カコモンにTRY!

渋谷教育学園渋谷中学校の算数にTRY!

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題の中から、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 3年生以上(いじょう)で習(なら)う漢字(かんじ)には文章(ぶんしょう)の後に読み仮名(かな)をまとめています。

今回の問題をご紹介する理由

今回は、おつりの硬貨の枚数を題材とした論理の問題を紹介します。

難関中学の算数で出題される問題では、問題文に書かれている条件を整理しながら、図や式に正しく表して考えることが大切です。今回紹介する問題では、

自動券売機に入れる金額を10円増やすと、おつりとして出てくる硬貨の枚数が減る

がどういうことかを読み解くことがポイントになります。ぜひ、実際に手を動かしながら考えてみてください。

■ 読み仮名

硬貨(こうか)、枚数(まいすう)、題材(だいざい)、論理(ろんり)、問題(もんだい)、紹介(しょうかい)、難関(なんかん)、条件(じょうけん)、整理(せいり)、式(しき)、表(あらわ)して、自動券売機(じどうけんばいき)、金額(きんがく)、増(ふ)やす、減(へ)る、解(と)く、実際(じっさい)、動(うご)かしながら

※ 3年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

  • 今回のレベル ★

★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:6年生向けハイレベル問題   

■読み仮名

理解(りかい)、基礎的(きそてき)、解(と)ける、向(む)け

※ 3年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

2017年度 渋谷教育学園渋谷中学校 大問1(4)

 

■読み仮名

切符(きっぷ)、種類(しゅるい)

※ 3年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

攻略法

【解答】

260円

【解説】

自動券売機に入れる金額を10円増やすと、おつりとして出てくる硬貨の枚数が少なくなるということは、次の場合が考えられます。

①500円硬貨を1枚入れたときのおつりに「10円硬貨4」が含まれていた。

→おつりが10円増えた場合、「10円硬貨4」が「50円硬貨1」になる。

→おつりの硬貨の枚数は、4-1=3(枚)少なくなる。

②500円硬貨を1枚入れたときのおつりに「50円硬貨1と10円硬貨4」が含まれていた。

→おつりが10円増えた場合、「50円硬貨1と10円硬貨4」が「100円硬貨1」になる。

→おつりの硬貨の枚数は、1+4-1=4(枚)少なくなる。

この問題では、硬貨の枚数は、6-3=3(枚)少なくなっているので、①の場合があてはまります。したがって、500円硬貨を1枚入れたときのおつりには、「10円硬貨が4枚あって、50円硬貨はなかった」ことがわかります。

以上より、500円硬貨を1枚入れたときのおつりは、10円硬貨4枚と100円硬貨が、
6-4=2(枚)の、10×4+100×2=240(円)であることがわかります。このことから、切符の金額は、500-240=260(円)となります。

■読み仮名

含(ふく)まれて

※ 3年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

おすすめ記事

海城中学校の理科にTRY!海城中学校の理科にTRY!

カコモンにTRY!

海城中学校の理科にTRY!

麻布中学校の算数にTRY!麻布中学校の算数にTRY!

カコモンにTRY!

麻布中学校の算数にTRY!

筑波大学附属中学校の社会にTRY!筑波大学附属中学校の社会にTRY!

カコモンにTRY!

筑波大学附属中学校の社会にTRY!


Back to TOP

Back to
TOP