2020年度英語改革に向けて

みんなどうしてる? 学校と家庭の英語学習

2018年4月から「小学校英語」の新学習指導要領移行措置期間が始まり、3カ月が経とうとしています。小学3年生以上の英語学習が拡充され、これまでよりも英語がぐっと身近な存在になったのではないでしょうか。
新学習指導要領の先行実施期間中は、地域や学校によって英語の授業内容や授業コマ数などに差があり、ほかの地域・ご家庭の英語学習の様子も気になるところ。そこで、今回は小学校やご家庭でどのような英語学習をしているのか、小学1~6年生のZ会員の皆さまの声をたっぷりとご紹介します。「住んでいる都道府県や国立・公立・私立の違いで、小学校の英語学習にも違いがあるのかしら?」「家庭では、みんなどんな英語学習をしているのだろう?」という疑問に対して、参考になる声がたくさん寄せられました。ぜひご覧ください!

目次

●小学生の英語学習経験

●わが子が通う小学校では、こんな英語の授業をしています
 「楽しい」という声が多数! 1・2年生の英語学習
 楽しい子も苦手な子も……。差がつき始める3・4年生の英語学習
 楽しいだけでは物足りない!? 工夫が求められる5・6年生の英語学習
 【海外在住!】わたしの国の英語学習をご紹介します

●わが家の英語にまつわるおもしろエピソード
 英語ができて驚き、できなくて驚く
 小さなクスッから大爆笑まで
 英語と日本語、混ざってる! 勘違いあるある
【こぼれ話】小学校入学前のかわいらしいエピソード

※この記事は小学生向けコースを受講されている方を対象に「さぽナビ」上で2018年3月に実施したアンケートの回答をもとにしています(回答数は623件)。学年はアンケート回答時のものです。

小学生の英語学習経験

小学1~6年生のZ会員のお子さまのこれまでの英語学習経験をお聞きしたところ、以下のような学習経験が上位に挙がりました。

「現在、小学校で学習している」方が最多なのは当然として、「英語の習いごとや塾に通っている」経験のある方が多くいらっしゃいました。次いで「幼稚園・保育園・こども園で習った」を選択した方も多く、現在の子どもたちの多くは、幼少期から英語を学ぶ環境にあると言えます。

回答を学年別に見ると、小学校高学年よりも低学年・中学年の方が「英語の習いごとや塾に通っている」を選択した割合が高く、英語の習いごとや塾は、幼少期とくに小学校の低学年・中学年までで多く選択されている様子がうかがえました。高学年になると、学校生活(学校の宿題やクラブ・部活など)やほかの習いごとなどで日々の生活が忙しくなり、英語の教室に通う余裕がなくなってくるのかもしれませんね。

フリーアンサーでは、英語を長期間学習する子どものモチベーション維持に苦労している声や、お子さまのレベルに合わせた学習手段選びに苦慮している声もあり、同じことを何年間も継続することの難しさや、日々レベルアップするお子さまの英語力に合わせた学習手段を選択する難しさを感じている保護者の方も多くいらっしゃるようです。

なお、テレビやラジオの英語学習経験では、「えいごであそぼ」「リトル・チャロ」「プレキソ英語」「基礎英語」など、NHKの英語番組が多く挙げられていました。

わが子が通う小学校では、こんな英語の授業をしています

「楽しい」という声が多数! 1・2年生の英語学習

1年生

  • 1年生ですが、この1年で10回ほど英語の授業があったようです。簡単な単語と関連付けた発音の練習や、英語の歌などを歌って、楽しく勉強できたようです。授業があった日は歌や単語が口から出ていますが、しばらくすると忘れてしまうようです。わたしのときは小学校で英語の授業はまったくなかったので、早いうちから英語に触れることができるのはいいと思います。が、やっぱり、これでだいじょうぶかなというのが正直なところです。
    (千葉県・公立小・1年生・ロペらぶ)

  • 歌を歌ったり外国人の先生と交流したり、楽しんで取り組んでいます。1年生の妹は遊びをとおして英語に親しむ程度ですが、5年生の兄は簡単な文なら自分で考えて話せるので保護者世代とは大きく違うと思います。また、保護者世代の学習のしかたと異なり、現在の教育の方がより楽しく、内容も話す力をつけるためのものになっているように感じます。「京都に行きたいって英語でどう言うの?」と子どもに尋ねたことがあるのですが、1年生の妹はがんばって“I am in Kyoto.”と答えたのに対し、5年生の兄は“I want to go to Kyoto.”とすらっと答え、驚きました。
    (京都府・公立小・1年生・トマトママ)

