①エ　②ウ　③イ　④エ

①エ「腰をすえる」は「落ち着いてじっくり物事をする」という意味で、二人きりで会社の将来について話し合うという問題文の状況にあてはまります。他の選択肢も「腰を」に続きますが、問題文にあてはめて読むと意味が通りません。ア「腰を割る」は「相撲で、両足を開いてひざを曲げ、腰を低く落とす」、イ「腰を抜かす」は「おどろきやこわさのあまり、立ち上がれなくなる」、ウ「腰を入れる」は「本気になる」、オ「腰を折る」は「途中でじゃまをする」という意味です。

②ウ「鼻を高くする」は「得意になる」という意味で、問題文に合います。ア「鼻を鳴らす」は「鼻にかかった声で、すねたり、あまえたりする」、イ「鼻を明かす」は「先手を打つなどして、人をあっと言わせる」、オ「鼻をつきあわせる」は「せまい場所でいっしょにいる」という意味の慣用句です。

③イ「首を縦に振る」は「賛成する。承知する」ことを表し、空欄のあとの「ない」という否定に続けて読むと、「何度頼んでも犬を飼うことを承知しない」となり、意味が通ります。ア「首を長くする」は「今か今かと待ち遠しく思う」、ウ「首を横に振る」は「反対する。承知しない」、オ「首をかしげる」は「疑問に思って考えこむ」という意味です。

④エ「こまねく」は「うで組みをする」ことを表し、「手をこまねく」で「何もしないで見ている」という意味になります。「手をこまぬく」とも言います。ア「手を休める」は「仕事をする手を止めて休息する」、イ「手を尽くす」は「できるかぎりの努力をする」、ウ「手を汚す」は「自ら手を下して、よくないことを行う」という意味です。

■読み仮名

落（お）ち着（つ）い、物事（ものごと）、状況（じょうきょう）、他（ほか）、続（つづ）き、相撲（すもう）、両足（りょうあし）、開（ひら）い、曲（ま）げ、低（ひく）く、途中（とちゅう）、得意（とくい）、打（う）つ、場所（ばしょ）、賛成（さんせい）、承知（しょうち）、表（あらわ）し、空欄（くうらん）、否定（ひてい）、承知（しょうち）、待（ま）ち遠（どお）しく、反対（はんたい）、疑問（ぎもん）、仕事（しごと）、休息（きゅうそく）、努力（どりょく）

※　3年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。