カコモンにTRY!

慶應義塾湘南藤沢中等部の社会にTRY!

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題のなかから、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 4年生以上(いじょう)で習(なら)う漢字(かんじ)には文章(ぶんしょう)の後に読み仮名(がな)をまとめています。

今回の問題をご紹介する理由

今回は、都道府県の人口について、地図と統計資料を用いて考える問題です。地図で示された県を特定できるか、表から数値を読み取り、昼夜で人口のちがいが出る理由がおさえられるかがポイントです。地図と表を組み合わせた問題にチャレンジしてみましょう。

■ 読み仮名

紹介(しょうかい)、都道府県(とどうふけん)、統計(とうけい)、資料(しりょう)、示(しめ)さ、特定(とくてい)、数値(すうち)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

  • 今回のレベル ★★

★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:5・6年生向けハイレベル問題   

■読み仮名

理解(りかい)、基礎的(きそてき)、解(と)ける

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

2017年度 慶應義塾湘南藤沢中等部 【2】問2

■読み仮名

慶應義塾湘南藤沢(けいおうぎじゅくしょうなんふじさわ)、関東(かんとう)、境界(きょうかい)、抜(ぬ)き出し、方位(ほうい)、通勤(つうきん)、暮(く)らす、選(えら)び、出典(しゅってん)、総合(そうごう)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

攻略法

【解答】

3

【解説】

問題の地図は、海が見えないことや、5つの県境が集まっていることから、関東地方の内陸部であることがわかります。関東平野を思い浮かべて、各県の位置を確認しましょう。それぞれ、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県を示しています。

表を見てみましょう。1は、昼間人口と夜間人口に差はありません。2と3は、昼間人口よりも夜間人口のほうが多く、3は82万人も多いことが読み取れます。昼の間の人口である昼間人口と、夜の間の人口である夜間人口にちがいが出るのは、通勤や通学などで移動する人がいるためです。つまり3は、通勤や通学などで県外に移動する人が多い県であるといえます。

問題文に、「県について、県の南部は東京に通勤、通学する人が暮らす町がたくさんあります」と示されていることから、3が正解だと導くことができます(1は群馬県、2は茨城県です)。

埼玉県は、県の南部が東京都に接していて、東京のベッドタウンになっています。昼間人口÷夜間人口の割合(昼夜間人口比率)が全国で最も低い県です。地図から県を埼玉県と特定し、表の昼夜間人口比率が最も低いものを選べると上級者ですね。

入試では、統計資料を用いた問題が多く見られます。表やグラフの読み取りに少しずつ慣れていきましょう。また、地図帳はながめてみると、気になる地名や特産物など、意外な発見があります。楽しみながら、地図帳を活用する習慣をつけましょう。

■読み仮名

内陸(ないりく)、思い浮(う)かべ、各県(かくけん)、位置(いち)、確認(かくにん)、埼玉(さいたま)、群馬(ぐんま)、栃木(とちぎ)、茨城(いばらき)、差(さ)、移動(いどう)、正解(せいかい)、導(みちび)く、接(せっ)し、割合(わりあい)、比率(ひりつ)、最(もっと)も、低(ひく)い、入試(にゅうし)、慣(な)れ、特産(とくさん)、習慣(しゅうかん)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

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