  • 1年生は2週間に1回英語の授業があります。英単語でカルタをしたり、簡単な自己紹介をしたりしています。帰宅後にはほとんど習った内容を覚えていないようで、最近ようやく“My name is 〇〇.”と話してくれるようになりました。聞き取りのセンスがあまりないようで、単語もそれっぽく発音するのですが、元の単語とは似ても似つかなくなってしまいます。アルファベットもローマ字も習わずに単語を口頭で学ぶので、本人も復習のしようがなく、すぐに忘れてしまうようで、どれだけ頭に残るのかが不安です。
    (埼玉県・公立小・1年生・さくら)

  • 毎日15分程度、音楽や映像を利用しています。英単語にちなんだ塗り絵がいつでも自由にできるように設置されています。せっかく毎日少しずつでも時間を設けているのであれば、音楽や映像をただ流すだけではなく、全員が興味をもてるように積極的な取り組みにしないともったいない気がしました。
    (大阪府・公立小・1年生・いくら)

  • 音楽を多く取り入れ、まずは英語に親しむことに力を入れています。また、ヒアリング能力を高めるためか講師が発音したアルファベットのカルタを取り合う遊びもあります。英語だからと身構えず、楽しんで取り組んでいるようです。まだ何を話しているかは理解できていないものの、苦手意識などはありません。授業は、文法よりも実践力を身につけようとする様子が印象的でした。英語講師を子どもが「エンデュー」と言っていたため、遠藤先生かと思っていましたが、正しくは「アンドリュー」でした。発音がよすぎてわかりませんでした。
    (東京都・私立小・1年生・ゆっぴいママ)

  • 絵がいっぱいの教科書を使って、常勤のネイティブの先生に日本人の先生もサポートでついてくださっているので、わからないまま授業が終わることがなく楽しそうですし、安心しています。授業では子どもたちにどんどん発音させて、話す機会を多くもたせています。また、歌やアクティビティだけでなく、書く練習もしています。
    (神奈川県・私立小・1年生・Sri)

  • ふだんは、担任の先生が朝学習の時間を利用してDVD教材を用いて教えています。外国人の先生の授業は、1年に2、3回です。好きな物を質問しあうなど、会話が中心です。子どもは楽しそうです。ただ、担任の先生の英語力には不安があります。
    (大阪府・公立小・1年生・S.O.)

  • 英語でゲームをしたり、歌を歌ったりしているようです。息子はすでに日常会話ができるので簡単すぎるようですが、クラスでは積極的に英語を使おうとする子どもたちが見られ、英語以外の授業参観で、プリントをお友だちに手渡す際に“Here you are.”“Thank you.”といったやりとりをしている子どもがたくさんいて驚きました。
    わたしたちの世代では、帰国子女のお子さんなど英語が上手だと変わった子だと思われたり、浮いてしまったりといったことがありましたが、今の子どもたちにはそういう感覚はないようで、息子が流暢に英語を話せることも周囲のお友だちは「〇〇くんは英語が話せるんだね」という感じで、ごく自然に受け止めてくれています。
    (東京都・公立小・1年生・Nico)

2年生

  • 外国人の先生と歌を歌ったり、ゲームをしたり、集会で歌を発表したりしています。非常に楽しんでおり、意味がわからなくても、発音をまねして英語を話しています。学校ではアルファベットから教えないので新鮮に感じました。アルファベットを覚えても英語は読めないし書けないので、むしろ、音をとおして英語に親しませようとしているところがよいと思います。上の子のときは1カ月に1回の授業だったので、次の英語の授業までにはすべて忘れてしまい、かえって英語嫌いになりました。今は1週間に1回で記憶が継続するので、効果があると感じています。
    (群馬県・公立小・2年生・S.I.)

  • ALTの先生と一緒に、ゲームをしたり、歌を歌ったりして、英語に親しんでいるようです。机や椅子のない教室で、体を動かしながらなので、楽しんで参加しているようです。今はALTの先生が週に1回しか学校にいらっしゃらないので、全クラスが毎週外国語授業を受けることはできません。来年度以降、人員配置が手厚くなって、授業回数が増えることを期待しています。
    (愛知県・公立小・2年生・ゆりり)

  • 生活科や図工の活動にALTの先生が交じってやりとりしながら活動する、といった授業を行っているようです。たとえば学校で飼っている動物の絵を描いて、それを説明するための単語をALTの先生から教わるなど。継続的に使わないと英語力は維持できないと思うのですが、学校のALTの先生との交流だけでは明らかに不十分と感じています。
    (長野県・国立小・2年生・I.S.)

