カコモンにTRY!

東大寺学園中学校の国語にTRY!

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題のなかから、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 4年生以上(いじょう)で習う漢字には文章の後に読み仮名(がな)をまとめています。

今回の問題をご紹介する理由

今回は、特に意味をまちがえやすい三字熟語の問題を取り上げました。三字熟語にはさまざまなものがあるので、すべてを覚えることはできませんが、重要な言葉は意味を正しく知っておくと読解問題でも役に立つことがありますよ。また、言葉の問題は、入試では確実に得点しておきたい問題です。今のうちに多くの言葉にふれて、まちがえやすい重要な言葉は覚えておくようにしましょう。

■ 読み仮名

特(とく)に、熟語(じゅくご)、覚(おぼ)える、重要(じゅうよう)、読解(どっかい)、入試(にゅうし)、確実(かくじつ)、得点(とくてん)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

  • 今回のレベル ★★

★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:5・6年生向けハイレベル問題

■読み仮名

基礎的(きそてき)、解(と)ける

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

 

2021年度 東大寺学園中学校 国語 大問一(2)A~C

 

 

■読み仮名

最(もっと)も、適切(てきせつ)、例文(れいぶん)、選(えら)んで、準備(じゅんび)、約束(やくそく)、必(かなら)ず、対応(たいおう)、努力(どりょく)、信用(しんよう)、積(つ)もった、若草山(わかくさやま)、役不足(やくぶそく)、協力(きょうりょく)、有能(ゆうのう)、簡単(かんたん)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

攻略法

【解答】

A エ
B イ
C ウ

【解説】

A「生返事(なまへんじ)」は「はっきりしない、いいかげんな返事」という意味です。この「生」は接頭語(ある言葉の前について意味を加えたり、調子をととのえたりする言葉)で、「中途半端。不十分」であることを表します。同じ意味の「生」がつく言葉として、「生がわき」などがあります。

B「絵空事(えそらごと)」は「おおげさにしたりうそが加わったりして、実際にはありそうもないこと」という意味です。この言葉は「絵+空事」のような成り立ちで、「空事」は「事実でないこと」を表します。さらに「絵」がつくことで「絵にかいたような(実際にはありえないような)」という意味が加わっています。

C「役不足(やくぶそく)」は「その人の実力に対して、役目が軽すぎること」や「あたえられた役目に不満をいだくこと」という意味です。特にアのような使い方でまちがえやすいので注意が必要です。「力不足」は「力が(役に対して)不足している」で、「役不足」は「役が(人に対して)不足している」と覚えておきましょう。

■読み仮名

接頭語(せっとうご)、加(くわ)え、中途半端(ちゅうとはんぱ)、不十分(ふじゅうぶん)、実際(じっさい)、成(な)り立ち、不満(ふまん)、必要(ひつよう)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

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