①エ　②イ　③イ　④エ　⑤エ

①ア「耳をすます」、イ「耳をそばだてる」、ウ「聞き耳を立てる」の「耳」は、いずれも「聞くこと」を意味する「耳」です。一方、エ「耳をそろえる」の「耳」は「大判・小判のへり」を意味する「耳」なので、正解はエです。ちなみに、エ「耳をそろえる」は「小判などのへりをそろえる」ことから転じて「金額を不足なくそろえる」という意味をもつ慣用句です。

②ア「河童の川流れ」、ウ「弘法も筆の誤り」、エ「猿も木から落ちる」は、いずれも「名人や達人でも時には失敗することがある」を意味することわざです。イ「鬼の目にも涙」は、「無慈悲で冷酷な人でも、時にはあたたかい一面を見せる」を意味することわざなので、ほかの選択肢とは異なります。正解はイです。

③擬声（音）語と擬態語を見分ける問題です。擬声（音）語は「物の音や人・動物の声などを表す言葉」、擬態語は「物の状態や身ぶりなどの様子をそれらしい音にたとえた言葉」を表します。この中で、実際の音をまねている擬声（音）語はアとウとエ、擬態語はイですので、性質が異なるのはイです。

④それぞれの選択肢の後ろに「する」をつけて、意味が通じるかどうかを見分ける問題です。この選択肢のうち、エ「常識」が「する」をつけても意味が通じませんのでエが正解です。

⑤④と考え方が似ている問題です。それぞれの選択肢の後ろに「食う」をつけて、意味が通じるかどうかを考えます。ア「泡」、イ「大目玉」、ウ「肩すかし」に「食う」をつけると、それぞれア「非常に驚きあわてること」、イ「ひどくしかられること」、ウ「意気込んでやったのに相手にうまくかわされること」を表す慣用句になります。一方、エ「合間」に「食う」をつけても意味が通じませんので、正解はエとなります。

■読み仮名

大判（おおばん）、転（てん）じ、金額（きんがく）、不足（ふそく）、達人（たつじん）、失敗（しっぱい）、無慈悲（むじひ）、冷酷（れいこく）、一面（いちめん）、選択肢（せんたくし）、物（もの）、動物（どうぶつ）、表（あらわ）す、状態（じょうたい）、様子（ようす）、実際（じっさい）、似（に）ている、驚（おどろ）き、意気込（いきご）んで

※　3年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。