  • テキストを使用したフォニックスの学習がおもなようで、英語の時間は楽しいようです。学校では児童英検に向けた学習をしています。家庭で単語を暗記学習するのも必要かどうか、どこまで単語が読めればよいのかなど悩みます。楽しそうにやっていることに水を差すような気がして、まだお勉強モードにはなっていません。
    (千葉県・私立小・2年生・A.K.)

  • 低学年なので、ゲームや歌を歌っているそうです。学校で教えてもらった単語を発音して教えてくれたり、授業の内容を話してくれたりします。授業は楽しいと言っています。低学年から少しずつ英語に慣れていくことはよいと思いました。ただ、高学年になり本格的に英語の授業が始まったときに、ALTの先生がメインで授業をしていくのか、教員が授業をするのか、また、教員の英語レベルによっては差が開いてしまわないだろうか、など気になります。習いごとも充実した時代なので、英語教室などに通っている児童が増え、英語の習いごとをしていないと学校の授業についていけなくなってしまうのだろうかなど、細かなことが不安に思います。
    (栃木県・公立小・2年生・パル母さん)

  • 授業はゲームややりとり遊びが中心です。“I like blue.”“How about you?”など、ときどき習った表現を教えてくれます。さいたま市は独自教材を開発するなど、力を入れて会話中心の授業を試みているようです。言葉そのものも大切ですが、外国語を学ぶと何ができるようになるのか、そして具体的にどんな場面で必要になるのかについて、学年に応じて子どもたち自身に考えさせる授業があるといいなと思います。
    (埼玉県・公立小・2年生・母も勉強中)

  • 学校の授業はコミュニケーションがメインなので、楽しそうにしています。習っている内容は、難しく感じることもあるようです。ネイティブの先生が英語だけで授業をして、担任の先生がサポートする方式のため、子どもなりに何の話をしているかは理解しているようで、毎回楽しみにしています。ネイティブの先生もいろいろな国から来られているので、英語が理解できたら自分の世界を広げられるのだと気づいてもらえるといいなぁと思います。
    (兵庫県・公立小・2年生・りら)

楽しい子も苦手な子も……。差がつき始める3・4年生の英語学習

3年生

  • 1日10分間、「English Hour」という時間が設けられています。歌を歌ったり、曜日や簡単なあいさつを学んだりしています。教室にも日常の動作を英訳したカードが貼られています。子どもは、もともと英語が好きなので学校での学習も楽しんでいます。実践に使える単語、表現を学んでいるのが保護者世代とは異なり、うらやましく感じます。
    (千葉県・公立小・3年生・そうハハ)

  • 単語の書き取りプリントを持ち帰ってきますが、案外難しい単語を習っています。習っている年数のわりにライティングが苦手なわが子は、学校で習う単語が正直なところ全然わかっていないようです。
    (大阪府・公立小・3年生・ぷりん)

  • 「授業は楽しいけれど、自ら発言する機会はほとんどない」と言っていました。外国人の先生にはアメリカ人もいますが、フィリピン、スリランカ、ベトナムなどアジア系の方も多いようです。しかしそれでいいと思っています。英語を使う場面は世界中どこでもあり得るので。また、学校ではこの時期、パソコン入力のために同時にローマ字を習っており、さっそく英語をローマ字読みしてしまうようになりました。難しい課題だと思います。
    (神奈川県・公立小・3年生・エクスレバン)

  • 週に1回GS(グローバルスタディ)の授業が2017年度から開始され、4年生からは成績も3段階でつくようになりました。内容は英語の歌を歌う、単語を覚える、教師からの簡単な発問に単語で答える程度です。低学年はアルファベットを書いたり、スペルを書いたりはせず、ひたすら会話のみです。担任の教師ではなく、英語の専門教師の授業です。
    幼稚園や小学校から英語を習って親しんでいる児童と、まったく経験がない児童との差が激しく、1年生でエリック・カールの『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』を暗唱して発表する子もいてびっくりしました。しかしながら、中学に入る前に苦手意識がついてしまったり、英語嫌いになってしまったりといった弊害も生まれています。
    (埼玉県・公立小・3年生・ナインチェ)

  • 学活などの時間を利用して歌やチャンツなど、おもに英語に親しむ活動を行っているようです。週に一度、朝学習の時間にも英語活動に取り組んでいるようです。とても楽しそうに取り組んでいるので、うらやましい気持ちです(笑)。
    (大阪府・公立小・3年生・N.M.)

