中堅社員の働き方

杉田さんが入社したのは、2011年4月。入社後約3週間の導入研修を行った後、理科の教材開発を担当する部署に配属となりました。入社後様々な経験を経て、入社時からどのような変化があったのか、杉田さんにお話を聞きました。

Z会に入社、
配属後はすぐに本番!

大学院では、生物学分野の研究を進めるかたわら、サイエンスコミュニケーションという科学を普及するための活動を行っており、就職活動の際は、科学を伝える仕事ができる場所を探していました。Z会への入社の主な決め手は、科学を伝える仕事ができることと、選考中に出会った社員や将来同期となるであろう受験者たちと一緒に働きたいと思えたことです。

入社後は3週間の研修を経て、理科の教材開発部署に配属され、いきなり小学4・5年生向けの通信教育講座の担当を任されました。もちろん教育係の先輩に教えてもらいながらではありますが、配属3日目には、実際にお客様のもとに届く原稿の校正に取り掛かっていましたね。

また、8月頃には、公立中高一貫校を受検する小学5・6年生向けの 『 公立中高一貫校適性検査』という講座の新規開発を始めたのですが、10月には、先輩の異動により、この講座を開発するチームの教科リーダーとなりました。この頃から、他教科・他部署の担当者から話を聞いたり、相談したりする機会が次第に多くなってきました。


 

ゼロからの新規開発案件を教科リーダーとして担当

1年目の年末には、小学6年生向けの新規講座   『中学準備コース』の開発を、教科リーダーとして担当することになりました。同じく教科リーダーとして携わっていた『公立中高一貫校適性検査』は、私が引き継いだ時点ですでにある程度コンセプトが固まっていたのですが、『中学準備コース』は、ほとんど何も決まっていない段階からの立ち上げだったため、検討・決定すべき事柄が非常に多かったことを覚えています。

企画会議では、「理科はこれで大丈夫?」と理科の代表としてレイアウトや学習の進め方に関する意見を求められることが多く、はじめはとてもビクビクしていました。でも、自分が決めないと何も決まらないと途中で気づき、そこからは覚悟を決めて自分で判断するようにし、自分だけで判断してはまずそうなことだけ上長に相談するようにしました。

また、それとは別に、新企画の立案をしたり、通信教材全体の今後の方向性を考えるプロジェクトに参加したり…とアイディアを形にする仕事も増えていきました。

とにかく色々な仕事が降ってきて、右も左もわからないまま他教科・他部署の担当者の間を聞きまわるうちに、次第に周りが見えてきた…という1年でした。


※講座リニューアルに伴い、現在のメイン教材は英語・数学・国語のみとなっております。また、「iPadスタイル」と「テキストスタイル」の選択ができるようになりました。

 

2年目以降、仕事内容が
さらに広がっていく

1年目に担当した開発は、2年目の夏頃までに一段落したのですが、その代わり、新たな仕事がいくつか増えてきました。その中でも一番大きな仕事は、小学生向けの書籍を開発するチームの教科リーダーでした。

当時はちょうど、小学校1・2年生向けに理科の先取りができる問題集を開発することが決まったタイミングで、全体の分量やレイアウト、レベルはもちろん、そもそも理科を学習したことのない小学1・2年生に、何をどう出題すれば楽しんでもらえて学習効果が上がるのか、ということなどもゼロから考える必要がありました。

書籍は、一度受講すると毎月送られる通信教材とは異なり、書店で販売する分、教材の出来がダイレクトにお客様の「買う」「買わない」につながります。このような商品を担当することで、各商品の流通や宣伝の仕方などを強く意識するようになりました。担当する書籍について、Z会の公式サイトやネット通販サイトなどで試し読みができるようにしたり、通信教材の冊子に広告を掲載したり、営業担当に書店に同行させてもらえるよう交渉したり、思いつくことは何でもやりました。

その後は、中学や高校生物の新規講座設計や、高校生物の書籍や模試の開発、小学生向けタブレット教材の新規開発、公立小学校向け商品の新規開発などに携わりました。また、現在はグループ会社である株式会社栄光が運営する 栄光サイエンスラボという科学実験教室に出向し、年中・年長・小学生向けの授業や教室運営、営業などを幅広く経験しているところです。

