特集

子どものやる気を引き出すコツ(3)

新学期のスタートです。春から1年生になったり、新しい習いごとを始めたり、受験モードに切り替えたり、先生やお友だちの顔ぶれががらりと変わったりして、生活が一新するお子さまも多いのではないでしょうか。
それに伴ってこの時期は、「もう○年生なんだから、自分で身の回りのことをさせる!」といった決意の言葉が、保護者の方から聞こえます。でも一方で、「去年もおなじことを言っていたのよね」の声も・・・。
どうしたらお子さま方のやる気を育て、自立につなげることができるのでしょうか。3日坊主で終わらせないコツは?
2016年度さぽナビ「ことばのチカラで自立しよう」の連載でおなじみの高取しづか先生にヒントをいただきました。
(取材・文 松田 慶子)

あなたの子どもはどのタイプ?

同じようにほめても、人によって感じ方は違います。「うれしい」と思う子と、そうでもない子。 どんなほめ方が、心に届くか、その子に合わせたほめ方を知っておきましょう。

やり方
それぞれのA~Dで、あてはまる項目をチェックしましょう。
チェックした項目が一番多いのが、その子のタイプ。どんなほめ方がいいのでしょうか?

A

・面倒見のいい大将的な性格
・おおらか
・頼ってこられると、イヤと言えない
・自分の弱みを見せることが苦手
・無理してがんばることもある

B

・自分で納得しないと動かない
・マイペース
・いつも冷静だ
・こだわっていることには情熱的
・協調性はあまりない

C

・アイディアが豊富
・明るくサービス精神旺盛
・あきっぽく、計画を立てて
 コツコツ努力するのが苦手
・好奇心いっぱい
・新しいもの好き

 D

・気配り上手
・人をサポートするほうが向いている
・人の役に立ちたいと思っている
・やさしい
・イヤとはっきり言えない

 

Aが多い子は……
世話焼きタイプ

友だちのなかでもまとめ役になることが多く、頼りにされるタイプです。
ほめるときは、「さすが!」「たいしたもんだ!」と素直に、短くほめると効果的です。
何かかができたときは見逃さず、タイミングよく声をかけてみてください。

Bが多い子は……
クールタイプ

ガンコでちょっとリクツっぽいところがありますが、いったんやると決めると、どんどん突き進んでいくタイプです。
ほめるには、ただ「すごい!」と言っただけでは本気にしないので、理由を言ってほめるようにしましょう。なるべく具体的にほめるのがポイントです。

Cが多い子は……
ノリノリタイプ

クラスの人気者、といった存在で、とても明るい、元気なタイプです。ノリがいいので、「すごい!すごい!」とほめ倒すと、さらにやる気を起こすでしょう。
このタイプには、どんなほめ言葉もOK。
いいところをみつけて毎日ほめてみましょう。

 Dが多い子は……
ほんわかタイプ

おとなしいけれど、とても気持ちのやさしい子です。
人からほめられたい、人の役に立ちたい気持ちが強いので、「~してくれて、ありがとう!とても役に立った」というほめ言葉が心に響くはずです。

『わかっちゃいるけどほめられない!脳を育てる「ほめる表現力」』より抜粋
著者:NPO法人JAMネットワーク代表 高取しづか 宝島社

 

次回の特集は4月27日更新予定。「友だちづきあい」についてお伝えします。

プロフィール

NPO法人JAMネットワーク代表・「ことばキャンプ」主宰

高取 しづか さん

消費者問題・子育て雑誌の記者として活躍後、1998年渡米。アメリカで出会った仲間や日本の友人とJAMネットワークを立ち上げた。「子どもの自立トレーニング」をテーマに新聞・雑誌・本の執筆や、各地で講演活動を行っている。神奈川県の子育て支援の委員をつとめ、子育てや教育の現場で支援にあたっている。また、東京都と神奈川県の児童養護施設で社会貢献活動を行っている。おもな著書に『子どもが本当に待っているお母さんのほめ言葉』(PHP研究所)、『子どもに英語を習わせる親が知っておきたいこと』(アルク)、『実用絵本 ことばキャンプ』1~5(合同出版)、『イラスト版気持ちの伝え方』(合同出版)など26冊

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