  • 学校の授業は、会話やコミュニケーションが中心です。子どもは発音に自信がないようで、どちらかというと苦手意識をもっていると思います。
    (福井県・公立小・3年生・あおママ)

  • ほとんど英語の授業はなく、残念ながら半年に一度くらいしか話題に出ません。タブレットや映像でもよいので、もっと英語に触れる機会がほしいです。子どもは英語に触れることが少なすぎて興味がわかず、親が探してきたイベントにも消極的です。
    (兵庫県・公立小・3年生・E.S.)

  • 小学校では週3回英語の授業があり、そのうち1時間がネイティブの英語の先生の授業で、英語のみの授業です。また、毎日英語のCDを聴きながらワークに取り組み、発音も確認します。発音をほめてもらえるようなので、とても喜んでいます。英語が身近にあることがとても楽しいようで、課外でも習うことにしました。
    (埼玉県・私立小・3年生・ちびたん)

4年生

  • ネイティブの先生の授業があり、とても楽しいと言っています。授業の間は英語のみで、先生の指示がちゃんとわかっていて感心しました。本を見ながら英語で読まれる物語を聞いていたり、ゲームをしたりしていました。子どもたちも熱心に聞き、楽しんでいて、とてもいい授業だなと思いました。
    (京都府・私立小・4年生・ちびはる)

  • 2人先生がいて、1人は出身国の特色などを教えてくれます。1年ごとに変わるようで、今はガーナの先生が来ていてチョコレートのことやガーナの遊びを教えてくれます。もう1人はあいさつなどの基本や英語を使ったゲーム(フルーツを早口で言ったり、先生が体の部位を指し英語で答えたりするなど)をしています。子どもはわかりやすく学べて楽しんでいるようです。読み書きの学習はしていません。学校の授業は頭を使わずに自然に英語に親しんでいると感じました。保護者世代にはなかったのでうらやましいです。
    (神奈川県・公立小・4年生・pekinusako)

  • 学校では、音楽に合わせた英語遊び(ヘッド-ショルダー-ニー&トーなど)やフルーツバスケットなど、遊びながら英語に親しむ授業のようです。授業を一度見学しましたが、保育園のときの英語遊びの延長のようで、このままでは身につくとは思えませんでした。日本語が堪能なALTの先生である、という点もよいような悪いような気がします。担任の先生はALTの先生にお任せであるため、カリキュラムのようなものは感じられませんでした。ただ、子どもたちは英語に関心がある場合が多く、日ごろからおしゃべりな子は、英語の授業にも積極的に参加しているようでしたが、静かな子は、黙ったまま時間が過ぎていく感じでした。
    (新潟県・公立小・4年生・マリンスノー)

  • ALTとコミュニケーションが少し取れるようになったところで、1年ごとくらいに先生が帰国してしまったりしてさみしい様子。もっと話せるようになりたいと、ここ最近思い始めたようです。保護者世代の受験英語では習わなかった、本当に日常的な野菜、果物、自然の生物の名前などを覚えることや、逆に受験英語でいやいやでも学んだ文法がほぼ登場しないことに、差異を改めて感じています。
    (千葉県・公立小・4年生・A.M.)

  • 学校では英語でゲームをしていて、子どもは楽しんで参加しています。学校で英語が必修とは言っても、その実力は英検準一級を取っている子から単語が読めない子まで、大きく開いていて、英語力の差が著しいようです。先生は「教える人」というより「英語が母国語の人」で、内容がわかっていない子へのフォローはありません。授業は月に1~2回程度なので、英語に触れる機会ではあっても、それによって実力がつくことはないと思います。
    (茨城県・公立小・4年生・M.K.)

  • 週1回20分の授業があります。ネイティブの先生が子どもたちに話しかけますが、ごく一部の子どもだけが答えられる状態で、ほかの子はポカンとしています。うちの子は小さなころから教室に通っているので積極的に参加していますが、ほとんど日本語で答えています。それでも参加できているので楽しんでいる様子です。机はなく、床に座っていて、授業というよりは英語に親しんでいるだけです。それでも、昔の子どものように、“英語=怖い”という感覚はないと思います。
    (千葉県・国立小・4年生・K.I.)

