特集

未来の思考力を伸ばしつづけるために、今できること(2)

 

子どもたちの「思考力」を伸ばすために心がけたいこと

日常生活の中でも「思考力」は伸ばすことができます。

保護者の皆さまからすれば、お子さまの考えていることやすることは「お見通し!」なことも多いですよね。しかし、「お見通し!」であるがゆえに、お子さまの思考のチャンスをいかしきれていない場面があるかもしれません。

たとえば、お子さまが家に帰ってだまってテーブルについただけでおやつを出したり、「明日はこれが必要だよね」と先に用意してあげたりしてはいませんか? 保護者の方が察して動いたほうが早いということもあるかもしれませんが、お子さまがやるべきこと、言いたいことを先回りするのではなく、お子さま自身できちんと説明ができるよう、うながすことも大切です。

また、自分で考えて行動できる機会を与えることも効果的です。

たとえば、低学年のお子さまには、家族のお誕生日のお祝いを企画してもらうとか、高学年のお子さまには、夏休みの旅行の計画を立ててもらうとか。予算や日程など、おおまかなことは決めておき、あとはお子さまに計画を立ててもらいましょう。タイムスケジュールや、どこで何をするか、食事はどうするかなど、具体的なプランにするよううながすとよいでしょう。お誕生日や旅行などの特別な行事でなくても、休日の過ごし方を考えてプレゼンしてもらうというのでもよいですね。

教わったことを吸収するだけでなく、自分で考えて他者を動かして共に行動できること。これからの社会で求められているのは、そういう力です。

 

Z会員の保護者の方が、お子さまの「思考力」を伸ばすためにしている工夫

保護者の方が日ごろから気をつけていること

  • 最近はスイーツを作ることが好きなようで、本を見ながら作っています。最初はわたしも一緒に見ながらやっていましたが、失敗を恐れるので、極力口出しをせず、「失敗してもいいからやってごらん?」と言っています。失敗してしまったときは、「何で固まらなかったのかな?」などの質問をして、原因を考えさせるようにしています。
    (神奈川県・4年生・ホットちゃんさん)
  • 小学4年生の男子ともなると、あまり学校でのできごとや身の回りに起こったことを自分から話してくれません。「学校でどんなことがあった?」と普通に聞いても、「別に」の一言で終わり、彼なりに忖度もあるらしく話してくれません。しかし、報道番組ふうに、スタジオと現地取材の体で話を聞くようにすると、現場(学校)の様子を現地取材スタッフとして、現場で起こった事実、それに対して感じたこと、今後の課題など、報道記者になりきって話してくれます。
    (東京都・4年生・はぎさん)
  • 災害を身近に感じ、ニュースなどでほかの地域の災害の情報などを見て、「どうすれば防げたと思う?」と意見を出しあって、新しい考えが導き出せるよう挑戦中です。親が気がつかなかった見方をしていたこともありました。
    (京都府・3年生・ゆったさん)
  • とにかく、思考を言葉にするようにしています。困ったことが起きたら、本人の気持ちと本人が考える解決手段を一緒に話し合い、わたし(母親)が紙に書き留めています。
    昔は、困ったことが起きるたび、怒ったり泣いたりし、その後は、勢いとパワーで解決しようとしていた息子でした。しかし、一緒に話し合い、わたしが書き留めることよって、本人の気持ちが落ち着き、感情の整理がつくようで、有効な解決方法を探せることが増えました。(こちらが怒らないのがカギ)。
    (東京都・1年生・ETさん)

子どもが実際に取り組んでいること

  • 公立の図書館・科学館・博物館に調べに行く、質問をしに行くなど、子どもが自ら動いて、詳しい人に教えていただく機会を増やすようにしています。質問に行く場合は、事前に自分なりに調べておくこと・質問を予め考えておくこと・担当者に電話でアポイントをとることなども、子ども自身で行うようにしています。
    (和歌山県・3年生・はつさん)
  • 今日することの計画を立てて、紙に書いて、取り組み終わったら線を引いたり印をつけたりして、忘れることがないようにしています。生活動線や、宿題・Z会・ピアノなどの効率良い順を考えて行動出来るようになりました。
    (広島県・3年生・はーちゃんさん)
  • 研究ノートという名のファイルを作って、なんでもいいので何か調べたことや発見したこと、学んだことなど、小さなことでもすべて1つのファイルに記録を挟んでおくようにしています。校外学習のときに学校で提出するレポートの内容について、見たり説明を聞いたりしたことだけでなく、その先やほかで得た知識に繋げて考えることができていると、担任の先生に褒めていただくことがありました。
    (千葉県・4年生・あやっちさん)
  • 何かの提案に対して反論があるときには、代替案を出させるようにしています。
    (千葉県・3年生・とらパパさん)

