小学生コース2年生学習Topic
【2年生】どんなふうに過ごしたらいい? 夏の計画術
2020.6.25
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暑くなるこの季節、子どもの学習ペースも乱れがちですね。ふだんより余裕がある場合でも、計画が何もないといつの間にか時間が過ぎていってしまうもの。有意義な夏にするために、まずはお子さまと一緒に計画を立ててみましょう。今回は夏にやっておきたい学習と計画を立てるヒントをご紹介します。
昨年の夏休みを振り返ってよりよい過ごし方を考える
昨年の夏休みはどのように過ごされましたか? 今年は多くの学校で夏休みが短縮となりますが、貴重な夏休みの過ごし方を考えるために、まずは昨年の夏休みを思い出して改善点を探ってみましょう。夏休みに陥りがちな失敗と、その改善点をご紹介していきます。また、昨年の夏休みの過ごし方が成功だったという方には、より充実した夏休みの過ごし方のヒントをお届けします。
【昨年の失敗例 その1】夏休みの宿題がうまく進められなかった
夏休みの宿題はできるかぎり早めに終わらせたいものですが、低学年のうちは宿題の量も多くないためかえって後回しになってしまうこともあるようです。
学童保育に通われる場合は、夏休みのほうがふだんより時間をとりにくい、というご家庭もあることでしょう。
ふだんと同じ生活サイクルで、学校に行っている時間を夏休みの宿題にあてて、早めにやるようにしましょう。
学童保育などに通われる場合は、運営団体によって宿題にどれくらい取り組めるかが異なりますので、昨年の様子からドリルなど学童保育でやれそうな宿題を選んで持たせましょう。もし、一人で取り組めそうな宿題がない場合は、ふだん家でやっている『ドリルZ』を学童保育でやってその分の時間を宿題にあてる、Z会を少しお休みして先に宿題を進める、など調整しましょう。
【昨年の失敗例 その2】計画倒れしてリカバリーできなかった
夏休みによくある失敗は、計画が予定通り行かなかったときに、そのままリカバリーできずに後ろの計画が実行できずじまいになってしまうことです。時間があると思うとつい予定を詰め込みがちになりますが、計画はそのとおりにいかないものと割り切り、ゆとりをもたせておきましょう。体調を崩すなどして計画に取り組めなくなってしまったときのために、あらかじめ「いざというときは切り捨てる予定」を決めておいてもよいでしょう。
より充実させるために 夏の「目標」を決める
まずは親子で夏の目標を書き出し、①やるべきこと ②ぜひやりたいこと ③時間があればやりたいこと、という3段階で優先度をそれぞれ考えてみましょう。勉強でも勉強以外のことでもかまいません。次に、それらを「いつまでに」やる必要があるかを考え、優先度が高く期限のあるもの(宿題、Z会など)から夏の予定表に入れていきます。このとき、無理のない範囲で予定を立てることが大切です。今年は夏休みの期間が短い地域も多いため、夏休み中に終わらなくてもよいと決めたり、夏は目標達成のための準備期間としたりしてもよいでしょう。
大切なことは、保護者の方がやるべきだと思うことを押し付けるのではなく、お子さまのやりたいことを聞いて、親子で相談して決めることです。「自分で目標を決め、達成する」という体験をさせることが、今後の意欲につながります。ぜひ、お子さま自身がその達成感を味わえるよう手助けをしてあげてください。
時間があれば今までの教材に取り組もう!
今までの教材でまちがえたところや、やり残しているものがある場合は、この時期の学習計画にぜひ組み込んでください。
やり残していた「てんさく問題」「けいけんシート」に取り組んだ場合は、Z会まで提出してください。添削有効期限は約1年間ですので、きちんと添削してお返しします。
予定は詰め込みすぎないようご注意を
2020年は長期休校となったことで、夏休みにできるだけ学習を進めたいという保護者の方のお考えもあるかもしれません。しかし、予定を詰め込みすぎると夏休み明けに疲れを残してしまう可能性もあります。無理をしすぎていないか、疲れは残っていないかなど、お子さまの様子を見てあげるようにしてください。
8月号では『夏休みエブリスタディプラス』をお届け!

国語と算数に毎日1ページずつ取り組む問題集『夏休みエブリスタディプラス』を、8月号教材と同封でお届けします(7月末到着予定)。
ぜひ、夏休みの学習にお役立てください。
※通常の夏休みを想定した教材を提供しております。学校の状況などに合わせて、適宜使い方を変更してお取り組みください。
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来月の「学習Topic」(7月23日更新)では、夏休みにやっておきたい「振り返り」についてご紹介します! |