  • 外国人教師の指導のもと、ダンスやゲームをとおして英語に触れています。動作やお店、物の名前など生活に必要な単語を自然に覚えています。校歌を英語で歌うという授業もあったようです。公立小学校で常勤の外国人教師がいることは保護者世代との大きな違いだと感じます。また外国人や帰国子女のお友だちがクラスにいることにも国際化を実感します。
    (東京都・公立小・4年生・AKIE)

楽しいだけでは物足りない!? 工夫が求められる5・6年生の英語学習

5・6年生

  • 遠足で、浅草寺で外国人にインタビューしたり、英語の歌(カーペンターズなど)を歌ったり、楽しんで学習しているようです。意味はわからずとも、歌や会話をフレーズで覚えることから入るので、楽しそうだとは思います。フレーズごとに覚えているからなのか、単語として“This”が出てくると読めない、という状況にとまどいました。
    (東京都・公立小・5年生・elfter11)

  • コミュニケーション重視で簡単な英語を習っているようです。子どもは「簡単すぎる」と言っていました。
    (静岡県・公立小・5年生・akiai)

  • 英語の授業のなかで、生徒たちがどんな教科が好きなのかをそれぞれ尋ねて回り、それを用紙に書くという活動がありました。わかる子は積極的に英語で答えています。英語を習っている子と習っていない子の差が激しく、理解できない子のなかには、英語が嫌いになりつつある子も出ているのがわかります。その理由の一つに、外国人の先生が何を話しているのかがさっぱりわからないからです。低学年の抵抗がないうちから教えている学校は、理解度が高いと思います。もっと早いうちに子どもたちに英語を触れさせるのは、これから大切になると思います。理解できない子にどのように対処をすればいいのかも今後の課題だと思います。外国人の先生と日本人の先生が連携をとり、子どもたちのフォローをすることができたら、いちばんいいのではないでしょうか。
    (山口県・公立小・5年生・hiyori)

  • 学年によってさまざまですが、たくさん英語で歌を歌ったり、詩を読んだり、自己紹介や、いろいろな国について調べて発表したりしているようです。今の子どもたちは、生きた英語を学んでいて、みんな耳がいいので、そのまま外国人にも伝わる発音ができます。学校では週に2回も英語学習がありますが、ほかの教科と違い英語の試験もないので、ストレスなくのびのびと学んでいます。
    (東京都・私立小・5年生・K.H.)

  • 学校には英語の教室が設置されていて、英語を学ぶ雰囲気が作られています。簡単なあいさつや単語に慣れ親しむことがメインのようです。
    (宮城県・公立小・5年生・ゆかりん)

  • “What do you want?”や“I like ~.”などの文を使い、コミュニケーションをとる学習をしているようです。英語に苦手意識があるようで、英語の時間はあまり好きではないようです。小学校で英語に触れた経験が、中学校以降でどのように実を結ぶのか、自分には未体験のことなので、これからを注視していきたいです。
    (東京都・公立小・5年生・milka)

  • 学校の授業は楽しくやっています。歌を歌ったり、少しのあいさつ程度は、躊躇なく英語で言ってくれます。歌を歌って覚えることが多いためか、かなりのアメリカ英語だなぁ、と思います。「ワッツヨァネーム?」な感じじゃなく、「ワッチャネーム?」みたいな感じ。授業参観のときは、英語の授業じゃなくても、みんな“Me,too! Me,too!”と言っていたのが、ほほえましかったです。
    (熊本県・公立小・5年生・T.A)

  • 娘が通う小学校は英語教育の実験校に選ばれたらしく、普通の公立小学校の2倍の英語の授業があります。毎回「楽しかった!」と帰ってくるほど、先生が取り組みに努力されています。アメリカ人の先生に教えていただくことが多いです。だいたい1年くらいで先生が変わりますが、ゲームを中心とした授業は、毎回大盛り上がりです。昨日のレッスンは、児童がマリオカートのキャラクターに扮し、先生の質問に答えられたら1コマ進むというすごろくゲームをすべて手作りで用意してくださいました。グループ戦で協力し合う必要があるとのことで、お友だちとの絆も深まりました。質問は「好きな教科は?」といったものだったとのこと。英語ルームは掲示物も楽しい感じで、掃除当番にあたるのさえ、楽しみだそうです。読み書きはずいぶんいい加減ですが(名前でさえ大文字と小文字が入り乱れている)、臆することなく発言して楽しんでいます。外国人のお子さんが多い土地柄なので、英語で文章を書ける・読める子も多く、中学生になり英語を勉強することを楽しみにしていますが、中学英語とのギャップが心配です。
    (兵庫県・公立小・5年生・Y.A.)