お子さまの「思考力」の伸びを感じた瞬間

  • 走るのが速い・早寝早起きをしている・絵を描くのが上手いなど、得意なことをもっているお友だちがいたら、「なぜそうなのか」を本人に聞いたり、その子をよく観察したりして、自分なりの結論を考えたとき。
    (東京都・2年生・H.Fさん)

  • あるニュースについて話していて、以前話した別のニュースの内容と関連させて「〇〇だからこんなことが起こるねんなあ」と言ったとき。
    (大阪府・2年生・S.Yさん)

 

「思考力」を伸ばしていくための学習に、Z会をお役立てください!

「思考力」は、日々取り組む学習にじっくり向かい合うことでも身につきます。問題を早く多く解くことだけに目標をおくのではなく、わかるまで考える・どうしてこの答えになるのかを納得する、ということにも重きをおいて学習することが大切です。

Z会では、「思考力」を伸ばすために、小学生向けのさまざまな教材をご用意しています。

<通信教育教材>

  • 『わくわくエブリスタディ』『エブリスタディ』 【毎月1回お届け】

(対象:小学生コース、小学生タブレットコース)
Z会では、ちょっとしたひねりがあり、頭を働かせて考えないと解けない「思考力」重視の問題を多く出題しています。一方で解くおもしろさや、解けたときの喜びも重視。単に難しいのではなく、お子さまが難しさを「思考力」を使って楽しめるような問題になるように心がけています。

 

  • 『エブリスタディ アドバンスト』 【毎月1回お届け】

(対象:中学受験コース)
一昔前の中学入試と言えば、暗記がすべてでした。ところが最近の中学入試では、複数の知識を組み合わせたり、初見の知識が与えられその場で考えたりするような「思考力」を試す問題が増えています。Z会では、暗記の量を最難関中学受験での合格者平均点レベルをとれる分量に極力絞り、その分、さまざまなパターンの「思考力」を問う問題を多く扱っています。そのため、お子さまは無理なく志望校合格できるような「思考力」を着実に身につけることができます。

 

  • 『考える力をきたえるミニワーク』 【10月号のみお届け】

(対象:小学生コース1~6年生、小学生タブレットコース3~6年生、中学受験コース3~4年生の10月号受講者)
負担の少ない分量で、楽しく「考える力」が身につくミニワークです。
思考の柔軟性を育み、視野を広げる、教科の枠組みを超えた新しい学びです。

1・2年生の出題例:条件つきの迷路 同じセットを見つける 証言読み取り ほか
3・4年生の出題例:文字のならべかえ 方角当てクイズ 一筆書き ほか
5・6年生の出題例:英単語パズル 正しい展開図は? 漢字てんびん ほか

 

(対象:小学生コース1・2年生 ※別途お申し込みが必要な講座です。)
Z会小学生コース1・2年生に、2019年度4月から新たに登場する教材です。
国語・算数などの教科知識や、日常生活で習得した知識を組み合わせて考える問題を解くことで、「情報整理力」「論理的な判断力」など「みらいにつながる思考力」を養います。

 

<市販書籍>

  • 『Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク』
    ( 入門編 / 基礎編 あなうめ / 基礎編 はっけん ) 【2018年9月発刊】

(推奨学年:小学1年生~3年生  ※小学生の方に幅広くお使いいただけます。)
パズルのような問題に楽しみながら挑戦することで「思考力」が身につきます。
解けた瞬間の「わかった!」という快感・達成感を味わえる問題ぞろい。考えることが好きになれるワークです。
9月発刊予定!

2019年度に小学1年生・2年生になるお子さまをおもちの方へ

2019年4月より、Z会小学生コース1・2年生に、みらいにつながる思考力をきたえることに特化したワーク教材やプログラミング学習が新登場!

詳しくは下のバナーからWebサイトをご覧ください。

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