを提供することができる場を探しました。Z会への入社を決意した理由は、選考中に出会った学生や社員が尊敬できる方ばかりで、このような仲間と一緒に働く環境なら自分も成長できそうだと思ったからです。


 

システム開発の窓口としてのスタート

入社後、2週間の導入研修を経てシステム開発を担う部署に配属され、学習アプリの改修を行う業務に携わることになりました。入社時は「どの職種に配属になっても構わない!」と思っていましたが、全くの専門外であるシステム開発という職種で、配属間もないころから部署の代表として他部署とのやり取りを行うことになり、最初は自分に務まるのかとても不安に感じていました。専門性の無いことに引け目を感じ、周囲と自分を比較して焦ることも多かったのですが、先輩方が時に優しく、時に厳しく指導してくださり、「自分のペースでやればいいんだよ」と声をかけてもらったことで焦らなくて良いんだと思えるようになりました。


 

業務の増加に伴い、スケジュール管理の難しさを実感

1年目の冬頃、他部署だけではなく他社も含めて開発が進むプロジェクトの進行管理を任されました。スケジュールを把握して遅滞なくプロジェクトを進める役目だったにもかかわらず、自身が新入社員という引け目から積極的に関係各所とのコミュニケーションを取ることができず、結果としてスケジュールを大幅に遅延させてしまいました。教育サービスを提供する立場として納期を守ることは非常に重要です。自分の落ち度で納期が遅れてしまったことにとても落ち込みましたが、この経験をきっかけに、「いつまでに」「何をすべきか」を確実に意識するようになりました。


 

「吸収」から「吸収+発信」へ

システムが専門ではなかったこともあり、配属当初からとにかく100%吸収することを意識して業務を行っていました。現在は、最新の技術を用いた新サービスの開発を目指して日々検討を重ねていますが、Z会の「今ある」サービスの提供に携わっていた1年目と比較して、「未来の」サービス開発に携わるようになり、これまで以上にシステム開発の一員として周囲のメンバーや他部署から頼ってもらえるようになったと感じています。単に周囲から吸収するだけではなく、自分がもつ知見を何か活かせないかという「発信」に意識が向くようになりました。


 

変化を振り返って

配属当初はある程度確立された業務のやり方を教えてもらいつつ担当していましたが、徐々にお手本のない新しい業務をお願いされるようになりました。任された業務を自身の力で全うできた時に成長を感じましたね。上手く行かず落ち込むことも多かったですが、気軽に相談できる相手や、やり方を真似したいと思える先輩方がたくさんいる環境だったからこそ、壁を乗り越えることが出来たと感じています。

 

今後の展望

これまでの業務の中では、周囲の仲間に助けてもらうことが多かったと感じています。自分が苦手なものは誰かが強みを持っており、全幅の信頼を寄せて頼ることが出来る、そんな仲間と共に働いていることを誇りに思う一方、今後はより自分自身がチームの仲間に貢献し、自分が居てよかったと思ってもらえるように尽力したいです。

 

Z会の好きなところ

若手でもどんどん意見を求められ、年次の壁がなく風通しの良い雰囲気であるところです。もちろんその分プレッシャーを感じる場面もありますが、後輩を熱心に指導してくださる先輩がとても多く、チームとして自分の成長を支えてもらえる環境だと感じています。