カコモンにTRY!

立教池袋中学校の理科にTRY!

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題のなかから、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 6年生以上(いじょう)で習(なら)う漢字(かんじ)には文章(ぶんしょう)の後に読み仮名(かな)をまとめています。

今回の問題をご紹介する理由

今回ご紹介する問題は、力学分野のなかでも難度の高い、てこ、浮力などが組み合わさった問題です。今回取り上げた問題のようにいろいろ組み合わさっている問題は、与えられている数値をもとに一つひとつていねいに考えていくことが大切です。力学の計算は入試で差がつきやすいところですので、しっかりと身につけていただきたいと思います。

■ 読み仮名

紹介(しょうかい)、難度(なんど)、浮力(ふりょく)、与(あた)えられている、数値(すうち)

※ 6年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

  • 今回のレベル ★★★

★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:6年生向けハイレベル問題   

■読み仮名

基礎的(きそてき)

※ 6年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

2017年度 立教池袋中学校 第1回大問8

 

 

■読み仮名

立教池袋(りっきょういけぶくろ)、棒(ぼう)、値(あたい)

※ 6年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

攻略法

【解答】

1)イ

2)数字 ②  ウの値 300

3)9cm

【解説】

1)水から出すとおもりBに上向きにはたらいていた浮力がなくなるため、イのほうにかたむきます。

2)浮力はおしのけられた水の重さと等しいため、水からおもりBが出始めると、出た体積分の水の重さだけおもりBの受ける浮力が減り、その分バネばかりが支える力が増えます。水から出た体積が大きくなっていくと、バネばかりが支える力が増えていき、完全に水から出ると浮力を完全に受けなくなり、その後はビーカーを下げていってもバネばかりが示す値はかわりません。おもりBが完全に水に入っていたときにはたらいていた浮力は、体積20cm3の水の重さと等しくなるため20gです。水から完全に出すと20gすべてがバネばかりに支えられるので、280+20=300(g)がグラフのウの値になります。

3)おもりAの重さが120gで、おもりBが完全に水中に入っているときにバネばかりが280gを示すため、おもりBのつるされている位置には、280-120=160(g)の下向きの力がはたらいています。てこのつり合いの式から、120×12=160×x が成り立ちます。したがって、x=9(cm)となります。

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