【Z会】学校向けオンライン英会話 導入事例02

授業の先に必ず実践がある英語教育。実践を見据えたオンライン英会話の活用

三重県
皇學館中学校
小林 誠治 先生

導入概要
・Active Discussion  中3  20回
・Mind Map Low Beginner / High Beginner 中3  20回
※英語は習熟度で講座を分けているため、講座の生徒にあわせて受講コースを変更。

取り組み概要
・地元にいても、将来必要になる英語(生活のための英語教育)
・授業の成果を試せる実践の場を用意し、生徒のモチベーションを維持
・ネイティブ教員の授業とオンライン英会話はコミュニケーションの違いで使い分け

 

オンライン英会話の導入のきっかけ

 急速にグローバル化が進む昨今、国内外問わず様々な国籍やバックグラウンドを持つ人々とコミュニケーションを取る機会がますます増えると考えられます。生徒たちの身近にもグローバル化を感じる動きがあり、5年ほど前からオンライン英会話を校内で導入しました。
 皇學館中学校は観光地が程近く、お店を営んでいる保護者の方もいらっしゃいます。近年、外国人観光客が増えてきているため、「英語でのコミュニケーションの重要性を感じている」というお話を保護者から伺うことが多くなりました。子どもたちも身近に英語が必要な場面に触れるのを見る機会が多いようで、将来、地元に残っても、世界で活躍するにしても、英語を「話す」「聞く」ということに焦点を当てた英語指導をさらに実践していく必要性があると感じました。そこで、英語の発話量を絶対的に増やすことができるよう、オンライン英会話をグループ単位からマンツーマンレッスンに切り替えました。

 

授業での活用方法

 中学3年生は、週に7時間英語の授業があります。そのうち、2時間はネイティブ教員の授業、5時間は日本人教員の授業となっており、日本人教員の5時間のうち、1時間をオンライン英会話の授業としています。中学1・2年生はGrammarベースの他社のオンライン英会話を活用していますが、中学3年生のS講座とα講座(英語は習熟度に分けて授業を実施)の生徒は、海外修学旅行や留学生を招いたガイドツアー、総合的な学習の時間を見越してコースやトピックを選んでいます。

 (コロナ禍の前、)修学旅行では、マレーシアとシンガポールを訪問しており、マレーシアでは、現地のインターナショナルスクールに通う生徒と交流したり、ホームステイ形式で村での生活を体験したりします。シンガポールでは、シンガポール大学の学生に町をガイドしてもらいます。この修学旅行にむけて、事前に「趣味」「洋服」「マナー」「季節」「スクールライフ」「文化・伝統」などのトピックを選んで、現地の方と様々なトピックについて話ができるように取り組みを行っています。中学3年生の3学期になると、留学生を招いて伊勢神宮を案内するガイドツアーという取り組みを行っており、実際に自分たちが案内する際に必要となる「ホームタウン」「トラベル」「文化・伝統」といったトピックを選択し、留学生とのコミュニケーションの準備ををすすめています。

 中学3年生で導入しているMindMapやActive Discussionの教材は、生徒の思考の広がりを助けてくれるように工夫された構成となっており、他国の方との交流の際には話題を広げてコミュニケーションが取れるようになったと感じています。英語を話せるようになるということを目的にするのも良いですが、英語力を鍛えた後に生徒たちが世界を広げられるような取り組みにも力を入れたいと考えており、常に授業の内容が修学旅行や学校行事で実践できるようなカリキュラム設計をしています。

 

ネイティブ教員の授業とオンライン英会話授業の使い分けについて

 ネイティブ教員の授業とオンライン英会話はコミュニケーションのタイプによって使い分けています。ネイティブ教員の授業では、ペアワークやグループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなどの取り組みを積極的に行い、オンライン英会話では、1対1のコミュニケーションを重視しています。発話量を増やしたいということはもちろんですが、間違えることを気にせずに、個々のペースで会話を楽しむことができるのがオンライン英会話の魅力です。発音の矯正などもしてもらえ、1対多では実現が難しい指導をしてもらうことができています。

 

オンライン英会話導入による生徒の変化

 中学1年生は、話せる材料が少ない段階でオンライン英会話に取り組んでいますが、「わからないことや間違えにはこだわらず、コミュニケーションを楽しみましょう」と指導しています。週1回程度の頻度で取り組んでいると、やはり英語でやりとりをすることにも慣れてきています。何度も使うフレーズは覚えていき、少しずつ質問ができるようにもなってきているため、生徒もだんだんと楽しくなっているのか、モチベーションを高め、自発的に学習を進めようとしてくれています。

 中学2・3年生になると、外国人と話すことに対しての抵抗感はほぼ無くなっているように感じています。修学旅行中においても積極的にコミュニケーションを取ろうとしている生徒が多く、英語を苦手としている生徒も一生懸命に話そうとする姿勢が印象的でした。そのような姿を見て本当に頼もしく感じましたし、英語の時間などで学んだことを実践でき、生徒たち自身もスキルアップを実感していたようです。

 学習面ですが、他社の模試において、リスニングの平均得点がかなり高まってきています。「話す」だけでなく「聞く」ということにも良い影響を与えているのだと思います。また、人数での単純比較が難しいですが、中学3年生でほとんどの生徒が3級を取得している中で、英検準2級や2級を取得する生徒がかなり増えてきています。

 

今後の取り組みについて

 現在、課題に感じているのは、Speakingの成果を客観的に複数回に渡って測れていないことです。タブレットが1人1台時代となり、個別最適化の学習が叫ばれる中、そのような測定結果を元に、子どもたちにあった学習環境を提供していければと考えています。

 

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