読者のひろば
動画サイトを見る?見ない?
2021.6.10
2.8K
おたよりコーナー「読者のひろば」は、「Z-SQUARE」読者の皆さまと一緒につくるページです。毎月のテーマにそったアンケートの結果や、皆さまから寄せられたおたよりを紹介していきます。子育てのお悩みに共感したり、ヒントをもらったり……。忙しい日々の息抜きに、ぜひご参加ください。
動画サイトを見る?見ない?
今月お送りするテーマは「動画サイトを見る?見ない?」です。5月13日~6月9日にかけて募集したアンケートの結果をお送りします。
お子さまの動画視聴の頻度とご家庭で気をつけていること
★よく見る
- 家族でクイズ動画を好んで見ています。子どもも一緒に見て知識を増やせますし、「楽しい!」から学びを始めることもできます。PCはリビングに置いていて、常に保護者の目に入るところで動画を見るように心がけています。動画は玉石混交なので、質の良くない動画も目にしてしまうことがあることが心配ですが、もう6年生なので自分で見分ける力をつけていってほしいと思っています。
(神奈川県・6年・kirby)
- 親と一緒に見ています。何でも調べたら出てくるし、調べなくても出てくるので、取捨選択がなかなか難しいです。でも、昔は触れることもなかった無限の情報に接することができるので、いろんな可能性、刺激を受けます。ルールを決めて、野放しではなく、家族で楽しむものとして付き合っていけば、とても良いツールだと思います。
(兵庫県・4年・ゆうまま)
★たまに見る
- 子どもが自分自身で検索・閲覧することはなく、子どもの成長に有益である動画を親が見つけたときに一緒に視聴しています。最近では国際宇宙ステーションに滞在していた野口聡一宇宙飛行士が宇宙から配信していたYouTube動画を親子で見るのが楽しみでした。
(東京都・4年・ムッちゃん)
★ほとんど見ない
- 図書館などに出かけなくても自宅で思いついたときにすぐに調べたり確認したりできるところが良い一方で、本や辞書で確認する作業を怠ってしまったり、見せっぱなしになり、時間が過ぎてしまったりすることが心配です。運動に関するものなど、親子で一緒に取り組める内容のものは一緒に見ますが、子どもに携帯を持たせず、あくまで保護者主体で見るようにしています。
(宮城県・1年・せいせい)
★全く見ない
- 検索するとなんでも出てくるだけでなく、関連するものがどんどん表示されてしまうので、そこの我慢ができないのではないかと心配になります。YouTubeやTikTokなどはほとんど見せていません。本人からも見たいと言わないからです。
(東京都・1年・nyoryo)
動画サイトとの付き合い方、工夫など
- 調べ物や知識を増やすツールとしては非常に便利だけど、アニメなどの娯楽性のあるものを長時間見ないか心配です。
わが家のルールとしては、宿題やその日の勉強をすべてやればテレビもゲームも2時間はOK。できていないのにテレビなどを見たら翌日の権利はなしです。これは親が一方的に決めた訳ではなく、子どもと話し合って決めました。ツールを与えた後からの後出しルールは卑怯だと思うので、できるだけ先に子どもとルールを決めるようにしてます。もちろんルールの見直しも子どもを交えてときどきやります。
(大阪府・5年・K.T.)
- 動画サイトにはさまざまな情報があり、なんでも気になったことを自ら調べようとするので、知識欲を満たすツールになると思います。一方で根拠のないものもあるため、適切な情報なのかを見極める力を養う必要があると感じます。また、YouTubeなどは放っておくといつまでもどんどん動画が流れてくるので、利用時間の管理をしないとずっと見続けてしまいそうです。わが家ではYouTubeで見たいものがあるときはなるべく一緒に見たり、時間を決めたりするようにしています。
(兵庫県・1年・みさみさ)
- われわれ大人にとっては、判断力や時間の制限があるなかで出てきたサービスなので、「+αの参考」という前提があり、自分に適切な頻度を判断しやすいですが、物心ついた頃から触れている子どもには「あって当然」のものなので、そもそもの感覚が違うのかな、と思います。そのなかでの「適切」を身につけさせるには、習慣とほかに大事にできるもの、熱中できるものを見つけることも重要かな、という気がしています。子どもと一緒に歌やダンスの練習、手作り品の参考として使っています。
(東京都・4年・C.M.)
フリートーク
「Z-SQUARE」読者の皆さまとわかちあいたい日常のエピソードをご紹介するコーナーです。
- 兄と会話しているとき、
「そういうのって、『シカウマ』だよ、あれ?ヤギ?ウマ?」
とぶつぶつ言っていたので、
「もしかして……ヤジウマ?」
と聞いたら、
「それそれ!」
と、まだまだ可愛い3年生の言いまちがいでした。
「ウマシカじゃなくてよかった、馬鹿になっちゃう!」
と自分でツッコミも忘れていませんでした。
(埼玉県・3年・りんご)
━ 編集部より ━
スマートフォンやタブレット1つでさまざまなジャンルが見られる動画サイト。いつでもどこでも見られる一方で、情報の信憑性に対する疑問や多くのなかから取捨選択する「眼」など、保護者のサポートが必要という声がありました。動画サイトの注意点とうまく付き合いながら、お子さまの知的好奇心を高めたり、保護者との楽しい時間になったりするような使い方を模索していきたいですね。
「Z-SQUARE」6月号編集後記
ストレスはだれにでもあるものですが、今はとくに、だれもが否応なく高いストレスにさらされながら日常を過ごしていると言えるのではないでしょうか。今回の特集は、「新しい生活様式」下でのお子さまのストレスに向き合う一助になればとの思いで、数年前のインタビューをもとに再構成したものです。ご協力いただいた越川先生には改めてお礼を申し上げます。(う)
★「子どものストレス 〜「心の筋肉」を鍛えて上手につきあうには」はこちら★
今回の「みんなのZ会体験記」では「苦手を克服するには?」というテーマをお届けしました。お子さまの苦手克服/得意を伸ばすためには、お子さまの自信がつくような声かけや、興味がわくような声かけをこころがけている方が多いようです。記事内には声かけの具体例も。ぜひご覧ください!(ふじ)
次回は7月8日(木)更新! 投稿に参加された方にはプレゼントも!
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○テーマ(募集期間:6/10~7/7)
今月募集するテーマは「今年の夏こそは……。」です。まだまだ制約の多い生活が続きそうですが、学校がある時期と比べ自由度が高い夏休みだからこそ、充実した時間にさせてあげたいとお思いの方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、皆さまが制約の多いなかで「充実した夏休み」にするために工夫されていることについてお聞きします。
○フリートーク
お子さまのおもしろエピソード、子育ての悩み・工夫、オススメの本、ちょっとつぶやきたいことなど、内容はなんでもOK! 掲載された投稿に対する感想やアドバイスも大歓迎です。
※「読者のひろば」は毎月第2木曜日更新です。