特集

学びをひろげ、課題を解決する「探究力」を育もう(2)

ここからは、Z会小学生向けコースの講座の中から、「探究力」を育むためにとくに役立つ講座を学年別にご紹介します。

※記事内で紹介している教材・サービスの内容は、一部変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

「探究力」を育むZ会の講座と学習の目標(1・2年生)

1・2年生頃の子どもは、具体的なもの、実際に知覚できるものを通して物事を理解しようとします。抽象的思考はまだ難しいですが、好奇心旺盛で、鋭い観察眼を発揮します。この時期に観察・体験したことは記憶に残りやすいため、この先学ぶ事項の理解や知識の習得を容易にするとともに、本人の意欲や自信にもつながります。

●小学生コース1・2年生「経験学習」

「経験学習」は、毎月、お子さまが興味をもちやすい身近なテーマや材料を使った多種多様な体験を積み、お子さまの自ら学ぶ意欲を引き出すオリジナル教科です。
1年生では、理科につながるテーマ・社会につながるテーマを毎月交互に提供します。2年生では、毎月のテーマが理科と社会の両方につながるものになります。提出課題「けいけんシート」では、体験の中で感じたことを他者に伝えるための思考力・表現力を磨きます。

◆学習のゴール

【1年生】:興味、関心をもち、楽しく体験することができる。また、体験したことを絵と言葉で表現できる。

【2年生】:「なぜ」と考えながら体験することができる。また、体験したことを絵と文で表現できる。

◆教材開発担当者より

幼い頃に感じた、五感が刺激された感覚や、自らの手で何かを作り上げたときの達成感、そこに至るまでの過程を楽しむ気持ちは、今後の人生で学び続け、成長し続けるための土台となります。教材の内容を実際にやってみると、思いもよらない発見をしたり、書いてあるとおりにはいかなかったりすることもあるでしょう。そうした経験を重ねることで、不思議に思ったり、結果を予測したり、試行錯誤をしたりといった、不確かな未来を生き抜くための姿勢が身についていきます。「経験学習」は、忙しい日々のなかでもさまざまな経験をして、いろいろなことを感じてほしいという思いを込めて開発しています。

<出題例とねらい>

1年生7月号「あなたは おてんきキャスター」では、子どもにとっても身近な「天気予報」を題材に、必要な情報を取得する方法や、取得した情報の効果的な発信の仕方を学びます。また、実際の天気を記録し、予報との差異を確認したり気付いたことをまとめたりすることで、天気予報の精度をお子さま自身が実感します。

<保護者の方へ>

「経験学習」の体験の主役はあくまでお子さまですが、保護者の方にも一緒に取り組んでいただきたい部分です。保護者の方と一緒にものを作ったり観察したりすることが、お子さまがいろいろなことに気づくきっかけとなり、思い出にも残りやすくなります。
なお、お子さまがうまく取り組みを進められない場合は、適宜お声がけやフォローをお願いいたします。逆に、お子さまが集中して取り組めているときにはそっと見守ってあげてください。『わくわくエブリスタディ けいけん』のページの下にある保護者の方向けのコーナーも参考になるかと思います。
また、「けいけんシート」に取り組む前には、体験の感想などをお子さまと話し合い、記憶を鮮明にしてあげましょう。そのうえで、お子さまが表現したあとは積極的にほめてあげてください。自分なりに工夫した経験、最後までやりとげたという経験はお子さまの自信につながります。
そして、「けいけんシート」が返却された後は、担任指導者からのコメントを一緒に読み、お子さまのよい部分についてできるかぎりほめてあげてください。

●小学生タブレットコース1・2年生「みらいたんけん学習」

小学生タブレットコース1・2年生の「みらいたんけん学習」は、タブレット学習の特長をいかし、好奇心を刺激し、幅広い興味を引き出す「ちしき」と、試行錯誤しながら思考力を伸ばす「しこう」の2つの軸で学びます。

「ちしき」は身近なテーマをスタート地点とし、視野を広げたり知識を得たりしたくなるような好奇心を育てるカリキュラムで、理科・社会にもつながるさまざまな内容を学びます。また、学習指導要領の枠をこえた内容も扱うため、より興味の幅が広がり、探求心が育まれます。

◆学習のゴール

【1年生】:知識を得ることの楽しさを知り、さまざまなことに興味をもつことができる。

【2年生】:さまざまなことに興味をもち、「なぜだろう」「もっと知りたい」と思いながら学習することができる。

 

◆教材開発担当者より

好奇心旺盛な時期にさまざまな知識に出合い、興味の幅を広げてほしいという思いをもって教材を開発しています。指導要領にとらわれない幅広いテーマの学習をとおして、ぜひお子さまに新しいことを知る楽しさを感じていただければと思います。

楽しく学んだ記憶は「学びのとっかかり」となるので、この先の学習の理解を助け、ものごとを深く追求する姿勢につながることでしょう。

<出題例とねらい>

2年生7月「音のふしぎ」では、「楽器」に着目し、音が出る・伝わる原理について学ぶことで、身近な物理現象に関する興味を深めます。

<保護者の方へ>

タブレットのトップ画面の教科アイコン「みらいたんけんがくしゅう」をタップすると、学習が始まります。その月のテーマについて学習したあとは、学習内容や自分の考えを表現する「みらいたんけんレポート」に取り組みます。

保護者の方には、お子さまが「みらいたんけんレポート」に取り組んだことをお知らせするメールが届くので、ぜひタブレットのアルバム画面でレポートを確認し、お子さまのがんばりをほめるお声がけをお願いします。

また、毎月の学習の中に、お子さまのがんばりをたたえる「ひょうしょうじょう」がありますので、保護者の方からお子さまを“表彰”するのもよいでしょう。

⇒次ページに続く 「探究力」を育むZ会の講座と学習の目標(3・4・5・6年生)

 

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