カコモンにTRY!

5・6年生向け カコモンにTRY! 特別版 2019年春入試問題紹介の解答解説

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題の中から、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名(がな)をまとめています。

今回は、5月号の教材に同封してお届けした「カコモンにTRY! 特別版・2019年春入試問題紹介 教科担当者が選ぶ『この一問』」の解答・解説です。
ぜひ答えあわせをしてみてください。

■ 読み仮名

同封(どうふう)、お届(とど)け、特別版(とくべつばん)、紹介(しょうかい)、担当者(たんとうしゃ)、解答(かいとう)

※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

お手元の5・6年生向け「カコモンにTRY! 特別版・2019年春入試問題紹介 教科担当者が選ぶ『この1問』」またはこちらのPDFをご覧ください。

■ 読み仮名

ご覧(らん)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

国語の解答・解説はこちら
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国語 解答・解説

解答

1.つい

2.ぴき

3.なく

4.つく

5.ない

解説

解法のポイント

まず、AとBのに共通する言葉は何かを考えましょう。答えとなる表現は、いずれも中学受験で頻出のものばかりです。この共通する言葉が分かれば、おのずとBの空欄にあてはまる言葉も見えてきます。時間制限の厳しい中でスムーズに解くためにも、日ごろから言葉のストックを増やすことを意識しておきましょう。

■ 読み仮名

表現(ひょうげん)、頻出(ひんしゅつ)、空欄(くうらん)、制限(せいげん)、厳(きび)しい、解(と)く、増(ふ)やす、意識(いしき)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

解説

例を参考にしながら、空欄前後の言葉をヒントにして考えていきましょう。

1.共通する言葉は「火」です。Aの「顔から火が出る」は、恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になるさまを表す慣用句です。

2.共通する言葉は「首」です。Aの「首をつっこむ」は、興味関心をもってその物事に関係をもつ、深入りをすることを表します。Bの「首っぴき」は、あるものをそばから手放さずに使うことを表します。

3.共通する言葉は「どこ」です。Aの「どこ吹く風」は、他人の言葉などに対して自分とは無関係であると全く気にしない様子を表す慣用句です。

4.共通する言葉は「底」です。Bの「底をつく」は、蓄えていたものが全てなくなることを表す慣用句です。

5.共通する言葉は「口ほどに」です。Aの「目は口ほどに物を言う」は、口に出さなくても目つきで気持ちが相手に伝わることを表します。Bの「口ほどにもない」は、能力などが口で言うほどたいそうなものではないことを表す慣用句です。

■ 読み仮名

恥(は)ずかしさ、慣用句(かんようく)、興味(きょうみ)、吹(ふ)く、蓄(たくわ)え、能力(のうりょく)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

算数 解答・解説

解答

53.5

解説

解法のポイント

この問題では、補助線を引き、同じ形を組み合わせて、面積を求められる形を作るくふうが必要になります。次の図の☆の部分が斜線部分にふくまれていないことを手がかりに、変形に気づけるとよいでしょう。

■ 読み仮名

補助線(ほじょせん)、斜線(しゃせん)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

解説

図のように補助線を引くと、色をつけた部分の面積は斜線部分の面積の4倍になります。

色をつけていない正方形の1辺の長さは10cmなので、色をつけた部分の面積は、
   10×10×3.14-10×10=214(cm2
だから、斜線部分の面積は、
   214÷4=53.5(cm2

理科 解答・解説

解答

ア・カ

解説

解法のポイント

最近のおもな天文現象をチェックしていたかどうかがポイントです。

■ 読み仮名

現象(げんしょう)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

解説

2018年7月31日に、火星が地球に5759万kmの距離にまで近づきました。2003年以来の大接近です。6000万km以内の距離まで近づくことを大接近といい、大接近は15年から17年に一度起こります。火星の公転軌道はほかの惑星に比べてゆがんでいるため、最接近したときの距離が一定ではありません。火星は地球への最接近を約2年2か月ごとにくり返していますが、今回は最接近したときの距離が近いため、大接近となりました。

ア…火星は地球の外側を公転しているため、真夜中に見えることもあります。内側を公転している金星や水星は、真夜中に見ることはできません。

イ…火星は少し欠けることはあっても、大きく満ち欠けはしないのであてはまりません。金星や水星は満ち欠けをします。

ウ…火星は地球よりも太陽から遠いところにあるため、あてはまりません。

エ…火星にはまだ人類は行ったことがないため、あてはまりません。

オ…火星はみずから光っていないため、あてはまりません。

カ…火星には表面に酸化鉄が大量にふくまれていて観測すると赤く見えるので、あてはまります。

■ 読み仮名

距離(きょり)、接近(せっきん)、軌道(きどう)、惑星(わくせい)、比(くら)べ、酸化(さんか)、観測(かんそく)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

社会 解答・解説

解答

2

解説

解法のポイント

グラフから2は1よりもエネルギー効率がよい輸送機関であると読み取れるかがポイントです。

■ 読み仮名

効率(こうりつ)、輸送(ゆそう)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

解説

輸送機関の種類とそれぞれの長所と短所は、以下のとおりです。

貨物輸送のおもな機関は、自動車と海運(船)です。問題のグラフを比べると、輸送量では1と2はあまり差がないのに対し、エネルギー消費量では圧倒的に1のほうが多くなっています。つまり2のほうが、同じ輸送量を少ないエネルギーで運ぶことができるので、エネルギー効率がよい輸送機関であるといえます。海運は大量の輸送が可能ですので、答えは2です。

高速道路など道路交通網の整備により、自動車(トラック)による輸送が増加しています。さらに近年はネットショッピングの普及や宅配サービスの充実で、ますますトラック輸送が増えています。しかし、排出ガスなどの環境問題や交通渋滞、さらに需要の拡大で人手不足も深刻です。

環境問題を解決するための方法として、モーダルシフトがあります。貨物の輸送機関をトラックから鉄道・船へ切りかえることです。たとえば、出発地から目的地まですべてトラックで運ぶのではなく、とちゅうで鉄道や船にのせかえることで交通渋滞をやわらげ、排出ガスを少なくすることができます。

また、宅配サービスについて見直しがすすめられています。なかでも、受け取り側が不在のため配達が一度で済まない再配達の増加は、配達員の長時間労働の問題だけでなく、環境問題にもつながります。わたしたちの生活に欠かせない、物流の問題について考えてみましょう。

■ 読み仮名

騒音(そうおん)、汚染(おせん)、環境(かんきょう)、渋滞(じゅうたい)、規則(きそく)、運賃(うんちん)、圧倒的(あっとうてき)、可能(かのう)、交通網(こうつうもう)、整備(せいび)、増加(ぞうか)、普及(ふきゅう)、宅配(たくはい)、充実(じゅうじつ)、排出(はいしゅつ)、需要(じゅよう)、拡大(かくだい)、深刻(しんこく)、不在(ふざい)、済(す)まない、再(さい)

 ※ 5年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

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