東大料理愛好会レシピ

脳の活性化が期待できる…レシチン

東大料理愛好会のメンバーが小さいころによく食べていた体験をもとに、頭がよくなる栄養素とレシピをご紹介します。

子どものころこんなものを食べていました-レシチン編-

椎名さん(獨協大学 ドイツ語学科2年)男性
家政大学出身の母と、料理人である祖父をもつわたしは幼いころから食について関心をもち、高校生のころから自分でお弁当を作るようになりました。その際、母が昔使っていた栄養素についての教材を読み、レシチンの存在と効果を知りました。レシチンは大豆や卵黄などといった、調理のしやすい食品に多く含まれています。そのため、毎日のお弁当の1品に卵焼きや煮豆を加えたりと、簡単に摂取することができます。日々の積み重ねがとくに重要である、語学をおもに勉強しているわたしにとってレシチンは強い味方であり、今でも陰から疲労回復や記憶力向上の手助けをしてくれているのではないかと思っています。

春山さん(東京大学 教養学部文科三類 2年)男性
わが家の食卓には、けっこう頻繁に大豆食品が登場していた気がします。頭と体によさそうだから、調理が楽だから、親のダイエットにつきあわされて……。いろいろな場面で、手軽に取れるヘルシーなタンパク源として重宝していました。
とくに豆腐は、さまざまな調理法があり、飽きずに食べられる食品。麻婆豆腐は、大好物の一つでした。また、レシチンは熱に弱いそうですが、豆腐はそのまま食べてもおいしいのも利点かな、と思います。

板山さん(東京女子大学 現代教養学部心理学専攻2年)女性
わたしは小さいころは豆腐が苦手だったのですが、小学生のころによく給食に出ていた豆腐ハンバーグや揚げ出し豆腐でだんだんと克服していき、今では好きな食べ物の一つです。豆腐はレシチンを多く含むだけでなく、おかずやスイーツにも取り入れてアレンジできる食材です。また、レシチンにはコリンという物質が含まれていて、自律神経にも効果があります。とくに受験期のお子さまには1回1回の食事によって、疲れた脳と心を癒してもらいたいです。

古谷さん(東京女子大学 現代教養学部2年)女性
豆腐のおやつや納豆をよく食べていました。レシチンは大豆に多く入っているとされています。ですが豆腐をあまり好んで食べなかった私に、昔から母が豆腐ドーナツや豆腐白玉などの豆腐を混ぜたおやつをよく作ってくれて、おいしく食べていました。また納豆も好きでふだんからよく食べていましたし、とくに受験期は毎日のように食卓に出ていました。そのころはただ「健康にいいらしい」というざっくりとした認識だったのですが、それが脳を活性化させ、集中力や記憶力を高めることにつながっていたのだと思います。

ほうれん草のピーナッツ和え

材料(2人前)

ほうれん草 ・・・・・・・1/2束
バターピーナッツ ・・・・20g
しょうゆ ・・・・・・・・大さじ1
砂糖 ・・・・・・・・・・小さじ1/2

作り方/レシピ

(2)バターピーナツをたたく

<手順>

(1)ほうれん草はさっとゆでて冷水にさらし、水気を切り、約5cm幅に切ります。
(2)バターピーナッツはビニール袋やジップロックに入れ、上からめん棒でたたき、細かく砕きます。

(3)すべての材料をあえる

(3)ボウルにすべての材料を合わせ、あえます。器に盛り付けて完成です。

レシピのポイント!

