小学生コース/小学生タブレットコース6年生学習Topic
定期テストにどう取り組むか?
2019.11.28
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6年生の「学習Topic」では、中学に向けた心がまえを中学生向けコースの学習アドバイザーよりお伝えします。今回は、中学生活の大きな課題となる定期テストに向けて、どのように対策すべきかをお伝えします。
小学校のテストとの違い
小学生にとって、中学で新しく始まる定期テストは未知の世界。どういうテストなのかわからず、不安に思ってしまうかもしれません。具体的に、小学校のテストといったい何が違うのかをご説明します。
(1)決められたテスト期間がある 学校全体でテスト期間が決められている。学校によって、回数や時期は異なるが、学期ごとに中間テスト、期末テストなど、年に数回実施される。テスト範囲は、各教科の先生から1~2週間前に発表される。部活動もテスト期間に合わせて活動を縮小するところが多い。 |
(2)テスト範囲が広い 単元ごとではなく、その学期の対象期間に学習した範囲すべてがテスト範囲となるので、学習すべきことが多くなる。 |
(3)点数が取りにくい 応用問題の比率が高くなるので、小学校のテストより難しく、平均点が低い。 |
定期テストは苦手をつぶす機会にしよう

定期テストは中学生にとって、学習理解度のバロメーターとなるものです。順位がつき、内申点にも影響し……ということから、負担・プレッシャーに感じてしまうお子さまもいらっしゃいますが、一方で、明確な目標を定めて学習し、苦手をつぶしていく、という勉強のサイクルを確立するよい機会でもあります。3年後の高校受験では、中1・中2で習った内容も多く出題されますので、直前の追い込みだけでは対応できません。定期テストを契機とし、学期ごと・学年ごとに、不得意科目・分野を確実に減らしていくことが大切です。
保護者は「つかず離れず」の距離感で学習環境作りのサポートを
お子さまが自立し、また学習内容も難しくなる中学生以降は、保護者の方のサポートは、「勉強を教える」ことよりも、「学習環境を整える」ことが中心になってきます。リビングで勉強をしているようであればテレビを消す、テストへの不安を訴えるようであればじっくり聞いてあげるなど、お子さまが学習しやすい環境作りをぜひ行ってください。
また定期テストの結果は、保護者の方にとっても気になるものでしょう。どうしても得点や順位ばかりに目が向きがちですが、定期テストは「勉強の仕方」に問題がないかを確認する機会です。結果に一喜一憂せず、「どこが問題だったか」「これからどうしていけばよいのか」を、お子さま主導で考えさせ、それに対してアドバイスをしてあげてください。
思春期のころは、保護者からの押しつけは疎ましく思うものの、完全に本人任せにしてしまうと、突き放されたように感じてしまうものです。干渉しすぎず放任もしないという、「つかず離れず」の距離感を心がけてください。
次回、12/26(木)更新の6年生学習Topicでは、中学生活での大きな目標となる「高校入試」についてお伝えします。ぜひご覧ください。
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