カコモンにTRY!
灘中学校の算数にTRY!
2018.7.26
8.1K
「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題のなかから、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。
※ 4年生以上(いじょう)で習う漢字には文章の後に読み仮名(がな)をまとめています。
今回の問題をご紹介する理由
今回は、文字を使った計算の問題を紹介します。計算のきまりを利用する問題で、中学の因数分解にもつながる内容です。問題を見たとき、「きれいな式だから、何かくふうができるのでは?」と考えられるかどうかがポイントです。
■ 読み仮名
紹介(しょうかい)、利用(りよう)、因数分解(いんすうぶんかい)、内容(ないよう)
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。
- 今回のレベル ★★
★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:5・6年生向けハイレベル問題
■読み仮名
理解(りかい)、基礎的(きそてき)、解(と)ける
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。
問題
2018年度 灘中学校 1日目 大問3
|
■読み仮名
灘(なだ)、個(こ)
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。
攻略法
【解答】
23
【解説】
a×b+b×c=a×b+c×b=(a+c)×b
c×d+d×a=c×d+a×d=(c+a)×d=(a+c)×d
だから、
a×b+b×c+c×d+d×a=(a+c)×b+(a+c)×d=(a+c)×(b+d)
bはaより1大きく、dはcより1大きいので、b+dはa+cより2大きいです。
そこで、2400を、差が2の2つの整数で○×□と表せないか考えると、
2400=48×50
と表せます。つまり、a+c=48、b+d=50です。
bはaより1大きく、cはbより1大きいので、cはaより2大きいから、
a=23、c=25
■読み仮名
差(さ)
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。