差がつく一問_第1弾(東大日本史編)

まずは、2019年度の「東大日本史」を俯瞰しよう

はじめに、問題構成や出題傾向をおさえて、

「自分が受ける入試問題」を想像しましょう。

第1問  【難易度:標準】
●出題形式・テーマ
摂関政治期の貴族社会と日記(論述)

●問題の内容・分析
A 「上級貴族に求められた能力」を提示文から読み取り、「先例」という語句に着目して、解答をまとめればよい。
B 「日記が書かれた目的」と合わせて、その目的が生じた背景についても、提示文から読み取って解答に盛り込みたい。120字と字数が多めである。情報を羅列した解答にならないよう注意しよう。

第2問  【難易度:標準】
●出題形式・テーマ
鎌倉幕府と朝廷の関係(論述)

●問題の内容・分析
A 提示文の読み取りと、基本的な知識で対応できる問題である。承久の乱についての説明と、承久の乱による朝幕関係の変化について述べればよい。2つの要素をバランスよく解答に盛り込みたい。
B 提示文と系図から読み取った情報をもとに、設問Aや両統迭立に関する知識も踏まえて考察する。

第3問 【難易度:標準】
●出題形式・テーマ
江戸時代の貿易と産業政策(論述)

●問題の内容・分析
A 提示文から読み取った情報をもとに、政策の「背景」と「意図」を考察する。時代背景として、17世紀後半の金銀産出量の減少を、知識から想起し、解答に盛り込めたかどうかで差がついただろう。
B 提示文から読み取れる情報は少ないので、知識をもとに考察する。まずは、提示文に挙げられた生糸・朝鮮人参・砂糖に共通する「用途」を特定する必要がある。その上で、社会・経済といった時代背景に関する知識と消費生活の動きを結び付けて考えよう。

第4問 【難易度:標準】
●出題形式・テーマ
近・現代の機械工業の発展(論述)

●問題の内容・分析
A 大戦景気がなぜ機械工業の発展につながったかを説明する問題である。史料から読み取れる「機械工業の活況」の背景にある「国内外の需要」を、どうまとめるかがポイント。
B 朝鮮戦争による特需景気の時期の機械工業について説明する問題である。1950年代の経済についての知識が求められた。

※ 難易度は東大受験生を母集団とする基準で判定しています。

合否の分かれ目は?

▼第3問で差がついた

第3問は、東大受験者にとって、決してハイレベルな設問ではありませんでした。しかし、合格者・不合格者の間で、答案の出来に差がつきました。

▼差を生んだポイントは…?

まずは、提示文に示された政策を、設問要求に即して捉え、端的に説明できたかどうかで差がつきました。

さらに、合格者・不合格者の間で最も差がついたポイントは、政策の背景として「銀(貿易の支払いに用いた)の国内採掘量減少」を指摘できたかどうかでした。この知識自体は基本的なものですが、論理的な解答にするために、提示文から得た情報のみで解答をまとめるか、関連する知識を用いて論を補強するべきか、を適切に判断する必要がありました。

東大型の論述問題でどれだけ演習を積んできたかで、差がついたといえるでしょう。

差がつく一問は、

≪第3問設問A≫

 

●どんな問題?

 

あなたならどう解く?目標点は…?

実際に東大を受験したZ会員の先輩が、「再現答案」を作ってくれました! さらに、その答案をZ会が添削。過去問演習を効果的に進めていただくために、以下のポイントを解説します。

合格に必要な目標点は?

ここで差がつく!間違えやすいポイントは?

東大攻略のために必要な対策は?

東大対策のプロであるZ会の科目担当者が徹底分析。合格への戦略が立てられます。
この続きは9月下旬より公開予定です!

ほかの科目の「差がつく一問」を見る