新規事業開発

通信教育、出版、教室、ICT・映像、アセスメントと、既に5つの事業を展開しているZ会ですが、理想の教育の実現に向けて、これからも新たな事業に挑戦し続けます。新たな事業と一口に言っても、「顧客対象層」が新しいのか、「使用ツール」が新しいのか、それとも…、と可能性はさまざまです。ここではプログラミング講座の開講に向けた仕事について紹介します。

 

仕事内容紹介

※左右にスクロールしてご覧ください。

  • 理想の追求

    全社戦略の下、新たなサービスを投入する市場が定まったら、その市場に提供すべきサービスの理想をとことん追求していきます。お客様に求められているものは何か、Z会として実現したいことは何か、社員同士で意見交換や議論をしながらじっくり考えていきます。

  • 外部環境の分析

    Z会として実現したいサービスの理想が見えてきたら、開発に向けてさらに踏み込んだ情報収集を行います。自社に活かせる最新の技術にはどのようなものがあるか、市場における競合他社の状況はどうか、お客様に求められていながらも今の市場に存在しないサービスはないのか。市場におけるZ会サービスのビジネスチャンスを模索します。

  • サービス概要の検討

    Z会としての理想、ビジネスとしての可能性のバランスを考慮して、いよいよ商品サービスの設計に取り掛かります。このサービスを利用するお客様の学習の目的は何か、日常の学習におけるこのサービスの位置づけはどのようなものなのか、このサービスを実現するために社内の資源をどのように活用していくのか。細部の仕様を詰める前に、サービスの全体像を描いていきます。

  • 開発・リリース

    サービスの全体像が固まったら、いよいよ開発段階です。必要に応じて社外の専門家にも相談しながら、具体的な講座内容を設計していきます。机上での検討だけでなく、試作品を作成し、実際に学校などに出向いて子どもたちに体験してもらいます。そこで得られたフィードバックを基に開発することで、ようやくお客様に提供できるサービスとなります。

  • パートナー企業との協業

    Z会として知見の少ない分野での新規事業においては、パートナー企業の協力が不可欠です。ICT関連事業を中心に、Z会の理念に共感してくれるソニー・グローバルエデュケーションなど国内外の企業と協力しながら、理想の教育サービスを提供すべく企画・開発を進めています。

 

社員インタビュー

  • 挑戦を重ね、新たな学びを創出する

片山 大輔 Daisuke Katayama

2019年入社
先進理化学専攻物理学コース修了

 

 

今の仕事について

主に小~中学生を対象としたプログラミング教育事業において、講座の企画、教材開発、受講者への学習支援など、講座運営全般に携わっています。プログラミング教育は、小学校での必修化や、大学入学共通テストでプログラミングを含む教科「情報」が独立した時間割で課されるなど、今後の学びとして重要視されている一方、児童・生徒や保護者の方の認知は十分であるといえません。そのため、プログラミング学習を始める意義・学び続ける意義を適切にお客様に伝えるための活動にも注力しています。

 

やりがい

開発途上の新規事業においてはサービス提供に至るまでのあらゆる業務を一つの部署で、時には一人で担う必要があります。サービス全体に手を入れる必要があり、新規の取り組みであるが故に一つひとつの業務を手探りな状態で行うことも多いです。しかしその分思い入れも強くなり、講座が実際に開講に至る瞬間は格別の喜びを感じますし、新規入会者数が増えていく様子を見ると、多くのお客様に新たな価値を提供することができたという実感が得られ、やりがいに繋がります。

 

学生生活で学んだことをどう活かせるか

現在の業務は「講座の開発計画を立てる⇒実際の開発⇒振り返り、計画の修正⇒開発…」の繰り返しです。さらに、開発計画を立てる際には、自身のプログラミング教育への思いだけでなく、お客様に求められているか、つまり「事業として成り立つか」という観点も重要なため、プログラミング教育市場の動向調査も必要不可欠です。これはまさに大学院時代、明確な答えが無い中で先行研究をリサーチして、「実験計画を立てる⇒実験⇒振り返り」というサイクルを積み重ねた経験が応用されていると感じています。

 

将来の展望

単にプログラミングスキルを学ぶだけであれば、優れたサービスがたくさんあります。しかし、単発的な学びではなく、中長期的な学びとして「プログラミング教育を通じてどのような力を身につけるのか」を明確にしている企業はまだ少なく、Z会もお客様への適切な伝え方を模索している段階です。Z会のプログラミング講座を受講する価値を正しく発信することによって、より多くのお客様にサービスを利用していただき、新規事業をさらに成長させていきたいと考えています。

 

A Day Story
09:00 出社してメールチェックし、1日の予定を確認
10:00 プログラミング教育に関する広報動画の撮影
12:00 昼食
13:00 パートナー企業の担当者とのリモート会議
小学生向け講座の今後の方針検討や中学生向け講座の企画設計について議論を交わす
15:00 学校の教科書を確認したりロボットを動かしたりしながら、新規講座の原稿執筆
17:00 お客様に学びを続けていただけるような施策検討
19:00  帰宅

 

Off Time

静岡県東部は山や海が近く、季節によって様々なアウトドアを楽しむことができます。写真はふもとっぱらというキャンプ場に行った時のものです。