  • 3年生のときから週に1回、専科の授業として始まりました。3年生のときは歌を歌ったり簡単なあいさつをしたりして、書くことも少し取り入れられていました。4年生では簡単な単語を使って自分の好きな色、食べ物などを書いて発表していました。5年生では簡単な会話を先生のあとに続いて話すことや書くことなどが行われています。その他、年に一度、大学の留学生と交流する機会があります。
    (東京都・国立小・5年生・にゃんこま)

  • ネイティブの先生と日本人の先生が2人で教えてくれています。1週間に1時間です。幼稚園時代に習っていた教室が合わなくて「英語はいやだ」というトラウマがあり、本人はあまり英語に前向きになれていません。あのころ、無理に通わせてしまい、それは今でも反省です。
    (千葉県・公立小・5年生・あっちゃん)

  • 歌などを中心に、子どもたちが楽しいと思えるような授業をしているように思います。ネイティブの先生に習っています。今のところ暗記科目ではないので、子どもも楽しんでいるようです。小学校からの英語教育は決定事項ですが、あまり早くから詰め込んで、日本語も英語も中途半端な人間にならないのか、心配にも思います。
    (福岡県・公立小・5年生・はは)

  • 毎日の朝学習で英語学習を行っています。夏休みにはオーストラリアの小学校の授業を受けることができます。ホームステイを任意で行い参加しました。子どもは自分で話すことはなかなかできないのですが、ネイティブの話す言葉は理解しているようです。学校にネイティブスピーカーがいて、常に他国の人とふれあう機会があるのは、よいと思います。
    (千葉県・私立小・6年生・ゴンピョン)

  • 低学年では外国人の先生が来て歌やアクティビティ中心。楽しんではいたけど幼児期に習っていた英語活動レベルでした。高学年になるにつれて自分のことを話す内容も入ってきましたが、こちらも習いごとと比べると低レベル。子どもたちは大人が思う以上に好奇心旺盛で順応しています。耳のいい、早い時期からの英語学習には賛成です。
    (鹿児島県・公立小・6年生・yo-ko)

  • be動詞と一般動詞、過去形や未来形などが混乱している状況です。意外と覚えることが多く苦労しているようです。保護者世代は、外国人を見るのも珍しいことだったので、現在ネイティブの先生が授業されているのを見ると隔世の感があります。
    (大阪府・公立小・6年生・親ばか)

  • ネイティブの先生が簡単なフレーズを教えてくれたり、ゲームをしたりして英語を楽しむ、という授業のようです。子どもは、楽しいけれど簡単すぎると感じているようです。
    (千葉県・公立小・6年生・ここあ)

【海外在住!】わたしの国の英語学習をご紹介します

海外在住の会員より

  • わたしたち親世代が中学1年生で学んでいたような内容を、ドイツ(バイエルン州)では小学校3年生から習い始めます。テストの評価も6段階でされ、難しいようではありますが、子どもたちは皆自然に話すことができるようになっています。英語が話せるというだけでなく、英語で何を表現するかが重要視されていると思います。ドイツでは人前で話すことを積極的にさせています。ですので、読み、書きももちろん大事ですが、英語で意見を論理的に述べることの方が重要視されていると思います。
    (ドイツ・ミュンヘン現地校・3年生・ポン子)

  • 学校では、英語で授業を受けています。子どもは自信をもって学習している様子です。iPadなどのデジタルツールを積極的に使い、授業を進めています。習いごとで、お友だちとは英語、お母さんとは日本語と、相手によって上手に使い分けているのを見て驚きました。
    (香港・インターナショナルスクール・2年生・A.Y.)

  • すべて英語のみの授業で、まだ入学して2カ月足らずなので、ほとんどわからない状態です。日本の学校での英語の授業ではほとんど出てこない単語がよく出てきます。英語がまだまだできないので仕方のないことかもしれませんが、本人に英語でコミュニケーションをとる自信がなく、学校においては何事も消極的です。学校で英語に苦労しているせいか、家では英語を拒絶することがあります。
    (イスラエル・インターナショナルスクール・3年生・Y.N.)

  • 現在アメリカに在住、地元の小学校に通って英語で学校生活を送っています。移住後1年2カ月が過ぎ、だいぶ周りの言っていることもわかるようになってきました。やはり子どもの英語習得能力は、大人に比べるとかなり高いです。外国語教育は早いうちに始める方がいいですね。大人はいつまでたってもカタカナ発音から脱却できないのに、子どもは正しい発音を身につけられるのはすごいと感じています。小学校で英語漬けなのでとくに心配はしていませんが、むしろ日本語教育をしっかりやらないといけないと思い、通信教育を始めました。
    (アメリカ・公立小・4年生・わたわた)