こうして見ると、2年目以降は、担当する教材について、対象年齢層が「小学生」から「幼児~大学受験生」まで広がり、また、商品の形態も、「通信教材」から「通信教材・書籍・模試・タブレット教材・教室」まで広がったといえます。


※入社後、(株)栄光をはじめとするZ会グループ各社で働けるチャンスもあります。

 

視野を広くもち、
お客様をはじめとした
周りとの調和を目指す

入社してから8年間、理科の教材開発に携わってみて、はじめは理科の教材を作ることのみに集中していたのですが、いくつかの業務で教科リーダーとなり、他教科・他部署の担当者に話を聞いたり議論をしたりしていくうちに、教科の枠を超えたところで学習について考えるようになりました。お客様の勉強は理科だけではないですし、お客様の生活は勉強だけではありません。いかにお客様の生活に寄り添って、気持ちよく・負担なく学習してもらえるかを、常に考えています。

また、他教科・他部署の担当者と連携する仕事が増えていく中で、少しでも気になったことはすぐに確認する、締切直前に修正が発生しないように事前にチェックしてもらうなど、連絡を密にとることを前以上に心掛けるようになりました。小さいことと思われるかもしれませんが、これも仕事のとても大切なプロセスです。

最近は、業務における自分の得手不得手はだいたい見えてきたので、自分の苦手なことは他のメンバーに任せ、得意なことは率先してやるようにしています。これも当たり前のようですが、これまでの自分の経験や蓄積、そしてメンバーへの信頼があってこそ。 私の場合は、社内の部活動やイベントなどによく参加することもあり、他部署の先輩に早くから顔を覚えてもらえていたおかげで、仕事の相談もためらわずできて、とても心強かったです。


 

変化を振り返って

入社時から現在までを振り返ってみると、大きなターニングポイントになったのは、1年目の年末頃から教科リーダーとして担当した、『中学準備コース』の開発だったと思います。

1つの講座を開発する際は、教材の原稿を作成するだけでなく、講座全体のカリキュラムはどうするのか、情報誌や学習カレンダーなどの学習をサポートするもののうち何を同封するのか、教材をどのようなフローでお客様にお送りするのか、受講を希望される方や会員の方の申込~受付、教材発送などのシステムをどうするのか、広告宣伝はどの媒体で、いつ、誰に対して行っていくのか…など、非常に多くのことを考え、決定していかなければなりません。

他教科・他部署の担当者と連携をとりながらこの講座の開発に携わったことで、これらのものの大切さを実感できましたし、教科知識以外の、印刷・編集の知識、基本的なシステムの仕組みなども、少しずつですが、わかるようになってきました。

 

今後の展望

Z会といえば 「高校生・大学受験生向け通信教育」 や 「速読英単語」 というイメージが強いと思います。ですが、実際にはそれだけではありません。Z会の通信教育には、幼児・小学生・中学生・大学生・社会人などを対象にした講座もあり、その媒体は紙以外にも映像やアプリなど多様にあること、また、通信教材や書籍だけでなく、教室や映像、学校向けの教育インフラ、検定などの商品・サービスも提供していることを広く知ってもらいたいです。そしてお客様の人生のどのステージにおいても、Z会の商品が選択肢のひとつとして挙がることを願っています。

そのために、教材作成に携わっている自分に何ができるか、というところですが、今は、「Z会の知育玩具」を開発し、おもちゃ屋さんで販売してはどうかと思い、社内で提案しているところです。これまでのZ会にはなかった分野の商品となるため、販売ルートの開拓なども必要となり、実現には多くの課題があると思いますが、こういった教材作成だけには収まらない規模でいろいろ考え、提案し続けていきたいですね。

 

Z会の好きなところ

新入社員や若手社員であっても、こんなことをやってみたい!これはおかしい、これはどういう意味…?など声を上げれば、必ず周りにいる人が耳を傾けてくれたり、助けてくれたりします。私のような自分から声を上げることに抵抗の少ない人とは、相性のよい社風ではないでしょうか。上長や先輩からあたたかいサポートを受けつつ、若手のうちからかなり自由な裁量で様々な仕事にどんどん挑戦できるので、働いていてとても楽しいです。