カコモンにTRY!

早稲田中学校の社会にTRY!

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題のなかから、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 4年生以上(いじょう)で習う漢字には文章の後に読み仮名(がな)をまとめています。

今回の問題をご紹介する理由

今回は、耕地面積に対する田や樹園の占める割合と降水量から、県の特徴をとらえる問題です。統計資料を使った問題では、データの読み取りに慣れることも必要です。データから読み取れたことを、知識と組み合わせて考える練習に適した問題といえるでしょう。

■ 読み仮名

紹介(しょうかい)、耕地面積(こうちめんせき)、樹園(じゅえん)、占(し)める、割合(わりあい)、降水量(こうすいりょう)、特徴(とくちょう)、統計(とうけい)、資料(しりょう)、慣(な)れる、必要(ひつよう)、知識(ちしき)、適(てき)し

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

  • 今回のレベル ★★

★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:5・6年生向けハイレベル問題

■読み仮名

理解(りかい)、基礎的(きそてき)、解(と)ける

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

2019年度 早稲田中学校 社会 第1回 〔1〕問6

 

■読み仮名

早稲田(わせだ)、新潟県(にいがたけん)、福井県(ふくいけん)、茨城県(いばらきけん)、果樹園(かじゅえん)、示(しめ)し、選(えら)び、県庁所在地(けんちょうしょざいち)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

攻略法

【解答】

新潟県 C  茨城県 B

【解説】

 

各データの最大・最小値などに着目して、資料をみていきましょう。田や樹園の割合は、「もとにする数」(この場合は耕地面積)がちがうので、比べるときに注意が必要です。

データから読み取れること
① Cは、田の面積が最も大きいので、米の生産量が最も多い。
② Bは、Cの次に耕地面積が大きいので、農業がさかんである。
③ Eは、耕地面積が最も小さいので、農業がさかんとは言えない。
④ AとDは、樹園の割合が高いので、果物の生産量が多い。
⑤ CとEは、冬の降水量が多いので、県庁所在地は日本海側にある。
⑥ Bは、夏の降水量が多く冬は少ないので、県庁所在地は太平洋側にある。

次に、指定された5つの県の特徴をまとめましょう。
新潟県…米の生産量が全国第1位
福井県…農業産出額は低い
茨城県…農業産出額が高く、とくに野菜の栽培がさかん
山形県…おうとう(さくらんぼ)やももの栽培がさかん
青森県…りんごの生産量が全国第1

データから読み取れたことを,知識と組み合わせて考えて、答えをみちびき出しましょう。

新潟県は、米の生産量が多いこと(①より)、日本海側の県であること(⑤より)から、Cだと特定できます。
茨城県は、農業がさかんな県であること(②より)、太平洋側の県であること(⑥より)から、Bだと特定できます。
AとDは果物の栽培がさかんな県なので(④より)、山形県と青森県のどちらかがあてはまります。田の割合が高いAが、米の生産量の上位に入る山形県、樹園の割合が高いDが、果実の産出額が全国第1位の青森県です。
Eは、農業がさかんとはいえないこと(③より)、日本海側の県であること(⑤より)から、福井県があてはまります。

■読み仮名

各(かく)、最大(さいだい)、値(ち)、比(くら)べる、最(もっと)も、生産量(せいさんりょう)、果物(くだもの)、側(がわ)、産出額(さんしゅつがく)、低(ひく)い、野菜(やさい)、栽培(さいばい)、上位(じょうい)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

「さぽナビ」中学受験コース向け記事 アンケート

本アンケートは、「さぽナビ」中学受験コース向け記事において、より充実した情報提供のために役立てさせていただきます。
ぜひ、中学受験コースを受講している皆さまの声をお聞かせください。

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