中学受験コース6年生学習Topic

お子さまの苦手を克服するための保護者のサポート

保護者の方がお子さまの苦手を把握して対策を立てるための方法をご紹介します。

6年生の生活にも慣れて、勉強でも自分のペースがつかめてきたころではないでしょうか。受験で結果を出すためには、ただ問題をたくさん解くだけではなく、「苦手」をしっかりと把握し、秋までには克服しておくことが大切です。
とはいえ、お子さまが一人で勉強に打ち込みつつ、自分を客観的に見て、苦手を克服していくのは、なかなか難しいものです。

苦手を洗い出す

そこでまず、保護者の方に行っていただきたいのは、過去の「到達度テスト」や、「てんさく問題」の成績を振り返ることです。「到達度テスト」の成績は、お子さまのタブレットの「成績ランキング」からだけでなく、「Z会MyPage 8739ねっと」の「添削問題・成績」からもご覧いただけます。

振り返る際、公開模試の成績も含めるとよいでしょう。大手中学受験塾が主催する公開模試では、出題範囲のない実戦的な総合問題が多く出題されているので、今まで気づかなかったお子さまの苦手傾向を知ることができます。

そして、解けなかった問題やまちがえた問題をノートやメモ帳に書き出します。あとで振り返りがしやすいように、書き出した苦手に該当する問題や解答をコピーなどしてファイリングするのもよいでしょう。得点できない問題を集めることで、対策すべきもの(=苦手)が可視化できるからです。写真のように教科や単元ごとにインデックスをつけて管理をしてもよいですね。

もしかしたら「このときはわからなかったけれど、今はもう解ける」ということがあるかもしれません。確認のためにも、時間を見つけて抜き出した問題のうち難度が低そうなものを解き直してみましょう。すぐに迷わず解けるようならその問題は苦手リストから外し、ファイリングからも抜き取ってしまいましょう。まだ苦手としているようならば、次の項目でご説明するように、苦手の分析に移っていきます。

3・4年生時の教材を活用

あまりに単元理解ができていないなど、苦手の度合いが強い場合には、該当単元に関連する過去の教材を見直してみるのも有効です。ある程度問題演習を積んだ今、要点や解き方を見直すことで、すっきり知識が整理されることもあります。お子さまが以前の教材に戻ることに気乗りしないようでしたら、はじめは保護者の方がそばで音読するなどして、お子さまが復習の効果を実感できるようにしてあげるとよいでしょう。

苦手の分析をする

苦手の洗い出しが終わったら、次は、苦手の分析に取り組みます。
お子さまの苦手は、次のうちどちらでしょうか。

  1. 単元自体が苦手
  2. 出題形式が苦手
苦手問題だけに取り組む「苦手ノート」を作って、答えを覚えてしまうほど何度も解くという方法で苦手対策をしたZ会員も。入試前日に、取り組んだノートの数を見て自信になったという声も聞かれました。

実は、内容そのものを苦手としているわけではなく、たとえば「計算問題の特定手順でよくまちがえる」「記述問題で第三者に伝わる文章が書けない」「選択肢が長い文章だと細部まできちんと検討しない」といったように出題形式が苦手なだけだった、というのはよくあることです。ですから、たとえばテストや模試で苦手を分析する場合は、分野別に苦手を見ると同時に、大問別や出題形式別でも見て、お子さまが“本当は何を苦手にしているのか”をきちんと把握してあげることが重要です。
単元自体が苦手なら「エブリスタディ アドバンスト」などを例題から解き直す、出題形式が苦手なら問題数をこなして感覚をつかむなど、対策法も違ってきます。苦手をそのままにせず、苦手の原因を明らかにし、効果的な対策法を見つけていきましょう。

苦手をつぶすためのノートの活用

模試でまちがえた問題はノートに書き写したり、コピーをノートに貼ったりし、わかるまで復習することをおすすめします。とくに、弱点を把握することを主目的とした実力判定系の模試の場合には、すべての問題をわかるまで繰り返し復習することを、今から習慣づけましょう。

一緒に苦手に向きあう

苦手の分析が終わったら、短くてけっこうですので、お子さまと話し合う機会を設けてください。ただし、苦手部分を責めたり問い詰めたりするのではなく、「こういった問題をこれからできるようにしよう」と、本人に確認を取ったり、また本人に自覚があるかどうかを確かめたりすることが目的です。苦手とその対策を親子で共有することで、やるべきことが明確になり、ただやみくもに復習をする非効率さがなくなります。

また、いくら「この学校に入りたい」という強い希望や、「勉強をがんばるんだ」という情熱をもっていたとしても、苦手に向きあうのはだれでも気が進まず苦しいものです。ましてや一度取り組んだことのある問題ならなおさらです。ですから、子どもからはなかなか率先して取り組みにくい「苦手対策」は、保護者の方がお子さまを主導して進めていただきたいのです。

6年生の入試直前期になれば、「この苦手対策はせず、こちらの得意を伸ばして点をとろう」という戦略を取ることも考えられますが、秋に入るまでの時期ではまだ苦手をなくすためにまんべんなく対策をしたいところ。ぜひ、お子さまと一緒に苦手を把握し、対策を立て、効率的に克服していっていただければと思います。

お子さまの苦手を克服するためのポイントをまとめました。

次回トピックは6月13日(木)更新予定です。

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