レシチンというと大豆製品を思い浮かべる方が多いと思いますが、落花生(ピーナッツ)にもレシチンは豊富に含まれています。ピーナッツを砕く前にフライパンで軽くローストすることで、香ばしさが増して、よりおいしく食べられると思います。お手軽なレシピですので、日々の食卓だけでなく、お弁当のおかずにも是非お試しください。

-実際に作ってみました!-

ピーナッツの食感が楽しく、風味もよかったのでおいしく食べられました。

 

アスパラガスとエリンギの豆乳カルボナーラ

材料(2人前)

パスタ ・・・・・・・・200g
卵(卵黄のみ)・・・・・2個
豆乳 ・・・・・・・・・300㏄
ベーコン ・・・・・・・60g
エリンギ ・・・・・・・1本
アスパラガス ・・・・・2~3本
塩・こしょう ・・・・・少々
粉チーズ ・・・・・・・少々
オリーブ油 ・・・・・・大さじ1

作り方/レシピ

(2)卵液を作る

<手順>

(1)エリンギは短冊切りに、アスパラガスは斜めに切ります。
(2)卵黄、豆乳、粉チーズを混ぜ、卵液を作ります。

(5)パスタを混ぜ合わせる

(3)鍋にたっぷりのお湯を沸かし、パスタをゆでます。あとでソースにパスタを加えるので、ゆで時間の1分ほど早くにザルにあけます。
(4)フライパンにオリーブ油をひき、ベーコン、アスパラガス、エリンギを炒めます。ベーコンに焼き目がつき、野菜に火が通ったら、弱火にし、用意しておいた卵液を加えます。
(5)ソースにとろみが出てきたら、水気を切ったパスタを加え、混ぜ合わせます。皿に盛りつけ、お好みで粉チーズや黒こしょうなどをかけて完成です。

レシピのポイント!

レシチンが豊富に含まれている卵黄と豆乳を使用しました。生クリームや牛乳を使うところを豆乳にすることで、レシチンを摂取できるだけでなく、カロリーを控えることもできます。お子さまにも人気なカルボナーラの豆乳アレンジで、記憶力アップに期待できます。ぜひお試しください。

-実際に作ってみました!-

豆乳を使ったことでよりコクが出ていて、おいしく食べられました。色々な野菜でアレンジできそうなメニューです。
 

レシチンにはこんな効能が!

レシチンはギリシャ語で卵黄を意味する「レシトス」に由来しています。数種類あるリン脂質の総称で、ホスファチジルコリンとも呼ばれています。また、レシチンはわたしたち人間の体内に存在するリン脂質としては最も多く、約60兆個ある細胞の細胞膜を構成している成分です。学習や記憶、睡眠に深くかかわりがあります。

レシチンの特徴として、乳化作用があげられます。レシチンを構成するリン酸とコリンは親水性、グリセリンと脂肪酸は親油性であるため、水と油どちらともなじみやすい性質を持っています。この乳化作用によって、細胞内の水溶性物質と脂溶性物質を溶け合わせ、細胞内に栄養を取り入れること、細胞外に老廃物を排出することが可能となります。この性質をいかし、レシチンはケーキやアイスクリームなどといった脂肪分の多い食品の乳化剤(食品添加物)として使用されることがあります。

「レシチンは記憶力によい」という話はよく耳にしますが、レシチンは記憶をつかさどる伝達物質、アセチルコリンの材料でもあります。つまり、レシチンが欠乏していると神経伝達物質であるアセチルコリンの量が減ってしまい、情報がうまく伝達しなくなってしまいます。それが記憶力の低下につながるのです。

レシチンは原料が何であるかによって「大豆レシチン」と「卵黄レシチン」に大きく分けられます。この二つに含まれているレシチンの効果に大きな違いはありません。レシチンを含む食品は、卵や大豆製品といった日常生活で口にすることの多いものです。日ごろから少しでもレシチンの存在を意識して食事をすることで、記憶力や集中力の向上が期待できるのではないでしょうか。

 

 

*この記事で紹介しているレシピはアレルギー対応はしておりません。アレルギーをお持ちの方はご注意ください。

東京大学料理愛好会

東京大学を中心に、さまざまな大学・専門学校に通うメンバーで構成されている。都内のキッチンスタジオで週に1度調理実習を行い、腕を磨く。
最近では、NHK総合テレビ『あさイチ』にメンバーが出演したり、大手回転寿司チェーンかっぱ寿司にメニュー提供など積極的に活動。
著書に『東大料理愛好会 頭がよくなるレシピ』など。

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