  • 在ヨーロッパの日本人学校在学です。毎朝20分ほど、学年と能力別に分かれて、ネイティブ教師による授業があります。先生の出身地はアイルランドやイギリスなど。会話やゲーム、絵を描くのが中心でテストはなし。文法はあまりやっていません。子どもは楽しそうに参加しています。学校の子どもの英語レベルは、親の関心度の高さでバラツキがあります。わたし自身の世代より英語を口にする恥ずかしさはなさそうですが、まだ自由に積極的に発言している子は少数です。学校でローマ字を習っているときに英語読みと違うので少し混乱しているようでした。また、現在フランス語の環境で暮らしており、弟も現地校に通っていて耳にする機会が多いためか、英語よりもフランス語の発音のほうが上手になってきているようです。アニメもフランス語で見ているので、少し影響があるかもしれません。
    (ベルギー・私立小・3年生・まかろん)

  • ネイティブの先生が教える週1回の英会話があり、歌を歌ったりゲームをしたりします。子どもは楽しそうにやっています。とくに英語の歌は、意味はよくわかっていないみたいですが、家でも口ずさんでいます。英語学習に対して熱心な親が多いので、小1でもすでに子どもに差があります。英検の級取得にもたいへん熱心な親が多くて驚きます。
    (中国・日本人学校・1年生・C.K.)

  • 海外の公立小学校で、通常の授業以外にインド人らとともに英語特訓クラスにも参加しています。授業の内容やクラスメイトの話が少しずつわかるようになってきて、おもしろくなってきているようですが、何より必要に迫られて、前向きに取り組んでいます。PCはもとよりタブレット等のIT機器が多く活用されています。アプリも充実していて、学校でも家でも同じ学習アプリで勉強できます。また、とにかく本をたくさん読むことをすすめられます。家でも毎日30分の読書が推奨されています。日本で中学生用の英和辞典を買って持ってきましたが、そこに載っていない語彙も現地の小学校で多く使われています。クラスメイトの名前など、親が教える前に覚えた単語は、ネイティブの発音で話します。理屈ではありません。単にまねしているだけですが、それらしい発音が身についてきている気がします。
    (アメリカ・公立小・4年生・dosshie)

  • 海外の日本人小学校に在籍しているため、毎日英語の授業があります。低学年から、英語の授業があるため、英語に対して抵抗なく楽しんでいます。文法にとらわれず、発言重視のため、子どもたちが自由に英語を話しています。先生も、あえて細かく訂正しないので心配になりましたが、先生に確認したところ「発言することが大事なので」との回答だったため、わたしも何も言わないようにしています。文法を知らないまま英検2級に合格してしまったので、いつから家庭でも英語を勉強するべきなのか悩んでいますが、このままでもいいのかなとも思ったりしています。
    (香港・公立小・4年生・草苺)

わが家の英語にまつわるおもしろエピソード

英語ができて驚き、できなくて驚く

  • わたしの携帯電話はメールが着信すると“You’ve Got Mail”と着信音が鳴るのですが、それをすんなり「ユヴガッメーォ」と再現していました。すごっ。素直なうちの英語教育、大事。
    (東京都・公立小・2年生・やこっぺ)

  • クリスマスの夜、サンタがプレゼントを落として大きな音がしたら、“Go out!!”と、寝言で言っていました。
    (神奈川県・公立小・4年生・レール)

  • はるか昔にたっぷりと時間をかけて勉強した親を、1年ほどで追い抜いた子どものリスニング力に脱帽。洋楽も耳コピで上手に歌えて驚きです。しかし、3年半も経つのにまだ「b」と「d」、「p」と「q」の読み書きをまちがえます……。それもまた驚きです。
    (富山県・公立小・2年生・そうまま)

  • バケーション、アピール、デビューなど、日ごろから聞いたり使ったりしていると思っていた言葉も、「どういう意味か知ってる?」と聞くと、「わからない」と答えるので驚くことがあります。反対にゲームで使う言葉は英語だと気づかないで使っていたりもします。
    (大阪府・公立小・6年生・けいーーや)

  • 小学校では、小学3年生からローマ字学習が始まりました。それまでは、英会話で習うとおりのよい発音で、フォニックス的に「読む」こともできつつありましたが、ローマ字学習が始まったとたん英語脳がゼロに還元されて、すべての英語をローマ字読みするようになってしまいました。2年間は何だったんだろう、と驚きました。
    (愛知県・公立小・3年生・yummy)

  • “Stand up”と言われて、わたしが聞き取れなかったのに、子どもが先に立ち上がったとき! びっくり。
    (大阪府・公立小・5年生・あき)

  • 祖父母と海外旅行へ行くと決まったとき、海外初の小2の息子が、「わからんかったら、『ホワァッツ?』って言うといたらええねん!」とジェスチャー付きで話したことに驚きました。英単語がスッと出てきてビックリしたのと、英会話教室での息子を見たような気がしました。
    (奈良県・公立小・2年生・忙しいのよ)

