一橋大学合格おめでとうございます。大学生活はいかがですか。

Mさん：「忙しいですね。司法試験のために塾に通っていて、受験期よりも忙しいくらいです」

もう、次の目標に向かって進み始めているんですね。

Mさん：「『裁判官になりたい』というのは、小学生からの夢なんです。ずっと夢に向かって進路を選んできていて、文理選択や受験学部は、四天王寺中に合格してすぐ、中学1年生のころには決めていました。一橋大学に決めたのは高校2年生の秋ごろでした」

夢から逆算して、目標を決めてきたということですね。

Mさん：「はい。小学校低学年のころからなんとなく弁護士などの法律にかかわる仕事がしたいと思っていて、小学4年生のときに『裁判官ってかっこいいかも』とあこがれるようになりました。そして、学年が上がるにつれて、『夢をかなえるためには是が非でも一橋の法学部に行かなければ！』と目標が明確になりました」

Ｚ会を選んだ理由はなんだったのでしょうか。

Mさん：「小学3年生のときに、小学校の勉強だけではもの足りなそうだったわたしに、母がすすめてくれたのがＺ会でした。当時、他社の通信教育もやったのですが、明らかにＺ会のほうが考えさせる問題が多く、『これが本当の勉強なんだな』と思ったのを覚えています。このころからＺ会は考えて解かせる問題が多いと感じており、信頼していたので中学・高校でも続けてＺ会を受講しました」

Ｚ会の勉強で、印象に残っていることはありますか？

Mさん：「中学受験コースでいちばん印象に残っているのが、国語の記述問題です。本格的な記述問題は初めてだったのですが、自分なりに考えた答えを自分の言葉で説明するのがとても難しいと感じました。詳しい説明を読み込んで、理解できたときの達成感はかなり大きかったです。小学生のときにＺ会で鍛えられて、それからずっと国語は得意教科です。大学受験でも、選択問題よりも記述問題のほうが自信がありました」

勉強中に、大切にしていたことはありますか。

Mさん：「解答解説を丁寧に読み込むようにしていました。何問もやみくもに解くのは効率が悪いので、解答解説をしっかり読んでいろいろなものを吸収したほうが、勉強時間が少なくてすむと思います。Ｚ会の解答解説はかなり詳しくて情報量が多いので、1問解いて解説をしっかり読めば何問も解いたような効果があるように感じました」

ここまで振り返ってみて、Ｚ会の何がいちばん自分の力になったと感じますか。

Mさん：「自分で主体的に取り組まなければいけないというところです。目標を達成するのにいちばん大切なのは、何が足りていないかを自分で考えて、何でも主体的に行動することだなと思っています」

Mさんは、小学3年生のときに中学受験コースと小学生コースのどちらを受講するかも、ご自分で考えて決められたのですよね。

Mさん：「はい。Ｚ会の受講コース・講座を決めるときには、両親と意見が合わず、議論になることもありました。『これをとりたい。その理由はこうだから』とわたしが言えば、『それは必要なのか』『ほかのコースはどうなのか』とつっこみが入って、それに反論したり、受け入れたりしながら、最終的にどのコースを受講するのかを決めてきました。『こういう人はこういうコースを』と言われるままではなく、自分が納得したものを受講するようにしていました」

ふだんの学習でも「自分で考える」ということは心がけていましたか。

Mさん：「ふだんから、自分と自分の学力を客観視して、何が必要なのかとか今どういう状況なのかを判断するようにしていました。自分に足りないことを逃げずに自覚することができたので、苦手な数学にも向き合えました。常に自分に足りないものは何かということを考えて行動することが、目標を達成するため、志望校に合格するための鍵だったと思います」

ありがとうございました。

小学生のころから常に目標を意識し、今必要なことを自分で考えて取り入れてきたというMさん。
これからも、夢に向かって着実に進まれていくことでしょう。

2月28日（木）更新分の「zigzag中学受験体験記」はお休みです。
※2019年春に受験された方の体験記は、4月以降に掲載していく予定です。