中堅社員の働き方

2011年4月に入社した内澤さんは、教室教務、新規事業開発、学習コンサル、教材開発と様々な業務に携わってきました。これまでの経験を振り返り、入社時からどのような変化・成長があったのかお話を聞きました。

生徒の喜びのために

個別指導塾でアルバイトをしていた経験から生徒を喜ばせることに魅力を感じていた大学時代、より多くの、より遠くの人にも教育を届けたいという思いから教材開発の仕事に興味をもち、就職活動を始めました。Z会を選んだ理由は、まずは教室で生徒との直接的なやり取りを経験し、その後教材開発に携わる、というキャリアを描くことができたからです。そういったキャリアを歩むことで、生徒の喜ぶ顔を思い浮かべながら、一人よがりにならずに教材を制作できるのではと考えていました。


 

教室教務としてのスタート

最初に配属されたのは関西の教室でした。講師の経験はありましたが、教室教務の仕事は「教室のマネジメント」がミッションのため、業務は多岐に渡りました。慣れない業務に悪戦苦闘する日々でしたが、当時の上司から「生徒のためを思っての失敗であればいくらしても構わないから、どんどんチャレンジしよう」と背中を押してもらえたときは、とても安心したのを覚えています。生徒を第一に考えて業務に邁進出来る環境は、自身の「まずは生徒の実態を知りたい」「生徒の近くで喜ぶ顔を見たい」という思いとも合致し、熱意を持って取り組むことが出来ました。


 

新規事業の立ち上げに携わることになったが・・・

教室で数年働いた後、新規事業の立ち上げに携わることになりました。他部署の期待も強く、理想の実現に向けて様々な施策を企画しましたが、企画立案だけではなく告知物の作成や発送、講演資料の作成など膨大な業務を回さなければならない中で、次第に余裕がなくなっていきました。ふと気がつくと、チームが「すべきこと」よりも「出来ること」ばかりを考える悪循環に陥ってしまっていました。今振り返ると他部署への協力を仰ぐなどの手段を取るべきでしたが、当時は目の前の業務で精一杯になっていたと感じています。この時の経験から、視野を広く持つことの重要性を学びました。


 

教材開発者として

新規事業の立ち上げの後、学習コンサルの仕事を挟んで教材開発へと異動となり、いよいよ教材開発に携わることになりました。新入社員の気持ちで、分からない事は聞く、自分が理解した内容が正しいか確認する、などの基礎を大切にするようにしています。ただ、これまで生徒と直接対話してきたからこそ得られた「教材を使って学ぶ側」、あるいは「教材を使って教える側」の視点は自分の財産だと感じています。これらを忘れずに日々教材開発と向き合っています。


 

変化を振り返って

キャリアの中でチームリーダーを経験することもあったのですが、元来、前に立ってメンバーを率いる役目は得意ではなく、状況やメンバーに応じてリーダーの在り方を試行錯誤してきました。時には主張の強いメンバーをまとめるのに苦労したこともありましたが、発散しがちな論点を整理することで、チームが一体となって同じ目標に向かって突き進めるよう貢献出来たのではないかと感じています。

 

今後の展望

現在教材開発者として働く中で、周囲のメンバーが持つ教材への強い思いに深く感嘆する日々です。教材を使う側の視点に加え新たに「教材をつくる視点」を身につけたよい教材開発者になれるよう尽力していきたいです。

 

Z会の好きなところ

社員個々人の育児に理解があり、応援してくれる雰囲気があるところです。第一子が生まれた時に時短勤務制度を利用した際には、周囲の皆さんがとても快くサポートしてくれました。