  • わたしよりも単語力がないのに、自分のもっている英語でどんどん会話します。わたしたちの世代は恥ずかしがって、自信がないと会話できないのに、すごいなと思いました。
    (神奈川県・公立小・2年生・みさまま)

小さなクスッから大爆笑まで

  • Z会の英語の発音練習で、単語の発音をまねするときに、男の人、女の人の声色やトーンまでまねしているのが、必死さが伝わっておもしろかったです。
    (東京都・公立小・3年生・ラン丸)

  • 「俺は日本を愛しているから、海外には行かないから英語は必要なし!」と、母国愛を叫んでいました。
    (神奈川県・公立小・5年生・豆大福)

  • 英語とは少し異なりますが、「チャンピオン」のことを「ピョンチャン」と言っていて笑いました。「今日、ぼく、ピョンチャンやったで!」
    (京都府・公立小・1年生・K.N.)

  • 英語独特の発音をなんでも巻き舌にすればいいと思って、がんばっていて笑えます。
    (東京都・私立小・2年生・マナママ)

  • Z会の添削問題の英作文、なぜか毎回、欄外にカタカナで文を書いてから、英語の文章を書いています。頭の中にカタカナで入っているのかな? と不思議に思います。よく消し忘れているので、指摘すると、慌てて恥ずかしがって消しています。
    (宮城県・公立小・4年生・ウミネコ)

  • バブーと赤ちゃん言葉を話しているのかと思ったら、“Bamboo”を習ったところだったみたいです。
    (香川県・年長・ひらり)

  • 英語の絵本やCDなど小さいころから(強制はせず)さりげなく本棚に増やしてあるのですが、最近ようやく興味をもち始めたようで、何年もそこにあるのに、やっと発見しました。数年前に教科書に出てきたがまくんとかえるくんの英語版、エルマーの英語版、ハリーポッターなど。「ママこんなの買ってくれたの? ありがとう!」って、遅い。
    (東京都・公立小・4年生・ミコラ)

英語と日本語、混ざってる! 勘違いあるある

  • 膝が痛いとき、「ニーが痛い」と訴えてきて、笑ってしまいました。
    (東京都・公立小・3年生・こうたまる)

  • 辰年の次女は干支のたつの絵を見て「わたしはドラゴン年」と言っていました。
    (茨城県・公立小・2年生・michi)

  • 漢字の学習中、「『足』って、ソックスの『ソク』に使える?」とまじめに聞いてきて、おもしろかったです。
    (埼玉県・公立小・1年生・いちご)

  • 学校の授業参観で、先生が復唱を促すように「I’m seven years old.ハイ!」と言ったら、息子がしっかり、「I’m seven years old.ハイッ」と復唱をしていました。
    (東京都・私立小・2年生・キヨミン)

【こぼれ話】小学校入学前のかわいらしいエピソード

  • 年長のとき、ニュージーランドへ家族旅行をしました。英語に興味をもつきっかけになるかと思いきや、帰国後、本人が作った短歌は「えいごはね ぜんぜんいみが わからない きこえないふり ニュージーランド」でした。公園で遊んでいても、周りの子どもたちがどんどん英語で話しかけてきていたそう。それを全部スルーしていたとわかり、がっくり。苦笑いしました。
    (神奈川県・公立小・3年生・わっしーまま)

  •  幼稚園のときに母親を“That’s OK!”となぐさめてくれました。
    (広島県・公立小・4年生・ずー)

  • 「ジャガイモって英語でなんて言うか知ってる?」と聞いてきた息子。「なんて言うの?」と聞くと得意満面で「ジャガー!」と巻き舌で教えてくれました。幼稚園のころの話ですが。わが家はまだまだ英語学習には遠い環境です……。すこしあせりました。
    (静岡県・公立小・2年生・sawa)

  • 2歳のころの話ですが、わたしが子どもに急いでほしくて「ハーリーアップ!」と言ったら、「お母さん、ハーリーアップ! じゃなくてHurry up!(フーリーアップ!)よ!」とやたらとよい発音で訂正されたことがありました。小さな子どもの耳はやはりすごいなと思いました。
    (京都府・公立小・3年生・くわくわ)

いかがでしたでしょうか。今回の記事は、特別に2号連続で更新します!
7月12日(木)更新の次回は、Z会小学生コース専科英語を受講されている方に、お子さまの英語学習への取り組みについてうかがったインタビュー記事を掲載いたします。お楽しみに!

★小学生コースをご受講中の方へ★受講途中の専科英語の追加は「Z会MyPage 1039ねっと」の【申込・変更手続き】→【受講内容の変更】から簡単に行えます。

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